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5年ぶりにプロマイドのマルベル堂を訪れる・の巻 [プロマイド]

先日の4月某日、浅草でブログ仲間とのプチオフ会があるので、久々に浅草へ出向く。

浅草の街は、噂では閑散としていると聞いていたが、緊急事態宣言が明けたからか、結構な人出。
私は、集合時間より小1時間ほど早く 家を出てきた。
というのは、仲見世通りからアーケードに入った処に在る プロマイドを売るマルベル堂という店で、大好きなアイドル・あいざき進也さんのプロマイドを買い、そして 5年前にマルベル堂のカメラマン・武田仁さんに、私もプロマイドを撮っていただいたお礼を伝えたかったからだった。(一般人でも料金を払えばプロマイド撮影をしていただける)

マルベル堂に到着するや、あいざき進也さんのコーナーがどこにあるのかをスタッフの女性に聞き、さっそく物色する。
「うぅっ!かっっかわええ〜〜 鼻血が出る〜〜〜」と独白しつつ、なかなか絞り込めずに、結局 20枚くらいあった中の16枚を求める。
合計金額5280円也。
20210412_121749.jpg

会計が了ったタイミングで、2人いらした女性スタッフさんに、「私、5年前に武田さんに撮っていただいた者です」と 軽く会釈をすると、そのうちの1人の女性が、「ぼんぼちぼちぼちさんですよね!」と仰った。
その時初めて、その女性が、武田さんのアシスタントさんで、当日 あれこれ細々としたお仕事をされていた方だと気がついた。
私は、あの時からは、髪の長さも色も違っているし マスクもしているし、何よりもう5年も前の事なのだから、アシスタントさんでもみぢんもお憶えになっていないに違いないと思っていたので、あまりの嬉しさに、「えっ!!憶えててくださったんですか!びっくりですー!嬉しいですー!」と返すと
「(頭の上に両手を斜めにかざし)こういうお帽子、被っていらっしゃいましたよね。 あと、全体的にもとても印象深かったので、、、それから、BAWDIES(私が当時好きだったロックンロールバンド)の事も書かれてましたよね」
私の プロマイド撮影模様や衣裳・帽子に拘った理由をつづったブログ記事まで読んでいてくださった事も解った。
私は、「わー!ブログまで読んでくださっていたとは、ほんとにありがとうございます!、、、、、武田さんはお元気ですか?」
「はい、元気にしております」
「それは良かったです!!」

私は、幾重もの笑みを重ねてマルベル堂を後にし、オフ会集合場所である雷門前へ、人波をすいすいと抜け向かった。
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※ブルーバックのプロマイドがあいざき進也さん、ピンクバックのプロマイドがぼんぼちです。
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ぼんぼち・マルベル堂でプロマイドを撮影する・の巻  [プロマイド]

マルベル堂----東京・浅草で古くからスターのプロマイドを扱う老舗店でやす。
このマルベル堂、店舗近くのスタジオにて 一般人のプロマイドも製作してくださる との噂を、いつの頃からか耳にしてやした。
そこで あっし・ぼんぼち、今回 そのプロマイド撮影を体験してまいりやした。
ま、人生53年目のささやかな記念になればいいかな・・・・と。

マルベル堂浅草.jpg

あらかじめ電話予約を入れておいた日時にスタジオに入りやす。
明るく小綺麗なスタジオ入口で、カメラマンさんとアシスタントさんが にこやかに迎えてくださいやした。
「よろしくお願いします!」と挨拶。
先ず 楽屋に案内され、カメラマンさんに名刺を渡されやした。
武田仁さんとありやした。

衣裳は二着まで可ということだったので、一着をコートの下に着込んでゆき、もう一着は袋に入れて持ってゆきやした。
武田さんに、「どんな風に撮られたいか ご希望ありますか?」と聞かれたので、「二着とも1950年代の雰囲気なので、そういうイメージで撮っていただければ」と 所望しやした。
「今着ているものは注文で仕立てたもので とても思い入れのある服なので、この服をよく撮っていただければ」と。

カメラの前のピンクバックの所に立ちやす。
「芸能人だと誰が好きですか?」と 武田さん。
まっ先に山田孝之さんが浮かびやしたが、この場合 マルベル堂にプロマイドがある時代のかたを挙げるべきだろうなと思い、以前一枚買ったことのある かまやつひろしさんと言おうとしやしたが、否、やはりここは ミュージシャンより銀幕のスターだろうと、「緑魔子さん」と答えやした。
「可愛い感じがお好きなんですねー」
撮影がスタートしやした。
マルベル堂浅草.jpg

掌を頬に置くポーズを指示しながら 武田さん、「頬を手で隠しすぎないように。何故ならプロマイドを観るファンというのはスターさんの顔を観たいわけで、隠してしまうと・・・・」と、プロマイドというものの必要性・意味を説いてくださりやした。
「そうすると、おのずと色々解ってくるでしょう?」
納得。
テーブルや足を置く台や食品サンプル 造花のブーケ 黒電話を使い、足の位置 指の位置 首の向き・傾げ方 目線など、細かな指示のもと、きっちり固定で時間をかけてワンカットワンカット シャッターが押されてゆきやした。
その間の武田さん、あっしを巧くノセることノセること!!
あっしは過去に アシスタントを生業としている人に撮っていただいたことは二度ほどあったのでやすが、光の加減・機材に対する手際の良さ 決断の早さ ポージングの指示の細かさ 気持ちのノセかたがまるで違い、プロ中のプロの凄さをひしと感じやした。

マルベル堂浅草.jpg

一旦楽屋に戻り、もう一着の衣裳に着替えやす。
最近 高円寺の古着屋で見つけた 襟と袖口が豹柄の黒い服でやす。
これに豹柄の小さな帽子を合わせやす。
この豹柄の帽子は、2015年BAWDIES日本武道館公演に被って行った あっしの中での思ひ出の帽子なのでやす。
武田さんに、「この帽子は思い出の帽子なので これがよく写るように撮っていただけたら」と お願いしやした。
白いくるくるした背もたれの椅子が用意され、再び細かなポージング指示のもと、帽子がよく写る向きで やはり丁寧に 何枚も撮ってくださりやした。
撮り終わってから、「この椅子は、吉永小百合さんや郷ひろみさん キャンディーズも使ったものなんですよ」と聞き びっくり!
「最初に言うと緊張しちゃうと思ったので、終わってから言いました」と笑顔。

マルベル堂浅草.jpg

全部で25カットほど撮っていただきやした。
終了すると、武田さんは、現在のスター アイドルと、80年代以前のそれの存在意義・ファンが求めるものの違いを説明してくださりやした。
だから、このような非日常的なニュアンスのプロマイドというものが求められたんです----と。
そしてマルベル堂は、その意思を引き継ぎ 現代(いま)も昔ながらの撮り方に拘り続けているんです----と。

ほどなくしてアシスタントさんが、撮影した全データを収めたCDとプロマイドに仕立てた10枚を持ってきてくださいやした。
お会計は、なんと!たったの12000円+TAXでやした。
思わず、「こんなにきちんとたくさん撮っていただいて貴重なお話もあれこれ聞かせていただけたのに このお値段でいいんでやすかい?!」と 心中 叫んでしまいやした。
その内の3枚がこれでやす。
マルベル堂.jpg

マルベル堂撮影.jpg

マルベル堂プロマイド.jpg

武田さん、お仕事とはいえ こんな素材で申し訳なかったでやす。
アシスタントさん、手際のよいお仕事 ありがとうございやした。
そして、当記事を閲覧くださった皆さん、ぼんぼちの自己満足以外の何モノでもないものにお付き合いくださり 恐縮この上ないでやす。

マルベル堂でのプロマイド製作、皆さんも、是非ともいかがでやしょう?
人生の記念に、思ひ出深い服や小物と共に、ご家族一緒に、浅草遊びの一メニューとして。


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