無自覚に時間にルーズな人 [独り言]

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携帯端末の普及で 時間にルーズな人がぐっと増えたように思う。
「メールさえすれば、いくら遅れても構わないのだ」というような。

待ち合わせの時間かっきりになって「○分遅れます」とメールが来る。
○分遅れて相手が来る。
そこには、あらかじめ約束しておいた時間より遅れて申し訳なかった という言葉も態度もみぢんもない。

あるいは、こういう人もいる。
例えば、1時に新宿の紀伊国屋書店の前で待ち合わせをしているとする。
1時きっかりになって「新宿駅に着きました」とメールが来る。
したがって、待ち合わせの場所である紀伊国屋書店前に到着できるのは、1時12分くらいである。
1時12分、相手は、悠然と当たり前の顔をしてやって来る。
新宿駅に1時に到着すれば時間通りに来たことになるとでも思っているらしく、「自分は遅刻をした」という自覚などまるきりないようなのである。

誰しも のっぴきならない事情で遅刻をしてしまう事はある。
しかし、そんな時は「待たせてしまって申し訳なかった」と 平謝りに謝るのが常識である。
けれどここに挙げたような人達は、「自分は遅刻をした」という自覚がないのである。
むしろ、メールで知らせているのだから 自分はきちんとした常識人とでも思っているようなのである。

文明の発達で便利になるのは喜ばしい事だが、文明を巧く正しく活用できずに そこに甘えただらしない人間を生み出してしまうのは憂うべきことである。

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