オーダーメイドでポーチを作っていただきました! [ファッション]

私・ぼんぼち、ふだん持ち歩いているバッグの中に、メイク用具用のポーチと筆記用具用のポーチを入れているのですが、この二つのポーチ、私のうちで、今ひとつ納得がいきませんでした。
というのは、一つ一つ単体で見た時はいいのですが、二つのポーチはビジュアル的なテイストが全く違い、バッグや財布とも溶け合い感がなかったからです。

と!最近、十年来行きつけにしている高円寺の音楽カフェ・yummyの飲み仲間のMさんという男性が、「九十九革工房」(つくもかわこうぼう)という Mさんデザインの品もあるし、お客さんの注文に応じた品も作ってくださる工房を始められたという話しを聞きました。

私はさっそく、持っているポーチ二つがどうも気に入らないので、これらと同じサイズ(縦9センチ 横15センチ マチ5センチ)の革ポーチを二つ作っていただけないだろうか?と、相談しました。
Mさんは快くOKを出してくださいました。
「先ず一つ作って来るので、ぼんぼちさんがそれでよろしければ、全く同じ物をもう一つお作りして来ます。 お代は、一つ8000円なので、二つで16000円です」と。
私は迷わず、「では、その方向でお願いします!」と注文しました。

注文したポーチは、あえて マークや縫いデザインを入れていただかないことにしました。
というのは、私には、Mさんに革ポーチを作っていただこう!と決断した時から、同時にあるアイデアが浮かんでいたからでした。
そのアイデアというのはーーー
yummyのマスターは、イラストやロゴマークを描く事に大変長けていらして、以前 マスターのバッグインバッグにマスターが彫ったというカッコイイスタンプが押されていて、その他にも、箱いっぱいのマスター手彫りのスタンプを見せていただいていたので、是非、私のポーチ二つにも押していただこうと、目論んだのでした。
Mさんに一つめのポーチをお願いした段階で、マスターにこの話しをしたら、二つ返事で「いいですよ〜」と言われました。

さて、二つめのポーチも受け取り、お代を払い、売買完了となり、いよいよマスターに、スタンプを押していただく段になりました。
私は箱の中のたくさんのスタンプから、弦楽器のサオの先っちょをデザインされたものがダントツにカッコイイ!と嗜好にバチコーンだったので、それを、真横の向きと、上から少しだけのぞかせる感じでのニパターン、押していただこうと考えていました。

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いざ!押さむ!!という時になりーーー
マスターは、ポーチはペラでなく袋状なので、中にキチっと高さを合わせる紙の束などを「あれも合わへん、これも合わへん」と、非常ーに几帳面に調節してくださいました。
私が「そんな完璧じゃなくていいですよ〜」と言うと
マスターは、「あかん!」
「マスターのアート魂が許さない?」
「そう!」
そんな会話をしながら、キーーーッチリ高さを合わせてくださり、インクも何種類もある中から私は紫色を選び、先ず、紙に仮押しをしてくださり
「革は凸凹してるから、写らへんとこもあると思うけど、いい?」
「勿論です!その方が、印刷じゃなくて手押しのスタンプ感が出ていいですよ!」
「この辺?」
「んー、もうちょっと上!」
「ここ?」
「あ!そうそう、そこ!」
「わー! 緊張するわ〜!緊張するわ〜!」
「これ、私がマスターにするお願いの中で、一生で一番大きなお願いだね」
「そうねー」
「ここね? いいね? 押しますっ! んぐ〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」
仕上がりは、写真をご覧になってください。
私が頭の中で思い描いていたのと寸分たがわぬ完璧な仕上がりとなりました。
カッコイイ〜〜〜!!! マスターさすが!!!

マスターはお仕事ではなく、十年来店に通っているぼんぼちへの常連のよしみ?で押してくださったので、次にyummyを訪れる時、マスターのお好きな和菓子をお持ちしようと思いました。

Mさんとマスターのおかげで、ぼんぼちにとって少し早めの最高の自分へのクリスマスプレゼントが出来ました。
さっそく使っていますが、ポーチを取り出す度にテンションあがり、口角もあがりまくりです。
気分い〜い!!!

ちなみに、Mさんの九十九革工房さん、とても上質な革を使用されていて、なおかつ外見のデザインやサイズのみならず、細かな内部構造のオーダーにも応えてくださるそうです。
無論、ネット通販もされているので、「自分にとって使い勝手のいい革製品がなくて困っている」「お店で売ってるのって、何かしらブランドマークが入ってるから嫌!」という方には特に願ったり叶ったりの工房さんです。
もしもご興味のあるかたは、「九十九革工房」で検索をかけるとトップに出て来ます。

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