料理・ソフトドリンクス ブログトップ
前の10件 | -

嗚呼!懐かしの、食パンの耳を揚げて砂糖をまぶしたヤツ [料理・ソフトドリンクス]

先日、近所の大手スーパーで、食パンの耳を揚げて砂糖をまぶしたヤツを発見し、あまりの懐かしさに 思わず購入しやした。
帰宅して さっそく口に入れると、サクサク ほんのり甘〜く 油の充実感もあり、「あぁ、これだよ!これ!!」と、見た目と味の二重の懐かしさに、満悦しやした。
以来、そのスーパーで、これが売られているのを見ると、必ずカゴに入れてるぼんぼちでやす。

食パンの耳を揚げて砂糖をまぶしたヤツーーー
昭和人間のかたがた、子供の頃、サンドイッチを作った折に切り落とした食パンの耳や、あんぱんやジャムパンやクリームパンがメインの個人経営のパン屋さんで、サンドイッチ用のパンから切り落とした耳だけを集めて安く売られているのを買って、自分で作りやせんでやしたか?
簡単で、子供にもすぐに作れて、おやつに最適でやしたね!

時代はくだり、、、街街には、サンジェルマンや神戸屋が出店し、昔ながらの個人経営のパン屋さんは消えてゆき、新たに出来る個人経営のパン屋さんも、サンジェルマンらに倣った クロワッサンやバゲットや洒落た具のサンドイッチの並ぶパン屋さんで、食パンの耳を自分で切り落とす事も、食パンの耳だけが売られている事もなくなりやしたね。

なので、思わぬ所でコイツに再会出来、口に出来、これから毎日の様に あの懐かしさに浸れると思うと、感涙にむせばずにはおれないぼんぼちでやす。

DSC_0149_1706584468749.jpg

nice!(241)  コメント(70) 

キャラメルに負けたヌガー [料理・ソフトドリンクス]

20230715_103617.jpg

私・ぼんぼちと同じく、高度成長期真っ只中に子供時代を送った方々、親の知人や親戚からのお土産に、ヌガーをよくもらいませんでしたか?
私は、しばしばもらっていました。
そして、ヌガーに対する印象は、「キャラメルと同じくらいに美味しいけど、日常の食べ物ではなく、頂いた時だけに口に出来る、ワンランク上の舶来のお菓子」といったものでした。

でも最近、ヌガーって目にしませんね。
まあ、フランス菓子店などで、売られている所もあるにはあるのでしょうけれど、たぶん、今の子供達に「ヌガーって知ってる?」と聞いても、「うん!」という返事は、返ってこないでしょう。

その理由としてーーー
キャラメルは以降、ソフトクリームのコーティングやキャラメルソースや塩キャラメル味の○○として、第二の進化を遂げたけれど、ヌガーは、あの 白くて点々とナッツが入っていて ねちっとした歯応えの、キャンディ包みのヌガーそのもので終わってしまったからだと思うのです。
ヌガーソースやコーティング役や塩ヌガー味には、発展しなかった。

何故、発展しなかったかというと、やはり、キャラメルは日本国内でも作られていて、ヌガーは舶来(主にフランス)からの輸入物だったからでしょう。

キャラメルも、昔ながらの一個一個が薄紙に包まれているのは、先日、大手のスーパーで探した所、写真の一種類だけになっていました。

お菓子も、世につれ、栄枯盛衰がありますね。

20230715_103617.jpg

nice!(243)  コメント(56) 

おでんにまつわる些細な雑文 [料理・ソフトドリンクス]

20221231_182141.jpg

幼少の頃、私は異常に おでんに憧れを抱いていた。
影響を及ぼしたのは、ーーーそう、テレビアニメ「おそ松くん」のチビ太が、いつも手にしていた△○□が串に刺さったあれによってである。

我が家は、鍋物の類いを一切食べない家庭だったので、おでんもやった事がなく、又、給食にも出て来た事はなく、その頃はコンビニもなかったので、私のおでんへの憧れは、ふくらみ続けた。

△○□が、コンニャクと大根と練り物というのは、なんとなく解っていた。
だが、どういう味付けがされている料理なのかが、かいもく想像がつかなかった。
それに、何と言っても私の心を惹きつけた一番の要因は、「串に刺さっている」という形状であった。
「おでんというものは、必ず串に刺さっていて、串を持ってパクパクかじりつくものなのだ」と、みぢんの疑いもなく信じていて、その形状と食べ方に、無性に惹かれていたのだ。

私が18才くらいの時に、世の中にコンビニが登場したのだけれど、私は、18才~27才まで、仕事が寝る間もないくらいに忙しかったので、コンビニという所に行った事がなかったし、コンビニにおでんが売られている事も知らなかった。

時間の出来た30才くらいの時だったと思うーーー
カラオケスナックに友人と行った時、ママさんが、「はいっ!おでんよ!」と、小鉢を出して来た。
しかし、その小鉢の中身は、具の種類こそ、私の想像通りだったが、串に刺さっていなかった。
味も、出汁の効いたしょう油味だった。
私はひどく落胆した。

その後、「あれは、カラオケスナックという、料理メインの店じゃなかったから、まがい物のおでんを出して来たんだ」と思い、居酒屋に「おでん」の表記を見ると、何度も頼んでみた。
だが結果は、カラオケスナックの初おでんと同じであった。

「なんだ、、、本物のおでんって、串に刺さってないんだ。 それに、味だって、何か特別な意匠が凝らしてある訳じゃなくて、しょう油味なんだ、、、」
私のおでんへの憧れは、一旦ふくらみにふくらんだハンペンが、シューと平たくなるが如くに、しぼんでいった。

が、40代になってからだろうかーーー
おでんの具の中に「ちくわぶ」と「牛スジ」がある店があると知り、食べてみると、この二つの具は、単なる出汁しょう油の味付けでも 大変に美味だと感じた。
私のおでんへの温度は、ぐんぐん上昇した。

そして、ほんの何年か前ーーー
「トマト」のおでんという物があるとネットで見、「これは食べてみたい!」と、幼少期以来に、おでんへの憧れが沸点に達した。

私は、トマトは生は、ダイエットをしていた中高生時代に食べ過ぎて嫌いになっているのだが、火を入れたトマトは、オリーブオイル炒めでも、焼き鳥屋のトマト串でも、中華のトマトと玉子炒めでも、好きなのである。

いつか、皮の剥かれた赤いまん丸を、フーフーしながら、突き崩してみたい!
果たして、トマトのおでん、私の中でのおでん温度を、上げるだろうか?冷ますだろうか?

20221231_182141.jpg

nice!(239)  コメント(55) 

カレーにまつわる些細な雑文 [料理・ソフトドリンクス]

20221228_092552.jpg

私が、これまでの人生で最も多く食してきた料理は、カレーである。
自分の好きな物を選択して食事の出来る年齢になった中学一年からは、週に二回は食べている。

何故、私がこれ程までにカレーを食べ続けてきたかというと、単純に「味が好き」というだけでなく、カレーには、実に様々なヴァリエーションがあり、変化に富み、飽く事がないからである。

典型的な家庭のカレー、レストランや喫茶店の欧風カレー、元ヒッピーがインドから習い帰り日本人の舌にも合う様にアレンジしたインド風日本カレー、インド人の方の営っていらっしゃる本場のインドカレー(ベジタブル、マトン、シーフード、豆、チキン、ほうれん草)、タイ人の方の営っていらっしゃる本場のタイカレー(グリーン、イエロー、レッド、マッサマン、ソフトシェル&玉子)、片栗粉でとろみをつけてウースターソースをかけていただく蕎麦屋のカレー、等々々、、、

だから、「今週は、月曜日はインド料理店のマトンカレーで、金曜日は行きつけの喫茶店のカレー」とかという様に、全く別の料理を食べる感覚で楽しめる訳である。

又、私ほどのカレー好きではなくとも、世の中に「カレーが嫌い」という人は、まず いないのではないかと察する。
勿論、「カレーに入っているニンジンが苦手」とか「辛いカレーは食べられない」という人はいくらもおられるだろうが、カレーそのものが嫌!という人は、いらっしゃらないのではなかろうか?

それから、世の中には、誰もが感ずる「不味いカレー」というのも、存在しないように思う。
私が長年、週ニでありとあらゆるカレーを食べてきた中でも、「これは不味くて食べられたもんじゃない!」と、口をへの字にひん曲げたカレーというのには、出逢ったためしがない。

大衆的な料理の中で、一番 当たりハズレ度の高いのは、ラーメンだと思う。
次がチャーハン。 その次が蕎麦。
なので、初めて訪れる街で、何の前情報もなく、ラーメンもチャーハンも蕎麦もカレーもある大衆食堂に入った時、危険な賭けには出ずに、安心安全な道を選びたいと考えるなら、カレーを選べば、間違いなく、ちゃぶ台返しならぬテーブル返しはしないで済む、と確信している。


(画像は、新宿東口に在る、あっしの行きつけのタイムスという喫茶店のカレーでやす。美味しいよ!)
20221228_092552.jpg

nice!(225)  コメント(67) 

今年もおせちの予約は、成城石井さんで [料理・ソフトドリンクス]

あっし、ぼんぼち、おととしまでは、おせちは、吉祥寺の某デパートさんのカタログにあるホテルやレストランの洋風おせちを、毎年注文して、大晦日に受け取りに行ってたんでやすけどね。
間違いなくコロナ禍のため 大混雑するのを危惧してでやしょう、去年は、受け取りは無しで配送だけになってしまってたんでやすよ。
大晦日って、他にも買うものがあるので、一人暮らしのぼんぼちが、家でじいっと届くのを待ってるのは不可能なんでやすね。

それじゃあ、どうしたものかなあ、、、新宿あたりならデパートさんが幾つもあるから 受け取りのデパートさんもあるかもしれないんだけど、ごった返す大晦日の新宿には出たくないし、、、と考えていたところ、偶然、九段下駅から神保町の街に向かう途中に在る成城石井さんで、オリジナルのおせちの予約受け付けをしているポスターを見かけたんでやすね。
で、成城石井さんなら、間違いなく美味しいに違いない!と、(おととしまで、デパートさんで受け取っていた ホテルやレストランのおせちも、充分に美味しかったんでやすけどね)去年は、成城石井さんの洋風おせちを注文、受け取りしやした。
九段下駅までって、あっしんちのある西荻窪から、東西線一本で座って行けるし、九段下駅から神保町までの街も、大晦日は全然混まないという楽さもあって。

元旦にいただいてみるとーーー
これが、想像を遥か遥かに上回る、それはもう絶品のお料理だったのでやすよ!
もぅ、全品、最上級の 舌をとろかす美味しさでやした。
で、次回のおせちも、絶対に、成城石井さんにしよう!と決めやした。

そして先日、成城石井さんのおせちの受け付けが始まったので、さっそく 去年と同じ「洋食一段重」を注文しやした。
メニューのラインナップはーーー
国産黒毛和牛のアンクルート
フォアグラテリーヌ
スモークサーモン
自家製レバーパテ
国産黒毛和牛のローストビーフ
オマール海老のテリーヌ ヴァンブランソース添え
海鮮ラビゴットソース和え
でやす。
中でも、テリーヌとスモークサーモンは、あっしは小学生の頃からの大好物なので、特に美味しく感じやした。

毎年、おせちの予約が済むと、「あぁ、もう今年も残りわずかだ、、、」という冷たい秋風の気分から、「もーいーくつねーるとー、おーしょーうーがーつー」ってホカホカにテンションが上がるんでやす。
そして、暮れも押し詰まった時期に、カーニバル(あっしの住む沿線で展開しているカルディみたいなお店ね)で、重くてスパイシーな赤ワインを求めて、大晦日になったら、おせちを受け取りに行って、一旦家にそれを置いて、再び西荻窪駅前まで出て、KINOKUNIYAさんでバゲットを一本買い、花屋さんで和モダンなアレンジの出来る花を抱えて帰りやす。
これで、ぼんぼちの、新年を迎える準備は万端となりやす。

みなさんは、おせち、どこかのデパートさんかお店屋さんで、購入されてやすか?
それとも、御自宅で作られる派でやすか?
又、これを揃えないとウチにはお正月が来ないよ!っていうの、何かおありでやすか?

(画像は、あっしが注文したおせちでやす。 ちょうどカタログの表紙に大きく載っていたので、付けやした。)
20221028_092756.jpg

nice!(243)  コメント(71) 

三鷹の中華料理店「さいかん」で「夕顔の煮物」をいただく [料理・ソフトドリンクス]

時々、本ブログにも登場する 私・ぼんぼち行きつけの 三鷹の中華料理店「さいかん」では、お酒類を注文すると、その時々で違ったお通しが提供されます。
中華の王道「キクラゲと玉子炒め」であったり、韓国料理でおなじみの「モヤシのナムル」であったり、大将のお母様が作られた「ハヤトウリの煮物」であったり、大将の息子さんオリジナルの「春雨のエスニック風炒め」であったりと、、、

と、先日訪れた時には、こんな一品がお通しでした。
「夕顔の煮物」。

私は一見した時点では「大根かな?」と思いましたが、大根特有の繊維の筋が見えません。
なら、「たぶん、冬瓜だろうな」と、見当をつけました。
冬瓜は、以前、タイ料理屋さんのスープで、ニ、三度口にした事があったので。
ほおばってみると、くせの無い淡い味わいで、かすかにニシッとする歯応えがありました。
出汁を効かせたしょう油味の、典型的な日本の煮物の味付けでした。
タイのスープの冬瓜よりも歯応えを覚えたものの、これまでの私の食体験からは、冬瓜以外には思い当たらなかったので、大将に こう声を掛けてみました。

「今日のお通し、冬瓜ですか?」
すると大将は、笑顔で、「ううん、夕顔。」
「へえっ! 夕顔って、カンピョウ以外の食べ方を知らなかったんですけど、煮物にしても 美味しいものなんですね!」
「うん、そう。 栃木の人はね、丸い夕顔をくるくるっと剥いてカンピョウにするでしょう。 でも、うちは親父が長野の出身だからね。長野や山梨の夕顔っていうのは、こおんなに(と、両手を60センチくらいに広げて)長い ヘチマみたいな形をしてるの。 それを、煮物や味噌汁にするんですよ」
「お父様のご実家から送られてきたんですか?」
「これはね、いつも行ってる近所の八百屋さんで見つけたの」
「やっぱり、夏野菜なんですか?」
「そうだね。だからもう、今年は今くらいが最後だね」
「とても貴重なものをいただけて良かったです!」

日本にはまだまだ、さして遠くもない地域であっても、東京人には一般的ではない料理というのがあるものだなあ、それにしても、今日は本当に 貴重な食体験をさせていただいたものだ、と、私も笑顔で店を後にした。

本題の夕顔の煮物の写真、食べ了った後で上の会話を交わしたので、残念ながらありません。
新年にいただいていた御年賀の手拭いの写真でお許しをーーー。

20220904_110034.jpg

nice!(223)  コメント(49) 

合鴨スモークとクリームチーズみそ漬け [料理・ソフトドリンクス]

私・ぼんぼちの行きつけの居酒屋・中野「赤ひょうたん」では、定番メニューの他に、季節のメニューがいくつか並びます。
先日、季節のメニューに新登場した「合鴨スモークとクリームチーズみそ漬け」を頼んでみたら、これが、予想を遥かに上まわる美味しさだったので、ここに紹介したいと思います。

運ばれてくるまで「どんな盛り付けで出て来るのかな?」とあれこれ思いを巡らせていたら、なんと!下の写真のような、超庶民的な居酒屋らしからぬ カナッペ風の洒落た盛り付けでした。

で、この盛り付けは、一口いただいてみて、見た目の美しさだけでなく、大きな意味があることが解りました。
それはーーー
合鴨スモークのネチョーとした食感と重さと、クリームチーズみそ漬けのネットリとした舌触りとしょっぱさに対して、キュウリのシャキシャキ感と爽やかさが、真逆の方向から変化を与えてくれ、全体として完璧な調和が取れていたからです。
ですから、一番上に乗せる緑は、イタリアンパセリでも青紫蘇でもなく、キュウリーーーしかも、このくらいの厚切りでないとダメなのです。

一つ一つの素材は、特別変わった手に入りにくい物ではないのに、この三者がトリオになって、口中で一体になった時の快感というのは、呼吸(いき)の合ったジャズトリオに匹敵する相乗効果でした。
あまりに感激したので、会計時に大将に、「合鴨スモークとクリームチーズみそ漬け、すごく美味しかったです!と、厨房のかたにお伝え下さい!」と言って、いつもの引き戸を閉めました。

この一品、ホームパーティーの前菜としても最適だと思うので、何か簡単で気の利いた前菜はないものかと 思案されているかたがいらしたら、是非とも試してみてください。
あらゆる種類のお酒にも合うこと、請け合いです。

20220608_202319.jpg



nice!(234)  コメント(65) 

100%ライ麦のライ麦パンのオススメの食べ方 [料理・ソフトドリンクス]

20220207_094853.jpg

私は小学生の頃、ライ麦パンが大好きで、ライ麦100%のライ麦パンを しょっちゅう食べていました。
小学生だったので、単純に バターを塗って牛乳を飲みながらーーー

と、ふと先日、非常に ほんとに非常に、久しぶりに、「あ!ライ麦100%のライ麦パンが食べたいっ!」という衝動にかられました。
そして後を追って、「あれはバターと牛乳よりも、もっと美味しい食べ方があるんじゃないか?!」と考え、すぐに浮かんだのが、クリームチーズを塗って フェンネルシードを散らして アールグレイティーで、というものでした。

試してみるとーーー
100パー、頭の中で思い描いたイメージ通りの美味しさでした。
ライ麦独特の酸味とクリームチーズのまろやかさがしっくりと仲良く手を取り合い、鼻に抜けるフェンネルの爽やかな香りとアールグレイのベルガモットの個性がケンカをせずに相乗効果でさらにさらに香り高く、舌にも鼻にも心地よく感じられました。
100%ライ麦のライ麦パンは、硬めで薄く小さいので、朝食より午後のティータイムのお供としていただく方が合っている、と思いました。

ところでーーー
今回の記事をお読みのみなさんの中には、こういう疑問を抱かれている方も少なくないのではないでしょうか?
「ぼんぼちさんが小学生の時に、100%のライ麦パンなんて、売ってるパン屋さんあったの?」ーーーと。
それはーーー
私は小3から国立に住んでいて、国立には当時から紀ノ国屋が在ったので、いつでも買えたのです。
紀ノ国屋のパン売り場は、それはそれは種類が豊富で、ライ麦パンも幾種もの%のが揃っていましたし、フェンネルの練り込まれた全粒粉のロールパンやナンなどもありました。

その後 国立には、サンジェルマン 神戸屋キッチンと、美味しいパンを売るパン屋さんが出店しましたが、100%のライ麦パンのあるのは、相変わらず紀ノ国屋だけでした。

なので、この記事を読んでくださり、「私もこの食べ方、やってみようかな?」と思ってくださった方がいらしたら、紀ノ国屋ではなくとも、KINOKUNIYAをあたってみられると、置いてある可能性が高いかも知れません。
私は今回、三鷹の駅ビルの中の紀ノ国屋ベーカリーで購入しました。

20220207_094920.jpg

nice!(244)  コメント(63) 

新種野菜「香辛子(こうがらし)」が縁の嬉しい一夜 [料理・ソフトドリンクス]

20211111_112934.jpg

ある日、我らがssブロガーNo14Ruggermanさん(以下ラガーマンさん)からメールがあった。
「先日、僕のブログ記事にて紹介した香辛子(こうがらし)を、Yummyさん(ぼんぼちが八年来行きつけにしていて、オフ会も開催したこともあり、オフ会をきっかけにラガーマンさんも常連になってくださった 高円寺の洒落た音楽カフェ)に持ち込み、それを使って裏メニューとしてガパオライスを作っていただける運びとなったので、ぼんぼちさんも宜しかったらいかがですか? 僕は○日の○時頃に入店します」と。
私はちょうど、その日にYummyさんを訪れる予定だったというのもあり、二つ返事でOKを返した。

香辛子とは、川崎で生まれた新種の、ピーマンと唐辛子の中間のような ネーミング通りに香りの高い野菜で、ラガーマンさんはその情報を知って以来 探していらしたが、なかなか見つからず、何日か前に ラガーマンさんのご友人が入手してくださった、とのことだった。

私が予定通りの日時、Yummyさんのいつものカウンター席に掛け、マスターに「例のものをお願いします」と耳打ちすると、マスターは手際良く 香辛子入りのガパオライスを作ってくださった。
ママさんが、「赤いのが香辛子で、判りやすいようにピーマンは緑のだけを使いました」と説明。

食してみるとーーー
辛い物好きの私にも「しっかりと辛い」と感じられるほどの力強い辛さで、爽やかな香りがフワッと鼻に抜け、心地良かった。
「これは美味しい野菜だな!」と感心した。

食べ了り、大好物の上面発酵の無濾過ビールの二本目を飲んでいると、ラガーマンさんが入店された。
「お久しぶりですね!」「お元気でしたか?」笑顔で挨拶。

ラガーマンさんは、奥のテーブル席に向かわれた。
この時、すでに奥のテーブル席に座っていらした男女が、ラガーマンさんのご友人とご友人の奥様であると判った。

ラガーマンさんが、奥のテーブル席から私をお呼びになった。
「この方は僕のラグビー仲間なんですけどね、彼が香辛子を見つけてくれたんですよ」
「溝ノ口のJAにありました」
「香辛子、美味しかったです!」
「美味しいですよね!ほんとに香りも良くて。 これからもっとメジャーな野菜になってくれるといいですね」
「そうですよねー、全国区になってくれると嬉しいですよねー!」

会話が弾んだ後、ラガーマンさんに「一緒にワイン、飲みませんか?」とボトルを掲げられたが、度数の高いビールでけっこう酔っ払っていたので、せっかくのお誘いだったけれど、失礼ながらお断りをした。

ラガーマンさんとも久々に再会 ご友人夫妻ともお話しが出来、Yummyさんにも特別メニューを提供していただけ、香辛子がきっかけの、いつもとは一寸違う嬉しさ三倍の一夜だった。
ご縁というものは良いものだな、、、と、香辛子の香りが鼻に抜けたような 爽やかな心地良さを感じずにおれなかった。
ーーー帰り際にマスターに「香辛子の写真、撮らせていただいてもいいですか?」と申し出たら、「綺麗に撮れたほうが良いでしょう」と、こんなに素敵に盛り付けてくださった。

20211111_112934.jpg

nice!(236)  コメント(52) 

生ハムに合うフルーツとその供し方 [料理・ソフトドリンクス]

20210705_201427.jpg

生ハムと相性◎のフルーツといえば、みなさん、先ず一も二もなく メロンが浮かばれることとお察しします。
三日月形にカットしたマスクメロンに生ハムを三枚ほど渡しかけ、ナイフとフォークでいただくのは、あまりにも有名ですね。
私が若い頃アルバイトをしていたカクテルラウンジでも 定番メニューとして供しており、非常に頻度高く出るフードメニューの一つでした。

と、生ハムに合うフルーツはメロンだけかというと、私は以下の二つも 同じくらいに相性が良いと感じています。
パパイヤとイチジクです。
パパイヤは、個人的に小学生の頃から大好きで、しょっちゅう おやつに食べていたのですが、その頃は、縦二つに切り 種を除き レモン果汁を絞り スプーンですくって、という 王道中の王道の食べ方しかしていませんでした。

が、二十代後半の時に、知り合いの営っているダイニングバーに行ったら、生ハムパパイヤというのがメニューにありました。
頼んでみると、ちょうど 握り寿司のシャリくらいの大きさにカットされたパパイヤに あらかじめレモン汁が絞られたものに、生ハムが帯状にぐるりと巻かれ、それが皿に幾つも並べられ、ペッパーミルが添えられていました。
いただいてみるとーーー
フォーク一本で口に運べて、どのカットもパパイヤと生ハムが均等に口の中に入り、挽きたてのペッパーもバツグンのアクセントになっていて「この供し方は考えたものだ!」と唸りました。

そしてーーー
他に、生ハムに合うフルーツは何かないかと自宅であれこれ試した結果、イチジクも同じくらいに合うことが判りました。
イチジクの場合、メロンやパパイヤより小さいので、縦四分の一か八分の一にカットして 生ハムの帯を巻くのが適切だと思いました。

20210705_201427.jpg

ですから みなさん、ご自宅でのちょっとした記念日やご友人を呼んでのプチパーティーの折に、こんなオードブルを作ってみられては如何でしょうか?
白い大皿に、シャリくらいの大きさにカットして 生ハムの帯を巻いた メロン パパイヤ イチジクをぐるりと時計状に並べ、中央に白か透明の小皿を置き、グリーンとブラックのオリーブとパールオニオンを入れる。

ーーーとなると、飲み物は、スタートでもあるわけだし、やはりシャンパンがいいですね。
何も本物のシャンパンでなくても、カヴァでもスプマンテでも。 お味の好みと予算と相談して。
ささやかながらも華やかに非日常気分で、パーティーを愉しめること必至です。

それから余談になりますが、シャンパングラスって二種類ありますよね。 縦長のスマートなフルート型と ずんぐりと背が低くて横に張ったソーサー型と。
何故 あの二種類があるのか、ご存知ですか?
理由はーーー
フルート型は、食事をしながら 時間をかけて杯を重ねるために 炭酸が抜けにくい様に、シャンパン面の表面積を少なくする目的で あの型、対してソーサー型は、乾杯用で、グラスとグラスを合わせ易い様に あの型に作られているんです。
尤も、カチン!!と大きな音を立ててグラスをぶつけるのは、下品ですし グラスが割れたり 中のシャンパンがこぼれたりする可能性があるので、あくまで ソッと合わせる程度にするのがマナーです。
20210705_201427.jpg

nice!(227)  コメント(62) 
前の10件 | - 料理・ソフトドリンクス ブログトップ