カレーにまつわる些細な雑文 [料理・ソフトドリンクス]

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私が、これまでの人生で最も多く食してきた料理は、カレーである。
自分の好きな物を選択して食事の出来る年齢になった中学一年からは、週に二回は食べている。

何故、私がこれ程までにカレーを食べ続けてきたかというと、単純に「味が好き」というだけでなく、カレーには、実に様々なヴァリエーションがあり、変化に富み、飽く事がないからである。

典型的な家庭のカレー、レストランや喫茶店の欧風カレー、元ヒッピーがインドから習い帰り日本人の舌にも合う様にアレンジしたインド風日本カレー、インド人の方の営っていらっしゃる本場のインドカレー(ベジタブル、マトン、シーフード、豆、チキン、ほうれん草)、タイ人の方の営っていらっしゃる本場のタイカレー(グリーン、イエロー、レッド、マッサマン、ソフトシェル&玉子)、片栗粉でとろみをつけてウースターソースをかけていただく蕎麦屋のカレー、等々々、、、

だから、「今週は、月曜日はインド料理店のマトンカレーで、金曜日は行きつけの喫茶店のカレー」とかという様に、全く別の料理を食べる感覚で楽しめる訳である。

又、私ほどのカレー好きではなくとも、世の中に「カレーが嫌い」という人は、まず いないのではないかと察する。
勿論、「カレーに入っているニンジンが苦手」とか「辛いカレーは食べられない」という人はいくらもおられるだろうが、カレーそのものが嫌!という人は、いらっしゃらないのではなかろうか?

それから、世の中には、誰もが感ずる「不味いカレー」というのも、存在しないように思う。
私が長年、週ニでありとあらゆるカレーを食べてきた中でも、「これは不味くて食べられたもんじゃない!」と、口をへの字にひん曲げたカレーというのには、出逢ったためしがない。

大衆的な料理の中で、一番 当たりハズレ度の高いのは、ラーメンだと思う。
次がチャーハン。 その次が蕎麦。
なので、初めて訪れる街で、何の前情報もなく、ラーメンもチャーハンも蕎麦もカレーもある大衆食堂に入った時、危険な賭けには出ずに、安心安全な道を選びたいと考えるなら、カレーを選べば、間違いなく、ちゃぶ台返しならぬテーブル返しはしないで済む、と確信している。


(画像は、新宿東口に在る、あっしの行きつけのタイムスという喫茶店のカレーでやす。美味しいよ!)
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