夕暮れの網 [写真]

夕方のゴミを覆う網.JPG

夕暮れ時の 仕事休憩中のゴミを覆う網。
色が茶色だったことと ねじれて細くなっている所と広がっている所と変化があったので、「これは加工したら画として成立するぞ!」と 撮り収めやした。
夕暮れ感をより強調するためと作品としての完成度をあげるために、コントラストを強くし 黄色味のトーンをかけやした。
網が網である という説明ではなしに、抽象画を構成する視点で仕上げやした。
あっしなりにでやすが、なかなか気に入っている1枚でやす。

こういうゴミを覆う網、今回の写真のような茶色の他に、青 黃 緑 などがありやすね。
あっしは茶色は認めやすが、それ以外の色は存在してほしくないでやす。
何故って、街の美観を損ねるから。
茶色なら、しっくり、コンクリートやアスファルトや外壁の色と馴染んでくれるから。

しばしば 他のブロガーさんの撮られたヨーロッパ各地のお写真を拝見してやすが、やっぱりヨーロッパは、街をあげて美意識のスタンスが段違いだなあ、と 感心の溜息をつかずにはおれやせん。
ごちゃごちゃで統一感のない街・ニッポン、せめてゴミ網くらいは色彩を考えていただきたいと思いやす。


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顔のむくみを取るための三つの方法 [美容]

むくみを取る方法.JPG

私の過去記事のセルフポートレートやプロマイドをご覧になったかたがたはお判りだと思いますが、今の私の顔の輪郭は卵型です。
けれど、14才から26才くらいまでは、ブルドッグ型でした。
芸能人でいうと、晩年の清川虹子さんの顔をもっと横にブヨヨンと広げたような、そんな輪郭でした。
加えて、まぶたがボッテリと腫れぼったく、パッチリと目を開けることが出来ませんでした。
当時、私自身はそれを「顔が脂肪で太っている」と思い込んでいて、サラダダイエットをし、37キロまで体重を落としたりしたのですが、二の腕は小枝さながらに細くなっても ブルドッグ顔は少しも改善されませんでした。

と、27才になる頃に、ふとしたきっかけから、この顔の状態は「脂肪で太っている」のではなく「むくんでいる」のだと知り、むくみを取るための方法を調べ それを試したら、徐々にブルドッグ顔ではなくなり、30才を過ぎた時には「キリッとした顔しているね」と言われるほどに変わりました。

ということで、今回は、顔のむくみを取るため、そしてその後も再びむくまないための方法三つを紹介します。
むくみを取る方法.JPG
1 塩気の強い物は食べない。
塩気の強い物を多く摂ると、身体が体内の塩分濃度を一定にしようと 余計に水分をため込み 排出されなくなり、結果、むくみが生じます。
なので私は、漬物や佃煮や しょっぱいなと感じたキンピラや煮物は食べません。もしも食べるとしても、ほんの一口です。
「作ってくれた人に申し訳がない」という自責の念は捨てています。

2 適切な高さの枕をする。
枕は、低すぎると 寝ている間に頭部に水分がたまり、むくみの原因となります。
逆に 高すぎても、寝違えやすくなってしまいます。
また枕は、使用期間が長くなると(素材にもよりますが)だんだん薄っぺらくなってしまいます。
ですから私は、薄めのクッションを2枚ずらして重ねて枕にし、常に適切な高さに調整が出来るようにしています。

3 表情筋を大きく動かす。
毎日、表情筋を大きく動かしていると、顔や首の血流やリンパの流れが良くなり、顔に水分がたまらないようになります。
演劇の発声練習をするように「ア エ イ ウ エ オ ア オ」と発したり、目玉をグリグリ動かしたりします。
また、カラオケを歌うのも、様々な形に口を動かしたり 歌詞の内容により色々な感情になり あらゆる表情をすることになるので、効果があります。

むくみを取る方法.JPG

以上が、顔がむくまないための三つの方法ですが、思い返してみると、私は、顔がむくんでいた約12年の間、これらと真逆のことを全部やっていました。

太るのが嫌だからと、定食や弁当は、肉や白飯を残し カロリーの低い漬物やキンピラや煮物ばかりを「しょっぱいしょっぱい」と独白しながら口に押し込み、しばしばサラダダイエットをしては(ノンオイルドレッシングが発売される前の時代だったので)塩だけをドバドバかけてシャクシャクやってました。

枕は、14才くらいの時に 寝違えたのをきっかけに、低い枕どころか 何も敷かないで眠るように習慣づいてしまっていました。

表情筋は、殆どといっていいくらい動かさなかったです。
生活の中に「笑えること」「笑いたくなるようなこと」がまるでなく、多くの人に「いつも無表情だね」と 指摘されていました。
しゃべる時も あまり口を動かさずに、小さい声で「モゴモゴ」「ボソボソ」と口ごもっていて、たいてい何度も「えっ?」「えぇっ??」「ええーーっ???」と 聞き返されていました。

ーーーこれでは、顔がむくんで当然です。

むくみを取る方法.JPG

当時はネットが存在しなかっただけでなく、美容に関する書物も出回っておらず、「女性がキレイになるにはサラダ!」と サラダ信仰しかなかったので、「どうしてサラダダイエットをしてこんなに体重を落としても 顔だけ痩せないのだろう?」と 悲しさと悔しさと疑問でいっぱいでした。

同級生や先輩や通りすがりの見知らぬ人に、「顔だけ見ると70キロくらいありそうに見えるねー」「このコ、身体はガリガリで顔だけブックブクだからポパイってあだ名にしようよ!」「ぷっ!おすもうさんみたい!」と 日々嘲笑され、家に帰って毎日 泣いていました。
流した涙の量は、一万リットル以上です。

ですから、今現在、かつての私と同じ悩みを抱えているかたがいらしたら、それは「脂肪太り」ではなく「むくみ」かも知れません。
ダメ元で是非、この三つの方法を試していただければ、、、と思います。

むくみを取る方法.JPG

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バドワイザーの看板 [写真]

バドワイザーの看板.JPG

どこの街だったのかは失念してしまいやしたが、明らかにくだけたバーと思われる店の看板。
一番上のバドワイザーの赤とその下の店名らしき黄色地に赤文字と右下の青緑の丸の三つに調和を覚えたので、これがベストだと納得のできる切り取り方で撮り収めやした。
今回は、加工は全くしてやせん。

バドワイザー、アメリカを代表するビールでやすね。
グイグイ飲みやすくて、缶や瓶のデザインも秀逸でやすね。
あっしはビールデビューは遅くて、20代後半の時にギネスに出会って それが生まれて初めて美味しいと感じたビールで、次にシメイ(特に青ラベル)にハマり、次々と色んなベルギービールを試し、その後で、バドワイザーやコロナやハイネケンのようなタイプも飲むようになりやした。

そういう順序でビールの世界に入ったからか、ビールは常温でいただきやす。
最近は日本のありきたりの銘柄のビールも飲みやすが、やはり必ず常温。
そのほうが、味や香りがよく解るのでやす。

なので、贔屓にする飲み屋さんは「常温で」と所望して、ちゃんと毎回 常温のを出してくれる店に限ってやす。


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ラジオで聴いた世にも恐ろしい実話 [独り言]

これは、何年か前に、某ラジオ番組で聴いた リスナー投稿コーナーで読まれた世にも恐ろしい実話である。

ある日、投稿者一家は、近所のスーパーに買い物に出向いたそうだ。
と、フルーツ売り場に 新種のフルーツらしき試食ブースがあったという。
試食ブースには店員さんはおらず、一家は「試食ブース」なのだから自由に食べていいに違いないと、台の上に置かれている新種のフルーツを食べることにしたという。

そのフルーツは、白っぽくて へにゃりとした 何の種類に属するフルーツなのかまるで判らないような姿だったという。
口に入れると 殆ど味もなく、繊維質を感じるばかりで 少しも美味しくなかったそうだ。
一家は「味がしないね」「ジューシーさがちっともないね」「硬いだけだね」、口々に
言いながらクチャクチャと咀嚼したという。

そこにーーー
店員さんが現れ、声をあげたそうだ。
「お客様!それは他のお客様が吐き出した皮です!」
店員さんの両手には、グレープフルーツのような色で蜜柑を一房づつ剥き分けたような 柑橘類の一種と思われるフルーツが山と盛られた皿がかかげられていたという。

新種のフルーツは、房の中心に近い部分を親指と人差し指で挟み持ち 膨らんだ果肉をチューチュー吸って皮をペッと吐き出す食べ方で、店員さんは、そのフルーツの紹介とともに食べ方を教えてくれており、一家がブースに到着した時に、たまたま剥いたフルーツがなくなり、奥へ剥きに引っ込んでいたらしかった、ということである。

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たくさんのポラロイド写真 [写真]

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飲み屋さんの店頭のボードに貼られた たくさんのポラロイド写真。
今までに来店したお客さんを撮り 一言コメントやサインを入れてもらって、記念&楽しい店の雰囲気をアピールしているのでやしょう。
あまりにもたくさん貼ってあるところと 下のほうがぐちゃぐちゃにいいかげんになっているところに面白味を覚えたので、撮りやした。
そして、pcでネガ加工を施したら、アート系写真として格好がついたので、公開することにしやした。

ポラロイド写真、出始めの頃、流行りやしたね〜
あっしんちでもいち早く購入しやした。
ペロッとシートを剥がして だんだん画が出てくるのが待ち遠しくてしかたがなかったでやす。

今は、写真は、スマホかデジカメで、紙焼きしたい場合は、機械のある店に行ってプリントアウトするのが主流になりやしたね。
中、ポラロイド写真は、画質こそ良くないけれど、この店のような使い方も出来るから、まだまだ密かに現役なのでやすね。


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小沢昭一特集上映「昭和の怪優・小沢昭一のすすめ」 [感想文]

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先日の九月七日〜十月四日にかけて、神保町シアターに於いて「昭和の怪優・小沢昭一のすすめ」と題された 故・小沢昭一氏の特集上映が行われたので、小沢昭一ファンの私は、時間の許す限り観られるだけ観に行こうと勇んだ。

上映作品は、以下の十六作品で

1「銀座旋風児 目撃者は彼奴だ」 監督・野口博志 1960年
2「お父ちゃんは大学生」 監督・吉村廉 1961年
3「喜劇 急行列車」 監督・瀬川昌治 1967年
4「ブラック・コメディ ああ!馬鹿」 監督・須川栄三 1969年
5「どじょっこの歌」 監督・滝沢英輔 1961年
6「競輪上人行状記」 監督・西村昭五郎 1963年
7「『エロ事師たち』より 人類学入門」 監督・今村昌平 1966年
8「痴人の愛」 監督・増村保造 1967年
9「大出世物語」 監督・阿部豊 1961年
10「越後つついし親不知」 監督・今井正 1964年
11「『経営学入門』より ネオン太平記」 監督・磯見忠彦 1968年
12「喜劇 女の泣きどころ」 監督・瀬川昌治 1975年
13「波止場の無法者」 監督・斎藤武市 1959年
14「大当り百発百中」 監督・春原政久 1961年
15「鉄砲犬」 監督・村野鐵太郎 1965年
16「スクラップ集団」 監督・田坂具隆 1968年

うち 私は、「喜劇 急行列車」「『エロ事師たち』より 人類学入門」「痴人の愛」の三作は過去に観ていたので、今回の特集では「ブラック・コメディ ああ!馬鹿」「『経営学入門』より ネオン太平記」「波止場の無法者」「スクラップ集団」を観映した。

この四作品の中、最も秀作だ!これぞ大傑作だ!!と唸ったのは「『経営学入門』より ネオン太平記」である。
アルサロの支配人・小沢氏が、仕事と私生活に体当たりの命がけで挑む様を 哀しくおかしく描写した大人のコメディである。
小沢氏の人間臭さ溢れるノリにノッた演技のみならず、水っぽくなくかつ説明不足もない 痛快なテムポと巧妙な手法の演出が見事な 非の打ち所のない作品である。

次に出来が良いと思ったのは「スクラップ集団」。
高度成長期真っ只中、世の中が 物質の豊かさ=幸 であり 使い捨てを良しとする方向に邁進する時代、それに逆行する生き方を貫く三人の男が清らかに、邁進こそが正義だと断言する男がヒットラーの如き存在として描かれている、この時代のあり方に疑問符を叩きつけた社会派コメディ。
小沢氏は、清らかな三人の男の一人、ゴミ拾い屋役を担っている。

三番目に面白かったのは、「ブラック・コメディ ああ!馬鹿」。
しがないサラリーマンが、そうとは知らずに上司の愛人に惚れてしまった事からとんでもない騒動に巻き込まれる というシノプシス。
小沢氏の得意とする 情けなくも利を得ようとする男が、笑いを誘わずにおれない。
ただ、脚本にはちょっと残念な部分があり、起承転結の起承までは吸引力が強烈にあり 観客席にしばしば笑い声を響かせてくれていたが、転の出来事は一つあればいいものを二転三転させ、ごちゃごちゃとした印象を与え、結に相当するシークエンスも一つあればスッと了れるものが二つもあって、もったりしてしまっていた。
この作品、巧く編集し直せば かなりの達作に昇華すること必至である。

そして、順位としては四位にしてしまった「波止場の無法者」。
だがこの作品も、決して駄作というレベルではなく、典型的な五十年代アクション映画で、可もなく不可もなく といったところである。
小沢氏は、ヒーロー役の小林旭の後ろからヒョイ!と顔を出すひょうひょうとした子分役で、作品全体の中での自身の役割を熟知し それを最大限に駆使した計算高い演技で、小林のカッコ良さを巧みに引き立てている。
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以上が、今回の特集上映で観た四作品のおおまかな感想であるが、そもそも 私は何故、小沢昭一氏のファンになったかというとーーー

三年ほど前に「痴人の愛」の譲治役のあまりの名演技に惚れ込んでしまったからである。
ーーー「痴人の愛」以前も、私は、ラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」やGS映画の脇役で知っており「面白い役者さんだな」とは感じていたが、譲治役ほど大きな役を演られているのを観たのは初めてだったのだ。

元が実直だからこそ 淫乱で奔放な女に翻弄され、もがけばもがくほど底なし沼の如く足を絡め取られ 全身をうずもれさせ、いつしかそれこそが快感と浸る男の滑稽さを、押し付けがましくなく、巧みに隠した計算を背に、時に笑わせ 時に涙を誘わずにおれなかったのである。

私は、頭の中で考えて考えて考え抜いて 練って練って練り抜いた末に さり気なく「フッ…」と出す演技が好きなのである。
逆説的にいうと、「どうだい!俺は役者中の役者○○だぜ!俺の演技は迫力あるだろ!」と言はむばかりの 脚本全体の中での自身の与えられた位置を考えない自己中心型の演技や、ナルシスティックな演技や、すでにどこかで誰かが何度も演っているでしょう という型芝居は嫌いなのだ。

小沢氏は、私のこれまでの人生で、二人目に惚れ込んだ男優さんである。
ーーーちなみに一人目は山田孝之さんである。活躍時代は前後するが。

それもその筈、小沢氏は、映像や舞台のみならず、俳人としてのお顔をお持ちだったり、落語や大衆芸能 放浪芸などにいたく興味を抱かれ、追究され、著書も多数おありなのだった。
ーーー今 私は、氏の著書を見つけては読破してゆこうと、折ある毎に 神保町古書店通いをしている。

本業に加え それらの研究も実を結ばれたのであろう、放送大学客員教授に招かれたり 紫綬褒章 坪内逍遥大賞 他 多くの賞を受けられていたと知った。

深く観客の心を突き動かす演技というものは、レッスンを受けて 現場の場数を踏み、単純に「上手く」なるだけではないという事を、小沢氏は、その人生全てで以て教えてくださった様に思わずにおれない。
演技というものは、その役者の背景に背負っているものが、どれほど膨大であるかが滲み伝わるものであると頷かずにはおれない。

小沢昭一氏、「虎は死して皮を残し 人は死して名を遺す」まさにこの言葉通りの 偉大なる人物だと痛感している。
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わだかまっている黄色いテープ [写真]

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街の裏通りを歩いていたら 倉庫が開け放たれていて、一斗缶やダンボール箱を十文字に括るテープがボリューミーにわだかまってやした。
鮮やかなレモンイエローに思わず引き寄せられ、ボリューム感が伝わる近さで撮らせていただきやした。
加工は、レモンイエローと彩度・明度ともに両極の位置にある黒い影が、強調され メリハリがつくように、少しコントラストをあげやした。

このテープ、とても硬いのでやすよね。
日頃 家庭では使うことは殆どなく、荷物をほどいたらゴミ箱の中にクルクルポイッ!ってかたが大部分だとお察ししやす。
けれど友人の一人は「このテープは10センチだけでも取っておくと重宝するんだよ」と話してやした。
いったいどう重宝するのかというとーーー
小魚を開いた時に 内臓をこそげ取るのに最適なのだそうでやす。
雫型になるように両端を持って、雫の丸みの部分でこそぐと身がぐちゃぐちゃにならずに綺麗に取れるのだそうでやす。
友人は、アンチョビを作る際に使ったそうでやす。
あっしは料理はしないのであまりピンときやせんが、小魚料理をなさるかた、参考にされてみては如何でやしょうか?


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八百屋舞台とは [映画・演劇雑記]

演劇や音楽の舞台装置で、舞台全域または舞台の一部が傾斜に設えてあるものを「八百屋舞台」あるいは単に「八百屋」と呼びます。
名称の由来は、傾斜の様が八百屋の店先の様だからです。

八百屋舞台にする理由は、言わずもがな、観客から良く観えるようにする為 です。
「今回の小屋は客席が雛壇式じゃないから八百屋で行こう」などと。
加えて、迫力や奥行きを出す目的もあります。

八百屋舞台、転びやすいのみならず、長期公演の場合、演者は長期間 傾斜の上を、立っていたり歩いたり走ったりしなければならないので、楽日近くになると 平衡感覚がおかしくなってしまうかたもおられるそうです。
一見、観客からは想像もつかないご苦労ですね。

余談になりますがーーー
私は昼間 神保町で用事を済ませた後、白山通りを北上して水道橋駅近くで軽く飲み、再び神保町に出、靖国通りの北側の舗道を九段下駅に向かって歩くのがならいになっているのですが、その辺りでいつも足がもつれて転びそうになってしまうのです。ほんのほろ酔いにも関わらず。

そして先日、ついに転んで膝に血が滲み タイツをオシャカにしてしまいました。
四つん這いになったまま舗道を見つめた私は、思わず独白しました。
「あ、、、八百屋舗道だったのか!」
そう、舗道がその辺りだけ、車道に対して斜めになっていたのです。
無論、八百屋舗道というのは、とっさに私の内から出た造語で、道路業界の正式な専門用語には無い、、、と思います。

八百屋舞台1.jpg

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トイレットの一隅 [写真]

無彩色のトイレット.JPG

あっしがひんぱんに訪れている 神田神保町の神保町シアターのトイレットの個室の一隅。
黒と白の壁の角っこに 真っ白いトイレットペーパーが ぴしっと一個置かれている様が、すでにデザイン的に完結していたので、迷わず撮りやした。
元々が無彩色なものだけだったので、白黒加工はしてやせん。
加工は、ほんの少ぅしコントラストを上げて 影を強くしただけでやす。

あっしのよく行く映画館は、青山のイメージフォーラム 渋谷のアップリンクファクトリー 阿佐ヶ谷のラピュタ阿佐ヶ谷 そしてここ神保町シアターと、いずれも小規模の劇場なのでやすが、トイレットはこちらが圧倒的に充実してやす。
男性用女性用と分かれているのみならず、女性用だけで個室が六室もあり、洗面スペースもゆったりとしていて 手洗い場も六つあり 手洗い場の前にそれぞれ縦長の鏡が設置され、姿見もあり全身チェックも念入りに出来やす。

映画館でも演劇の劇場でもコンサートホールでもライブハウスでも、トイレットが充実していると、とても気分良くその後の鑑賞に向かうことが出来やすね。
新たにこれらの施設を作る際には、ここ神保町シアターのように トイレットに十二分に予算を費やしていただきたいでやすね。


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おせち予約の申し込み日が近づいてまいりやした [料理・ソフトドリンクス]

今年も、一人孤独に 無為に毎日を過ごす あっし・ぼんぼちんちの小さな古びた郵便受けにも、毎年予約購入している 吉祥寺・東急デパートさんから、おせち予約の旨のカタログが届きやした。
あぁ、もぅこんな時節になったのでやすなあ、早々に申し込みやしょう!と 一瞬間 思いやした。

がーーー
一月初旬の過去記事「一月二日は寝込んでいました」にも綴らせていただいたように、今年のおせちは、元旦の夕に 大好物の重くて渋い赤ワインと共にたらふく頂き、その直後 風呂に入ったら急に胃がムカムカしてきて、風呂から上がるやいなや きれいさっぱり戻してしまったのでやした。
ーーー京都伏見の「魚三楼」という料亭の 大変に品の良いお味のおせちでありやした、、、涙

おせち.JPG戻してしまった理由はーーー
あっしは数年前から 萎縮性胃炎(俗に言う慢性胃炎)を患っており、萎縮性胃炎は不治の病いで、薬を飲みつつ上手く付き合ってゆくしか方法がない病いなのでやすが、暮れの疲れがたまっていたところに、田作りだ酢蓮だ牛蒡煮だと 硬いものがみっしり詰まった昔ながらのおせちを たんまりと食してしまったために、胃がその硬さを解決できなかったのでやした。
ーーー誤解のないように断わっておきやすが、悪いのは決して魚三楼さんではなく あっしの胃でやす。
魚三楼さんは、健常の胃の方には非常にオススメの 流石京都!と唸らせる最上級のお味でやす。

おせち1.JPG猫のように学習能力のあるあっしは、二度同じ体験はなぞりやせんから、来年からは 魚三楼さんに限らず いわゆる「おせち」を食するのを止めることにしやした。

けれどーーー
何のおせちもない正月ほど 寂しいものはございやせん。
まるで、三畳一間の擦り切れた畳に チカチカと切れる寸前の裸電球の下 ポツネンと迎える誕生日のようなものでやす。
どうしたものか、、、と カタログをパラパラと捲っているとーーー
あるではありやせんか!洋風おせちに中華風おせちが!
あっしは、少人数用の洋風おせち・中華風おせちの欄を、舐めるように物色しやした。

そしてーーー
ホテルオークラの少人数用の洋風おせちを予約することにしやした。
オークラブランドならお味に間違いがないという点と あっしが幼少のみぎりから目がなくかつ消化も良い フォアグラとテリーヌが入っている点が 決定要因でやした。
これなら和風よりも、明らかに 重くて渋い赤ワインとの相性も◎でやす。

これであっしのところにも来年も正月が来てくれやす、と 薄い胸をなでおろし、10月9日の予約開始日を指折り数えるばかりとなりやした。

みなさんは、来年のおせち、いかが計画されてやすでやしょうか?



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