生まれ直しの儀式・塚本晋也 作品群 [感想文]

「観念のセルフポートレート」というものを持っている人は どれくらいいるだろうか?
持っているとしたら、そこに写っている自身の輪郭は 現実の自身とぴったり同一であろうか?

自分は 持つ人間である。
そして、その中の己れの背後には、必ず 新宿の高層ビル群がそびえ立っている。
否、脊髄から生えている といったほうが相応しいかも知れない。
そこから己れの輪郭を切り取れ と言われたら、自分は迷うことなく ビルごと切り取る。
もし 間違って ビルと自分の身体の間にハサミを入れようものなら、ビルと身体をつなぐ大動脈ほどの血管は 破れ、血潮は 天高く吹きあがり、自分は バッタリと倒れ 息絶えてしまうこと必至である。
自分は、自身にもよく解らない中に 己れの精神を生きるには この観念のポートレートを かた時も手放すことが出来ないのであった。

この感覚は、誰れに話したところで およそ理解してもらえる筈もなく、どころか 言わんとしているあらましからして 掴みかねられ ただただ奇妙な顔をされるのが常だった。

と、三十歳を過ぎたある時、別段 何の期待もなく 気まぐれに 一本のビデオを借りた。
-----塚本晋也監督「鉄男Ⅱ」。

自身の表層の意思とは関わりなく 肉体が鉄へと化す男の物語が、そこここに挿入されたアニメーション技術により 死力の疾走の如きテンポで迫ってきた。
みるみる 自分のビルを背負った輪郭に、塚本晋也という影が駆け寄った。551.jpg
自分は身動きが出来なかった。
同時に 己れの内部が洗い流されるのを はっきり認識した。

胎内回帰 意識下への下降・・・・・
そして、肉体のすべてが鉄と成った男は、東京の街を破壊する。
-----生まれ直しの儀式である。
それは、塚本晋也氏自身の ひりつく 痛みをともなう切望に他ならないのだった。
自分の輪郭に塚本氏がピタリと重なった瞬間だった。

552.jpg自分は、この「鉄男Ⅱ」により、何故 自分の観念のセルフポートレートがビルを生やしているのかを解き明かされた。
観念のセルフポートレートの輪郭は、未来に生まれ直しを切望する己れなのだった。
そして、氏は、自分が止まっていた位置から フイルムをまわし 鮮やかに 自分の夢を代弁してくれたのだった。

その後、自分は 氏の作品を観あさった。
中でも、「鉄男」「東京フィスト」「バレットバレエ」「双生児」、この四作品には やはり 非常に 己れに近い輪郭を見、自分は より深い塚本世界へと下降していった。

調べると、氏は 高度成長期に東京に育った人で ある種の強いコンプレックスを抱えていたという。
それを知った時、自分は「やっぱり・・・」と 深く頷かざるをえなかった。

自分はそれまでの人生で、寺山修司氏 松本俊夫氏と 二人の 「どうにもならなさ」を源とした表現者に 精神の飢餓から救われてきた。
塚本氏は その三人目の人である。
先の二人に比べて 二つの物理的背景の共通項がある分だけ より ひりつく痛さとカタルシスを強く感じずにはおれない 我が人生で出逢うべくして出逢った表現者である。

5月22日 氏の新作「TETSUО・THE BULLET МAN」が公開になる。
久々に スクリーンいっぱいの塚本世界に飲みこまれてゆきたい。

553.jpg

タグ:塚本晋也
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未来

あいにく塚本晋也監督作品は観たことがないのですが、
津軽を背負われていた寺山修司氏と、新宿のビル街を背負われた
ぼんぼちぼちぼちさんは短歌で繋がっている以上に、その背景を
背負っているのが分かるような気がします。

by 未来 (2010-05-05 10:18) 

たいへー

私はビルの中には住めないですね。
緑の中で生きていたいです。
by たいへー (2010-05-05 12:26) 

ぼんぼちぼちぼち

未来さん

そのご指摘 非常に鋭いと思いやす。
寺山にとっての青森も あっしにとっての東京のビル群も
拭っても拭っても決して拭い去れない 愛着も怨念も越境した細胞の繋がりなんでやす。

今回の記事は、「解り辛いだろーなー 読んで表層だけでも理解してくれる人は 果たしてどれくらいいるだろー
でも こういう言葉を使ったこういう表現でないと 
自分の言わんとしていることは表せないし
これは自分がどうしても吐露せずにはおれないことだ」
と かなりの自己完結の元に仕上げたものでやす。
でやすから、それが伝わってとても嬉しいでやす。

世間的には「六月の蛇」がベネチア映画祭で受賞して話題になったので
それを観ているかたが多いかも知れやせん。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-05 18:21) 

ぼんぼちぼちぼち

たいへーさん

そのほうが人間本来のありかたとして自然だと思いやす。

塚本氏やあっしのような感覚というのは
高度成長期以降の東京を母胎としているからこそだなーと実感しやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-05 18:35) 

hatumi30331

塚本信也の作品「鉄男」見た事あります。
WOWOWで上映されたのを見ました。
他にも彼の作品は数本見ています。
独特の世界ですよね。見入ってしまいました。
肉体が鉄になって行く所・・・顔を歪めながら見た
記憶があります。
でも、何となく・・・精神と肉体のバランス・・・人間て何?
「何か」に突き動かされる「何か」って「何」?って真剣に考えていた頃の事・・・思い出します。
ぼんぼちぼちぼちさんの感性の鋭さの奥底を少しだけ垣間みたような気がします。 何かしら深い事を語ってもらったような気持ちです。ありがとうございました。

by hatumi30331 (2010-05-05 20:22) 

さーやん

ご来訪ありがとうございます
by さーやん (2010-05-05 20:48) 

Sartre

ご訪問とおNiceりがとうございます。

塚本晋也氏の作品と巡り合ったことはありませんが、三島由紀夫の「鉄と太陽」?を英文でトライしましたが内容はお手上げでした。

今度機会があったら映画でも見たいですね。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
by Sartre (2010-05-05 21:26) 

ぼんぼちぼちぼち

hatumi30331さん

鉄化していくところ 大抵の人は顔を歪めてしまうんでやしょうね。
あとは、非常に客観的に 怪獣映画を観る感覚で「ほーー 面白いじゃん」と。

あっしは、あそこに 根源的な気持ちの良さを感じやす。
膿んでパンパンに張り切った患部 から 血の混じった膿が ドッ!と出て
痛いんだけど あーやっとすっきりする 気持ちいいーー!
という感覚でやす。

塚本作品は、表面に流れる物語とテーマの間に とても距離がありやすね。
テーマは 意識の深い深い部分を流れていやす。
その究極の作品が「六月の蛇」でやしょうね。
あー ここまで深いとこに来たか・・・と。
でやすから、あの作品の解釈は 少し難しくなってやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-05 22:47) 

ぼんぼちぼちぼち

さーやんさん

こちらこそ ありがとーでやす♪
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-05 22:49) 

ぼんぼちぼちぼち

Sartre さん

英文でトライでやすか!
中学一年の英語力も無いあっしにとっては
トライされるだけでも尊敬に値しやす!
あ、六月辺りに 三島にちょっとふれた記事も書く予定でやす。

by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-05 22:59) 

TBM

塚本監督の作品、好きです。
新作も、とても楽しみ。
by TBM (2010-05-05 23:08) 

ぼんぼちぼちぼち

TBM さん

楽しみでやすね♪
あっしの予測では スタイリッシュなマチエールに仕上がっているのではないかな・・・と思いやす。

by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-05 23:43) 

風船かずら

その人がどうにもならず背負っているもの、、、本当の自分って何かを考えるとやはり観念のセルフポートレートにきつくって大切かもしれないと思いますね。それが自分なのですから、そこからしか出発できないという意味で。
by 風船かずら (2010-05-06 16:02) 

ぼんぼちぼちぼち

風船かずらさん

その通りでやす!そのお言葉とても嬉しいでやす!

表現者の多くにとって 表現をする という行為は
そこを探す旅なのだと思いやす。
旅に出なくても生きてゆけるけどなんとなーく出てみるのではなく
旅に出ないと精神が生きてゆけないから出るんでやすね。

初期の塚本作品に於いてのその渇望のエネルギーは 物凄いものがありやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-06 20:22) 

ハルコ

はじめまして。
nice!ありがとうございました!嬉しかったです。

ぼんぼちぼちぼちさんのブログ、すごい引き込まれて読んでしましました!
いろいろ考えさせられました。またきますね!
by ハルコ (2010-05-06 21:33) 

ぼんぼちぼちぼち

ハルコさん

こちらこそ ありがとーでやす♪
あっしが自身の為に吐露しているものをそんな風に言っていただけるなんて 痛みいりやす・ぺこりっ。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-06 22:00) 

漣花

言葉,表現がとても難しいです。
きっとわかっていない言葉もあるし,
どこまで内容を理解できているか,
テストでもされちゃったら,私の表現がヘタで
落第かもしれません。
でも,なんとなくわかる。私もよく,自分から出て
自分を分析しようとします。なんで,こんな考えなのかとか
何ゆえにココにこだわるのかとか,なんの因縁なのかとか。
自分の精神なのに,自分では理解しがたく,でも,映画や本に,
その答えを見つけたりすると,密かに救われて,密かにのめりこんで
でもそんな私のこと,他人には伝わらないし伝えないだろなって。
あ゛ー,上手く書けない!!!
by 漣花 (2010-05-06 23:23) 

吟遊詩人41

林檎畑の中で生まれ育ったので、、、背中には林檎の木ですかね^^;
by 吟遊詩人41 (2010-05-06 23:32) 

yoikosan

人は生まれる時も、死ぬ時も一人。自分の考え方や感覚を全て、間違うことなく理解してくれる人に出会うことは ありえない幻想だと思いますが、ごくまれに、その人やその人の作品の中に、自分と同じ皮膚感覚やバックボーンを感じた時は嬉しいものですね。作品だけでなく、食の嗜好を通しても感じることがあります。
by yoikosan (2010-05-07 00:42) 

ぼんぼちぼちぼち

漣花さん

言葉による表現 難しいでやすね。
しかし、最も適切に多くの人に伝えられる手段は
今のところ 言葉以上のものは無いでやすしね。

アニメ「甲殻機動隊」のように 他人の脳内情報をカチッと挿入すれば
同じものが観られるという時代が来たら それのほうが正確に伝わるわけではありやすが。

芸術による表現は(特に この塚本作品のようにメタファーによる表現には) ばちこーんと「そう!これは言葉で言い表せない感覚!」と皮膚で感じる人もいやすが
まるでとんちんかんな解釈をする人もいるわけで
まぁ、とんちんかんな解釈をする人に芸術を鑑賞する資格がないかというと
まるでそんなことは無く そこは自由なわけでやす。

でやすから、客観的理解度の平均値という点からも やはり 芸術としてではない言葉にたよるのが 最適なんでやしょうなぁ。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-07 10:08) 

ぼんぼちぼちぼち

吟遊詩人41 さん

そうでやすか! 吟遊詩人41 さんは林檎の木なんでやすね♪
なんか平和な感じがしやすなぁ・・・
で、きっとその枝には クリスマスの飾りのように
ドーナッツが沢山下がっているんでやしょうなぁ~


by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-07 10:13) 

ぼんぼちぼちぼち

yoikosan さん

そう、それはありえない幻想でやす。
しかし、仰る通り 一作品にでも自分の精神的飢餓を代弁しているものを見つけると 非常に救われやすね。

あっしは、今までの人生で 計5人の そういう表現者に出逢ってきやした。
それらの表現者へのオマージュを綴るというのが このブログを始めた大きな理由の一つでもありやす。

食の嗜好というのも 人間の非常に深い部分のものでやすものね。
あっし個人の嗜好でいうと、あっしは 味噌汁というものが苦手でやす。
だから、唐突に「好きな味噌汁の具は何ですか?」などと聞かれると
何故この人は 自分が好きであろうものを他人も好きだという大前提で話を始めるのだろう?と
人間としての精神的世界の狭さを見てしまいやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-07 10:45) 

グランマ・ぴよ

ぼんぼちぼち様

ご訪問に感謝致しております。

松本俊夫氏のお名前
なつかしくく眺めさせて頂きました。

文学界で 。ぴよ チェックの信じられた方でしたから。
同人誌評もなさっておられましたかしら?

この度は 荒唐無稽と取られても仕方ないと想いながら
書いたブログに ご理解を お示しくださいまして
ありがとうございました。
           改名致し グランマ・ぴよ拝


by グランマ・ぴよ (2010-05-07 12:41) 

frogirl

おいで頂き、ありがとうございます。
グダグダ10年愛をグダグダに書き綴ってますが
宜しければまたおいで下さい。
by frogirl (2010-05-07 18:13) 

ぼんぼちぼちぼち

グランマ・ぴよさん

松本俊夫氏は、創作活動のみならず 映像・文学・絵画など 様々な芸術分野の評論もされておりやす。

あっしの松本氏へのオマージュは 過去記事「目の巨人・松本俊夫氏」にて綴らせていただいておりやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-07 18:15) 

ぼんぼちぼちぼち

frogirl さん

こちらこそ ありがとーでやす。
また伺いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-07 18:17) 

空兵

「観念のセルフポートレート」
と言う言葉に引きずられて
自分の場合はどうだろうかと
考えています。
by 空兵 (2010-05-07 21:42) 

miff

>「どうにもならなさ」
この世の中には色々ありますね。秒単位で動いているであろう都会の電車とかを見ると、どうにもならないことはむしろ減っているはずなのに、現代のどうもならなさが増えているように感じます。諦めるか、乗り越えるかは、その人のモチベーションなんでしょうけど、それを楽に取捨選択できるのが大人なのかもしれません。
by miff (2010-05-08 08:10) 

詩人の血

良い出会いがあってよかったです!!!
by 詩人の血 (2010-05-08 08:36) 

muzik

わたしは新宿の高層ビルでも、その裏っての
十二荘の辺りが好きですね。

いまだに変な料理屋さんがあったり、ちょっと
うらぶれた酒場とか・・・。
塚本監督の作品、注視しておきます
by muzik (2010-05-08 08:36) 

ぼんぼちぼちぼち

空兵さん

自分以外の人間はどうなんだろう?と とても興味がありやす。
別の言葉に置き換えると「精神的飢餓感」に苛まれているか というのが わりと近いかも知れやせん。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-08 09:56) 

ぼんぼちぼちぼち

miffさん

自分の外側のどうにもならなさの解決の術は簡単に見つかりやすが
奥底の 人間として根源的などうにもならなさを解決するのは難しいでやすね。
人間の半分は精神で生きているわけで、精神的飢餓感に苛まれ続ける人生は 呼吸をするのも大変でやす。

あっしが育った 時代は 物質の十二分に溢れる「豊かな時代」と言われてきやしたが
あっしは「どこが豊かなんだ?似たような品物が溢れているばかりじゃないか」と
物を買おうと都内の大きな街を幾つもまわっても 一つも欲している物がなく
しかも、精神を満たしてくれるものとなると なおさらでやした。

こんなことは、物質の乏しかった時代のかたにはお叱りを受ける発言かも知れやせんが
「では、今のあなたは物質が多ければ人間として満たされて生きてゆけるのですか?」
という言葉も湧きあがってきやす。

人間というのは 自分が当たり前 と思っているところがどこかにあるので
あっしからすると、「どうにもならなさを抱えていない人って 何故そうなの?」
と 不思議に思ったりしやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-08 10:22) 

ぼんぼちぼちぼち

詩人の血さん

ありがとーでやす♪

この「鉄男Ⅱ」のクライマックスシーン、田口トモロヲ演ずる主人公が胎内回帰してゆく オブジェクトアニメの観念的な映像には
心の最も底にある蛇口がキュッと開けらけ あっしの精神がジャージャーと浄化されるのをいたく感じやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-08 10:32) 

ぼんぼちぼちぼち

muzik さん

十二社でやすか~ そういった点ではmuzik さんも渋いでやすなぁ~
あっしは、手前にうらぶれた建物があって 背後に高層ビルがそびえている という景がとても好きでやす。

「東京フィスト」には その辺りで撮影されたシーンがありやす
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-08 13:08) 

sugarbabe

まだ観たことないですが、自分でお金を準備して全部やってるのが素晴らしいです。でもその代わりなのか全国上映が少ないですね。
by sugarbabe (2010-05-08 18:18) 

×やつ×

おぉ~筋金入りの塚本ファン発見('◇')
東中野の年越しHMVのインストアライブその他モロモロ田口トモロヲイベントいった?
塚本っあん6月の蛇のあとなんか変わってきちゃったよね(〃_ _)σ∥
でもまぁ今回また鉄男だしさへ(^o^ヘ)
渋谷いくならもしかして冷たい廊下さんと隣のシートかもね( ^_^)人(^_^ )
by ×やつ× (2010-05-08 23:47) 

ぼんぼちぼちぼち

sugarbabe さん

そうでやすね。
そこが商業映画との大きな違いでやすね。
東京に住んでいると、その辺は実感としてあまりないんでやすが
地方のファンは ものすごく遠くまで足を運ばなければならないでやすよね。

あと、東京を主観的に内側から描いている塚本作品は
地方のかたの目にはどう映るのか とても興味がありやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-09 00:41) 

ぼんぼちぼちぼち

×やつ×さん

東中野 年越し蕎麦や甘酒が振舞われて アットホームな感じで嬉しかったでやすね♪
HMVのは、司会者の女性が 塚本作品のマチエールをまるで理解していなくて とんちんかんで笑ってしまいやした。
田口さんのは、シネキタ(まだアートンになる前でやすね)の時のトークショーでいいのかな
貴重なキャスティング秘話が聞けて興味深かったでやす。

実は あっしも「六月の蛇」以降変わってきた というのは感じておりやした。
塚本氏を取り巻く環境が大きく変わって そうせざるをえない状況になってしまった というのはあるんでやしょうなぁ。

あっしも渋谷に観に行く予定でやす。
席 隣かもでやすね~\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-09 10:33) 

久遠

こんにちは!
ワタシも「鉄男」、好きな作品です。まず発想が凄いと思いました。
とはいえ、実はそれ以降の作品を見ていないのです。
「鉄男」が好きなワタシだと、特にお勧めはどれでしょうか?
新作映画も実は見に行こうと思っています。楽しみです。
by 久遠 (2010-05-10 09:15) 

ぼんぼちぼちぼち

久遠 さん

「鉄男」お好きでやすか♪
特に 性器がドリルになるという発想、それがちゃぶ台や恋人を突き破ってゆくシーン凄いでやすよね!

やはり「鉄男Ⅱ」はお勧めかもでやす。
こちらはカラー作品で、ブルーのトーンをかけたような映像がとても綺麗でやす。
また、胎内回帰の表現として使われているアニメーションも圧巻でやす。

新作、観られたら感想是非 聞かせてくださいでやす♪
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-10 10:50) 

つなみ

精神と肉体、魂と生体
そんなはざまにあるあわいのような。
そう思いました^^
by つなみ (2010-05-10 21:24) 

ぼんぼちぼちぼち

つなみさん

そう、塚本作品は そこをつきつめてゆくような映画でやすね。
あっし自身が内向する人間なので 好きになるのは内向する表現者ばかりでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-10 22:59) 

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