タイルのモザイク・Ⅱ [写真]

写真・赤茶色のモザイク.jpg

吉祥寺駅ビル・アトレ地下の、柱の下に施されたタイルのモザイクの一部。
PC上の色調加工で ちょっとレンガ色っぽくしてみやした。
この場所は、2015年11月にも撮影し、その時は緑色っぽく加工して公開したので、今度は反対色でいってみようと思いやした。
あっしなりにでやすが、どちらもそれぞれに成立はしてやすが、自分の好みからすると今回の色調のほうが好きかな。

吉祥寺の街、、、もはやすっかり世界中から人が押し寄せる大観光地と化してしまい、「中央線三寺文化」と呼ばれていたのも、今は昔となってしまいやしたね。
かつての面影を偲ばせるものは、ライヴハウスの曼荼羅くらいでやしょうか。

「中央線三寺文化」ーーー東京に縁のない方やお若い方はご存じないとお察しするので、簡単に説明しやすとーーー
1970年代、国分寺 高円寺 そしてこの吉祥寺の三つの街は、元ヒッピーやヒッピーもどきや素人玄人入り乱れたフォークやロックのミュージシャンが独自の文化を謳歌していた独特の街だったのでやす。
三つとも中央線沿線に在り、三つとも「寺」が付くところから、いつしかそう呼ばれるようになりやした。
当時は中央線沿線は物価が安く また過去に文士も多く住んでいた事などから、こういった文化の花を開かせ易かったようでやす。

しかし、吉祥寺は上記のように すっかりイマドキのオシャレな街になり、国分寺も丸井が出来たことをきっかけに それまでの三寺の匂い立つ店は次々と姿を消し ありきたりの通勤圏の街に変わり果て、今でも頑張っているのは 中山ラビさん経営のほんやら洞くらいになってしまいやした。
唯一、三寺の文化が遺リ続けているのは、高円寺だけでやす。
高円寺は、三寺の匂いが薄れるどころかますます濃厚になり、通りにはベルボトムが闊歩し 驚く様な安さの居酒屋で ギターを脇に置いた若者がライヴハウスのチケットノルマなどについて語ってやす。

だからあっしも、最近は、吉祥寺には特別用事がある時以外は出向かず、高円寺でばかり遊んでやす。


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