「投げ銭」にまつわる些細な雑文 [独り言]

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近年は日本でも、投げ銭方式のフェスやライブが、全国各地で開催される様になりましたね。
ここ3~4年の間、コロナのために中止になっていたそれらも、あちこちで復活の兆しを見せています。
私も先日、コロナ以前は毎年行われていた「高円寺びっくり大道芸」に、久々に行く事が出来、大感激のうちに 賑わう高円寺の街を後にしました。

そこで、私が、演目が終わり、投げ銭用の缶の中を覗く度に、悲しく感じる事があります。
それは、缶の中に、10円玉や5円玉や1円玉が、幾つも入っているという事です。

私はどの演目を観ても、必ず1000円は入れています。
これが、プロの演者さんに対する最低限の礼儀の金額ではないでしょうか?
どう考えても、10円5円1円は、失礼過ぎると思います。
演者さん達は、ずいぶん前から稽古を重ね、全身全霊でパフォーマンスを披露し、投げ銭も生活の糧にされているのですから。

この事を行きつけの音楽カフェのママさんに話したところ、ママさんも全く同じ考えで、そして、こう付け加えていました。
「うちの店で投げ銭ライブを演る時は、1人1000円以上は入れて下さいって、お客さんに言ってますね。、、、投げ銭って、「銭」って言葉も、誤解を招く一因になってるのかも知れませんね。 今の時代は「投げ札」が相応しいかと。投げ札って言葉、うちから広めていこうかと思ってるんですよね。」
私はビールグラスを片手に、大きく頷いたのでした。

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たくさん重ねられた木の板 [写真]

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建築資材屋さんの脇に積まれていた たくさんの木の板。
撮ろうという段階から、大幅に加工して作品にしようと目論みやした。
結果、木の板が木の板であるという説明ではなしに、抽象版画の様に、白黒ハイコントラストが最もキマるな!と、これを決定作品とする事にしやした。
抽象表現なので、木の板であるということを凝視せずに、白黒の分量のバランスや 木目が柄のように観える所を気楽に楽しんでいただけたら 幸いでやす。

木目って、つくづく綺麗でやすよね。
自然の作り出す美に感嘆する瞬間でやすね。
カフェやバーのカウンターやテーブルに、木目を活かした店ってありやすね。
ぼんぼち、あれ、好きなんでやすよねぇ。
なんか、肌馴染みがいいというか、心が落ち着くというか、、、
考えてみると、そういう店ばかりに行ってるなあ。



タグ:木目 木の板
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ボリュームのある指輪を買いました [ファッション]

私・ぼんぼち、おでかけする時は、たいてい左手の人差し指に一つ指輪を着けるのですが、近年の私のファッションの傾向から、ボリュームのある指輪が欲しいなあと、思っておりました。
で、シルバー素材のペンダントトップをいくつか持っているので、指輪もシルバー素材で しばらくの間 探していました。
でも、シルバー素材でボリュームのある指輪って、メンズものばかりで、サイズが合わないんですね。
それならば、素材に拘ることなく探そう!と、何店か店を渡ったら、あっという間に、ぼんぼちの求めていた雰囲気バチコーンのが見つかったので、今日はそれらのお披露目です。


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①牛角に白いペイント
牛角をくり抜いて作ったリングに、白いペイントで抽象的な図案が描かれたもの。
東南アジアの服やアクセサリーを扱う、仲屋むげん堂で求めました。 なんと!たったの380円でした。
白黒でコーディネートしたファッションに、ワンポイントで主張させようと考えています。


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②鮫の歯の形状の銀色のメッキ
鮫の歯を模したデザインの銀色のメッキ素材。
メッキですから、安価でした。
新宿ミロードのMEDI STOREというアクセサリー屋さんで見つけました。
面白いのは、顎に相当する部分がちょうつがいになっていて、指を動かす度に、歯が開いたり閉じたりするところです。
シルバー素材の、太刀魚がニョロリとうねったデザインのペンダントトップを持っているので、主にそれに合わせようと思っています。


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③鮫の歯の形状の艶消しの黒。
②と同じデザインで、艶消しの黒の塗料が塗られたものです。
ですから、②と同じお店で買いました。
ラバー素材の有刺鉄線を模したチョーカーを持っているので、それと合わせてハードにキメたら、バッチリだと、目論んでいます。
又、服とのバランスによっては、②を人差し指に、これを中指に着けてもお洒落だな!と思っています。


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④甲冑の様な燻し色のメッキ。
これも、②③と同じ、MEDI STREさんで惚れ込みました。
甲冑というか甲虫の腹部分というか、そんなデザインですね。
指をはめる輪っかは、付け根と関節にあたる部分に二ヶ所あり、指を曲げ伸ばしする度に、重なっているデザイン部分も、開いたり閉じたりします。
これと同じ燻し色のジャラジャラしたネックレスと合わせたり、冬場は、オーバーサイズのミリタリーコートを着るので、それに釣り合う力強さだな、イケるな!と、計画を立てています。


以上が、最近、ぼんぼちが求めたボリュームのある指輪四つです。
指輪に関しては、これまでは、劣化が激しいアクセサリーアイテムだという理由で、18金かシルバーしか買わなかったのですが、欲しいデザインがないという理由から、これからは素材の幅を限定しないことにしました。
特に、②③④を入手したMEDI STOREさんは、他にもいいな!と思える、ぼんぼちの嗜好にピッタリのデザインが幾つもあったので、今後もこまめに覗いてみようと予定しています。



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捨てられた舞台用のステッキ [写真]

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繁華街のごみ捨て場に捨てられていた 舞台用の派手なステッキ。
なので、この近くのビルには、ショーを演る店が入っているのでやしょう。
どのくらい寄るか引くかに心を砕きつつ切り取り、加工は、派手なステッキが目立つように、ぐっとコントラストを強くしやした。
あっしなりにでやすが、繁華街の一隅のリアルが表現できたかな、、、と思いやす。

みなさんは、ステッキと聞くと、何を思い浮かべやすか?
品のいいおじいさま?
チャップリン?
あっしは、フランク・シナトラでやす。
燕尾服にシルクハットに黒いステッキ持って、ショーで歌う。勿論、ジャズを!
まだお若かった頃のシナトラ、好きなんだなあ。



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ぼんぼち誕生会を開いていただきました! [独り言]

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私・ぼんぼちの誕生日は6月16日なのですが、その少し前の6月3日に、去年に続いて、我らがSSブロガー・ラガーマンさんが発起人となり、同じくSSブロガーのアルチューズさんもご参加くださり、ぼんぼちの61回目の誕生日を祝う会を開催していただきました。

場所は、お馴染みの高円寺の音楽カフェ・Yummyさん。
私が開催時間の30分も前に着いてしまい、「これは、早く着すぎたな」と思いつつ、入り口ドアを開けようとすると、ラガーマンさんが背後から「ぼんぼちさん、こんにちは!」。
早々に店内に入れていただき、ラガーマンさんは、少し前にぼんぼちが記事にした 近田春夫さん著の「グループサウンズ」という本を早速買われたとのことで、「いやあ、逸話や裏話満載で、あの本は面白かったですねぇ!」と、GSの話題に花を咲かせました。
と! お仕事了りにギリで駆けつけるとお聞きしていたアルチューズさんも、意外と早くお越しになられ、宴の始まりとなりました。

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乾杯するや、ラガーマンさんからは、カマンベール&黒胡椒味のおかきと鶏の炭火焼きの缶詰めを、アルチューズさんからは、両さんどら焼きと両さんサブレをいただきました。
そして、Yummyさんのマスターからは、ぼんぼちの大好きな浅川マキさんのLPをいただきました。
みなさん、ありがとうございます!
美味しく、また、愉しく、堪能させていただきます!

飲み物は、各々が好きな物を飲み、お料理はアラカルト。
先ず、Yummyさんのサービスで出していただいた前菜・トマトのジュレが、トマト感凝縮!という感じで 美味しかったこと!
アラカルトでは、スペアリブのコンフィ、塩豚とトマトのグリル、タコスピザなどを注文しましたが、さすがYummyさん、いつもながらに、どれも美味な品々でした。

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話題にも事欠かなく、三人がそれぞれ住んでいた(住んでいる)街の話し、地域によって雑煮や醤油が異なる話し、アルチューズさんは、ブルーコメッツの井上さんに憧れてフルートを自主練されていた話しなどが、次々と出、あっという間に3時間が経過していました。
「では、二次会は、ダングッド(よくYummyさんでの飲み会の後で行く、仙人の様なマスターがお一人で営られているカラオケスナック)で、GS特集といきますか!」とラガーマンさん。
賛同するアルチューズさんとぼんぼち。

そんなタイミングの中、Yummyさん特製の甘くないブルーチーズのケーキが運ばれてきました。
今回も、お味のみならず、マスターのセンスと器用さが活きる 素敵なデコレーションです!
二人に「おめでとう!」と拍手されながら、一本立てられたロウソクをフーしたのですが、何故か今年は何回フーしても消えない!
てっきり、Yummyさんに、消えないロウソクでイタズラされたのかと思っていると、アルチューズさんがフーーーーッ!!!とやったら、一発で消えました。
アルチューズさん、さすが、フルートやってただけのこと、あるなあ。

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ケーキを食べ了え、いざ、ダングッドへ!
入店すると、カウンターに男性のお客さんが一人、いらっしゃいました。
我々は先の話し通りに、GSの楽曲を次から次に歌いました。
マスターや男性のお客さんにも、「今日は私達、GS特集なんでーす!」と、声を飛ばしました。
すると、カウンターの男性のお客さんは、合わせて、タイガースやスパイダースを何曲も歌ってくださいました。
いいお客さんだなあ。

そんなこんなで、二次会もみるみる時間が過ぎ、お開きとなりました。
ラガーマンさん、アルチューズさん、Yummyさん、ダングッドのマスター、カウンターの見知らぬお客さん、みなさんのお陰で、ぼんぼち、ベリーハッピーな一日となりました。
ほんとに、心より御礼申し上げます。
みなさん、ありがとう!!!
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バースデー・セルフポートレート2023 [セルフポートレート]

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私・ぼんぼち、2023年6月16日が61才の誕生日になるので、誕生日記念のセルフポートレートを撮りました。

今回は、ちょうどタイミングよく、個性的なサングラスを見つけたので、このサングラスからイメージを構築していって、この様なコーディネート、この様なポージング、この様な背景に決めました。

まあ、いわゆるロック系ファッションですね。
私は、ロックンロールは好きですが、ニューロック以降は聴かないんですよね。
だけど、ロックファッションは大好き!

ちなみにこのサングラス、なんと!550円でした。
お洒落って、特にロック系ファッションって、値段じゃないんですよね。



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「実力」とは [独り言]

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今日は、「実力」とは何なのか、「実力がある」とはどういう事なのかについて、お話しさせていただきます。

長くこのブログを読んでくださっている方々はご存知のように、私は、毒母を養うために、18才~27才まで、画家をやっていたので、私の実体験から、画家という仕事を例に取って、説明したいと思います。

画家として月々安定した生活収入を得るには、画力が素人さんとはケタ外れに高くある事は、言うまでもありません。
しかし、画力が高ければ高いほど稼げる画家になれるか、というと、そういうものではないのです。
というのは、画力は、画家の実力の一つに過ぎなく、画家として月々安定した生活収入を得続けてゆくには、他にも必須要因があるからです。

プロの画家としてやってゆくには、先ず、画商がつかなければなりません。
(画商のイメージが掴めないかたは、「マネージャー」という言葉に置き換えて考えてくださると、解りやすいと思います。)
自分に画商をつけるには、ステイタスのある公募美術展で、大きな賞をいくつも取れば、つきます。
ですから、自分の表現したい方向性か否かはど返しして、出品する公募展の審査員受けする作品を、100%狙いで描いて、何としても、大きな賞を取らなければなりません。

そして画商がついたら、その画商と、良好な人間関係を築き、保ち続けてゆかなければなりません。
画商は、顧客から要望を聞いてきて、「先生!こういう色合い、モチーフの作品を○号で描いてください」と、画家に注文します。
その時、「そんな方向性の作品は、私の世界観の作品ではないっ!」などと、本音を言って断わったら、他に画商についてほしい受賞歴のある画家はいくらでもいるので、画商はそっちへ行ってしまいます。
勿論、遠い地の風景画などの、利益率の低いモチーフを、画商が「先生!それは先生の仰るとおりですね!」と納得させられる口八丁の理屈をつけて、笑顔で断るのは、より効率的に稼げる結果につながるテクニックとなるので、おおいに使いたい事ですが。

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つまり、画商は、完全なマネジメントと ある程度のプロデュースはしてくれますが、画家自身も、セルフプロデュース力を持っていなければ、いくらクオリティの高い絵を描いても、稼ぎ続けられる画家にはなれないのです。

要するに、画家に必要なのは、「画力」+「人間関係を良好にやりこなす力」+「セルフプロデュース力」なのです。
将来プロの画家を目指している画学生や素人さん達は、画家に必要なのは「画力」だけだと思われている人が少なくないようですが、それは違います。
プロとして必要な画力がついて、他の二者が不足していたら、今度は、画力を高める事は一旦置いておいて、他の二者に長ける事にエネルギーを注ぐのが賢く、稼げる画家になれる道なのです。

私は会社組織に属した経験はないので、憶測になりますが、会社員さんの世界でも、全く同じ事が言えるのではないでしょうか?

いくらパソコンに向かっての作業能力があっても、上司が途中で、「君、こっちの仕事、先にやってくれる?」と割って入って来た時に、「いやです。今、この仕事を夢中でこなしている最中ですから」と、突っぱねたり、上司や同僚と仲良くやっていけなかったり、部下に仕事の教え方がまともに出来なかったりしたら、果たしてその人は、「パソコン作業能力のある人」なだけであって、「仕事全体の実力のある人」とは言えないでしょう。出世の望みもないでしょう。

みなさんも、それぞれに、様々なお仕事を経験されている、されてきた、とお察しします。
みなさんのお仕事に関しても、同じ事が言えるのではないでしょうか?

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いろいろな貝 [写真]

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海鮮居酒屋の表に飾られていた 日本の食材としておなじみの、いろいろな貝。
単純に、「綺麗な色にしてみよう!」という目的で、こんな色調加工を施してみやした。
ブルーとオレンジ色の補色がきいてくれて、バランスの取れた美しさになってくれやした。
観てくださるみなさんも、単純にただ「綺麗!」と感じてくだされば、それだけで本望でやす。

みなさんは、貝、お好きでやすか?
あっしは、ホタテと火の通ったアワビ以外は苦手でやす。
何故かというと、磯の匂いの強いのがダメだから。
貝以外でも、鮮度の低い青魚の刺し身とか、そういうのもダメでやす。
一番好きな貝は、エスカルゴでやす。
エスカルゴは、陸の貝で、磯の匂いがまったくしないから。



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第31回の演技のレッスンを受けて [リポート]

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今日は、5月25日(木)第31回「オセロー」の、演技のレッスンのリポート&感想を、つづらせていただきます。
(なお、第29回第30回のレッスンは、参加希望者が私1人だったという理由で、中止になりました。)

先ず、ウォームアップとして、いかようにも解釈出来る 1行の極めて短い9行のダイヤローグを、ありとあらゆるシチュエーションで、お勉強しました。
・同窓会の立食パーティー会場で、30年ぶりに出逢った二人。
・お互いに、やたら、い〜い香りがしている二人。
・揺れる吊り橋の上で、出逢った二人。
・都会のドブネズミの2匹。
・象に踏まれつつ、会話をするネズミ2匹。
・1人がろくろ首になって、会話をする二人。
・1人が豚鼻、もう1人がアヒル口になって、会話をする二人。
等々々、、、
進む毎に、どんどん難易度が上がり、先生に「そうじゃない!そんな程度じゃ、そのシチュエーションに聞こえない!」と、バシバシダメ出しを受けました。
でも、難しかったけれど、とても面白い課題でした。

次に、イアーゴーという、ずる賢い家来の登場人物の、1ページ近くの長台詞を、素読み(感情を入れない読み方)でやりました。
私は、いつもの様に、滑舌の悪さを指摘され、特に、家来の「け」、利用の「り」、主人の「しゅ」、カラスの「カ」、突っつかせるの「つっ」、ロダリーゴー、イアーゴー、ムーアなどの、人名、人種名を、もっと明確に言うようにとの事でした。
私自身、滑舌は、最も苦手とするところで、その悪さは十二分に自覚しているので、案の定、、、といったご指摘でした。
そして先生は、「富士山でいうと、5~6合目辺りまで来たところだね」と仰いました。
滑舌、悪いながらも、少しは進歩しているんだなあと思いつつ、自主練で、もっともっと鍛えなければいけないな、頑張ろう!と、拳を固くしました。

最後は、オセローと彼の愛妻・デスデモーナのダイヤローグの、オセローが、イアーゴーが仕組んだ罠だと気づかずに、デスデモーナが浮気をしたと思い込み、家に帰り、デスデモーナに「殺す!」と詰め寄る件りをやりました。
私は、オセロー役もデスデモーナ役もやったのですが、両役とも、これから殺してやる!これから殺される!の、緊迫感が薄い!と、ダメ出しをされました。
自分が過去に体験していない事、実体験ではなくとも目の前で観察した事のない出来事を、リアリティを持って、その感情になり、発するのは、難解だな、と感じました。
でも、先々、またこのテキストが来た時は、少しでも、今回の先生のご指示に近づける様にしたい!と思いました。
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又、家で1人でテキストを読んだだけでは気づけずに、先生のご説明で、目からウロコだった所も、何箇所もありました。

私はてっきり、オセローが家に帰ってきた辺りはゆっくりで、徐々に早くなり、クライマックスの殺人シーンで、最もテムポが早くなるのだと解釈していたら、先生は、「逆!逆! だって、観客は、一番どこが観たいの?殺人シーンでしょ。 だから、殺人シーンにたっぷり時間を使って、それ以前は、トントントンと早くやらなくちゃ」と。
なるほどー!確かに、一番観たいシーンは、たっぷり時間を取って観せてほしいぞ! その前がもったりしていると、退屈するよな、と、大きく頷きました。

それから、オセローの「今夜の祈りはすませたか、デスデモーナ?」という台詞があるのですが、この「今夜の祈り」は、普段の日日の祈りと殺される前の懺悔とのダブルミーニングであるので、ダブルミーニングだという事を観客に解らせる様な言い方をしなければならない事。
ここも、私1人で読んだ時は、前者の祈りしか読み取れませんでした。

あと、やはりオセローの台詞で、「黙れ!静かにするのだ!」の「黙れ!」の意味には、しのごの言ってないで早く懺悔をしろ! 早く殺させろ! 外に人がいるから聞こえてはまずい、等、幾つもの意味が込められているので、「黙れ!」の一言で、その全ての意味を表すように言う事。
これも、私は単に、その前のデスデモーナの5行の台詞を打ち切るだけの意味だと解していたので、あー、まだまだ読み込みが浅かったな、これだけ(1ページ)の件りにも、こんなに深い意味が幾つも詰め込まれていたのか! やはり、プロを教えるプロ中のプロの先生というのは凄いな!と、改めて尊敬し直しました。

今回のレッスンは、非常に難易度の高い事ばかりを求められた様に思います。
だけど、久しぶりのレッスンだったし、わくわくでスタジオ入りして、爽やかな気持ちでスタジオを後にした一日でした。
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ゴミ箱の隙間に捨てられているビニール傘 [写真]

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ゴミ箱とゴミ箱の隙間に捨てられている壊れたビニール傘。
撮ろうという段階から、「これは絶対に白黒にしたらキマるな!」と確信し、白黒加工の中でも、説明的ではなく、下の方がぐっと黒くつぶれたバージョンを選びやした。
そのために、うらぶれ感、捨てられている感が強く出てくれ、あっしなりにでやすが、納得の一枚に仕上がりやした。

壊れたビニール傘、こうして不法投棄されているのを、しばしば目にしやすね。
勿論、捨てる人が一番悪いわけでやすが、傘は捨てる所に困る、というのもありやすね。
コンビニのゴミ箱にも入らないし。
なので、あっしの考えでやすが、それぞれの市区町村で、傘専用のゴミ箱を所々に設置したらいかがなものだろう?と、思いやす。
今よりぐっと、道端や傘が入らないゴミ箱脇に捨てられる確率が減るように思いやす。



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