片付けられた洗面器とホース [写真]
夏が終わり、今年の用はなしとなり、片付けられるべき場所にきちんと片付けられた、洗面器とホース。
夏が終わったあとの秋の寂しさや、用なしになった物達の裏ぶれ感を出すためと、あと、単純に画としてキマる事も目的として、白黒で、一部がぐっと暗くつぶれる加工を施しやした。
あっしなりにでやすが、なかなか気に入っている作品でやす。
タイトルと冒頭の文で、あっしは「片付けられた」と書きやしたが、ぼんぼちの本心としては「なおされた」と書きたかったところでやす。
というのは、あっしには「片付ける」ことを「なおす」といったほうが馴染みがあるから。
そう、これ、福岡弁でやす。
福岡を離れてもう相当経つので、忘れてしまった福岡弁も多いのでやすが、この「片付ける」ことを「なおす」と、「疲れた」ことを「きつい」というのと、「傘をさす」ことを「傘をかぶる」というのは、今でもつい言ってしまいやす。
自分の中に染み付いた言葉だから、たぶん、一生、言ってしまうと思いやす。
朽ちたコカ・コーラの看板 [写真]
繁華街の裏路地で遭遇した なんとかコカ・コーラと判読できるくらいに朽ちた看板。
朽ちた物が大好物のぼんぼち、迷わずスマホを向けやした。
画面全体に対する看板の分量といい白い管の位置といいバッチリキマったので、ここに公開しやす。
モチーフのみならず、そういった点でも、あっしなりにとても気に入っている作品でやす。
あっしと同世代のかたがた、幼少時におでかけ先では、何を飲まれてやしたか? レストランや喫茶店ではなく、旅行先のお宿とか、何でもありの食堂とかで。
選択肢として、コカ・コーラ、ファンタ・グレープ、ファンタ・オレンジ、バヤリースだったと思うんでやすよね。
あっしはファンタ・グレープ派でやした。
バヤリースを置いてあるところは、ちょっと少なくて、バヤリースをメニューに見つけると、「バヤリースがあるー!」って、弟と盛り上がってやした。
ちなみにその弟は、コカ・コーラ派でやした。
タグ:コカ・コーラの看板
ぐしゃっと押しつぶされた金網 [写真]
今回の写真作品は、ご覧の通りの、ぐしゃっと押しつぶされた金網でやす。
金網がペパーミントグリーンで、その色彩から目立っていたので、金網の輪郭がいい位置になるように収めやした。
ただこれだけで、深い意味はない写真なんでやすが、ぼんぼちはこういうモチーフが好きでたまらないので、撮らずにはおれやせんでやした。
なので、映画だと、初期の純正塚本晋也作品とか、大好きなんでやすよね。
特に「鉄男1」。
あの作品のオブジェクトアニメーションやピクシレーションの技術は圧巻でやすね!
塚本さん、あの作品が受け入れられなかったら、映画監督への道を諦めるそうだったというのだから、もぅ命かかってやすよね。
作品観てると、命かかってるの、よく解りやすね。
サンダンスで審査員一同が、いい意味で絶句したというのも、頷ける逸話でやすね。
白壁に映っている木の枝 [写真]
住宅街の白い外壁に映っている木の枝(たぶん枝垂れ梅)の影でやす。
夜に撮ったので、後で明るさ調節をする必要があるかな?と思いつつスマホを向けたのでやすが、黒く出た所と白く抜けた所の位置も分量もバッチリで、「よしっ!」と頷きやした。
一発撮りの加工無しで、あっしなりにここまで納得できる作品が出来たので、一人、喜んでやす。
この作品、上記したように、白壁に映る木の枝の影なわけでやすが、記録写真ではなくアート写真なので、この正体が一体何か、全く判らなくて構わないのでやす。
観てくださるかた各々に、自由に感じていただければ。
着物の柄みたいだな、でも、抽象の水墨画みたいだな、でも、ただ、涼しい感じがするな、でも何でも。
夏の思ひ出 [写真]
今回の写真は、アート写真というほどたいした出来のものではありやせんが、ちょっと面白い仕上がりになったので、アップしやす。
これ、どこでどう撮ったかというと、、、
あっしは、二段ベッドの二段目を物置き場にして、一段目を寝床にし、眠る時は寝床に わずかでも光が入らない様に カーテンを取り付けて、二段目の裏の部分一面に、海の写真集をバラしてコラージュして貼ってやす。
これは、あっしが仰向けになって、足をそのコラージュ部分に置いた自撮りでやす。
海に行かないあっしは、今年の夏もこうして、海を疑似体験しやした。
なんでぼんぼちが海に行かなくなったかというとでやすねぇ、、、
福岡に住んでいた幼い頃、日帰り海水浴の出来る志賀島(しかのしま)という海水浴場がありやしてね、ーーー志賀島、日本史に明るい方はピンと来られたとお察ししやすが、歴史的に大変価値のある金印の出土した、あの島でやす。ーーーで、福岡県民にとっては、ちょうど、東京人にとっての江ノ島の様な、そういう感覚の場所なんでやす。
そこに父に連れて行ってもらって、波打ち際でピチャピチャやって帰ったら、次の日に、身体じゅうに湿疹が出来てしまったんでやす。
ーーー確かに当時の志賀島海水浴場は、幼な心にも、ネズミの死骸が浮いてたりして、綺麗とは言えない海水でやした。
「あぁあぁ、かわいそうに」と、祖母に、軟膏を塗ってもらいやした。
そのトラウマがあって、もぅ、海に入るのはこりごりになってしまったのでやす。
福岡時代は楽しい思ひ出がたくさんあったけど、あれは参ったなあ、、、
あ!今現在の志賀島海水浴場は、とても綺麗な海水になっているようでやすよ!
古くて汚いホース [写真]
ヒジョーに古くて汚いホースを見つけやした。
逆に、この古さ・汚さのために彩度が低くなっている様子に面白味を感じ、撮り収めやした。
結果、予測通りに、写真作品としては、納得の、まとまったものが仕上がりやした。加工は全くしてやせん。
ホースの左下の部分から、どうやらこのホースの元の色は、一般的な水色だと推測されやす。
よくここまで、ひび割れずに、現役でいてくれるものだと、感心しやした。
ここまで古くて汚いホースでなくても、ホースの内側って、雑菌が繁殖していて、とっても不潔だと思うんでやすよ。
だって、つねに残った水が内側についていて、屋外で高温にさらされているわけでやしょ。
だから、植物の水やりや 車洗いや 道路の水撒きに使う分には何ら問題ないと思うんでやすが、たまにその後で「あぢー!喉乾いたー!」とか言って、ホースを上に向けてホースの水を飲む人がいるでやしょ。
あれ、直接ホースに口をつけなくても、とっても不衛生だと思うんでやすよ。
あっしは決して潔癖症ではないんでやすが、あれは止めたほうがいいと思いやす。
タグ:古くて汚いホース
カラフルなバーの看板 [写真]
あっしんちの近所の、つまり西荻窪の、たぶんカジュアルなバーと思われる店の看板。
闇夜に浮かび上がるカラフルさに惹かれて、構図に心を砕きつつ、撮りやした。
特別、どうという写真ではありやせんが、都内でも大繁華街ではない街の一隅の雰囲気が出たので、ここにアップしやす。
西荻窪、あっしが好きで、自分の意思で越して来た街でやす。
なので、越して来たばかりの時は、西荻窪の飲食店は全部 制覇しよう!と意気込んでいたんでやすね。
でも、行かないものでやすね。
というのは、「この店、いいぞ!」と思った店にばかり通うようになったから。
美味しくて、なおかつ、お店のかたに良くしていただくと、「また来よう!この店、通おう!義理、果たしたい!」って思って。
だから、今、西荻窪で頻繁に通ってる飲食店は、古いジャズ喫茶が一軒と、チャキチャキの姐さんのいる蕎麦屋が一軒と、本場 中国人のかたが営っていらっしゃる香港料理店が一軒と、テイクアウトで包んでいただくインド風カレーの店が一軒だけでやす。
みなさんは、地元の飲食店、あちこち行かれるほうでやすか?それとも、あっしのように、行きつけだけに通う派でやすか?
タグ:カラフルな看板
捨てられたシュレッダーにかけられた紙 [写真]
舗道に捨てられていた 袋いっぱいのシュレッダーにかけられた紙。
元の色彩は、淡〜い色の紙ばかりだったのでやすが、それではインパクトに欠けるので、彩度を引き出す加工をかけ、この様にしやした。
袋の中に入っているのが、紙だけだというのもあり、少しもゴミ感なく、美しい色彩に仕上がってくれやした。
ここまで彩度を高くすると、なんだか、ライブ会場で降ってくる紙吹雪みたいにも見えやすね。
ライブが盛り上がりに盛り上がったところで、紙吹雪が降ってくると、テンションマックスになって、最高でやすね!
あぁ、ここのところ、行きたいライブがないので、そろそろあっしの好きなミュージシャンのかたがた、近場でライブ、やってくださらないかなあ、、、
窓越しの酒のボトル [写真]
夕刻、窓越しに道から撮らせていただいた バーの酒のボトル。
左の白い鳥を模している様なデザインのボトルが素敵で、右の三本が空なために明度のバランス良く、上手く呼応し合っているので、撮り収めやした。
加工は、少〜しだけセピアのトーンをかけて、より夕暮れ感を強くしやした。
あっしなりにでやすが、まあまあ納得している作品でやす。
ショットバー、みなさん、お好きでやすか?
あっしは、小学生の時から憧れていて、画家を辞めて自由になったら、迷わず、カクテルに特化したショットバーでバイトを始めやした。
おかげで、客として飲んでいたり、カクテルブックや洋酒百科を読んでいるだけでは、いま一つ解らなかったことが、次々と明確になって、とても勉強になりやした。
同時に、バーに入った瞬間、ボトルの並べ方やグラスの光らせ具合やバーテンダーさんの立ち居振る舞いから、どのくらいのクオリティの店かも判断できる様になりやした。
けっこういいお給料をいただきながら、とても専門的な勉強をさせていただいた、楽しく充実した数年間でやした。
真夏のネットの影 [写真]
工事現場の、ネットの向こうに白いシートが垂らされているのを、撮ったものでやす。
風でシートがはためいて、ネットの影が色んな具合のくるくるになるのを、何枚か撮って、その中で最もいいと判断したくるくる状態を決定作品としやした。
現実に撮ったのは春先で、なので弱い陽だったのでやすが、加工技術で、真夏の影を表現することにしやした。
抽象画のようで、あっしなりに、とても気に入っている作品でやす。
みなさん、夏、お好きでやすか?
あっしは好きでやす!
何故なら、薄手でふんわりしたワンピースやふわふわのフルレングスのスカートが着られるからでやす。
冬には冬ならではのお洒落も楽しめるんでやすけどね。
個人的には、夏の風にひるがえるふわふわ感のほうが好きなので。