優しく気遣いの行き届いたリーマンのお兄さん・2 [独り言]

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その日、私・ぼんぼちは、神保町の行きつけの喫茶店で、コーヒーを愉しんでいました。
が、近年、良くなっていたはずの花粉症が、若干、復活してしまって、片手で鼻先をつまみ、「ぐしゅ」「ぐしゅ」と、鼻水をすすりあげていました。

と、私の隣のテーブルのトイメンの位置に、三十代前半くらいのリーマンと思われるお兄さんが、掛けました。
お兄さんも花粉症らしく、ちょっと鼻をすすりながら、テーブルにポケットティッシュを出していました。

何分かしてーーー
突然、お兄さんがこちらを向き、ーーートイメンに座っているので、私と真正面から顔を合わせる形となりーーー「良かったら、使ってください!」、にこやかにポケットティッシュを差し出してくださったのです!
わ!見ず知らずの他人にこんなに笑顔で優しく気遣いの行き届いた言動をしてくださるなんて、何て出来た人だろう!しかも、イケメーン!!
私は、鼻水をすすりあげていたのを見られ聞かれていた恥ずかしさと、お兄さんの思いやりの心への嬉しさで、心がいっぱいになりました。
鼻水は、ティッシュを使うほどは出ていなかったので、「いえ、大丈夫です。ありがとうございます!ありがとうございます!」と、こちらも思いきりの笑顔で返しました。
お兄さんは、ティッシュを引っ込めつつ、やはり笑顔で、「花粉症の季節ですもんね」とおっしゃり、開いていたパソコンに向かれました。

あぁ、こういうリーマンのお兄さんって、会社でも、上司に忠実に仕事をこなし、部下には適切な指導をし、女性社員には全員、平等に優しくふるまうのだろうな!しっかし、モテるだろうな〜!と、想像しないわけにはゆきませんでした。

三十代のリーマンのお兄さんに具体的に気遣いの言動を取っていただいたのは、これで二度目です。
他にも、狭い路をゆずってくださったり、喫茶店の隣の席でタブレットをいじり始めると、うるさくないように声を落として会話をなさった二人組のかたなどなど、、、
三十代リーマンのかたは、人間的に出来たかたが多い様に感じている、今日この頃です。

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