ドキュメンタリー映画というもの  [感想文]

ドキュメンタリー映画は、虚構ではない。
しかし、客観的事実の叙述であるかというと、それも又 違うのである。

ドキュメンタリー映画とは、監督が意図をもって、あらかじめテーマを決め、あるいは 取材段階や集められたフィルムを基にテーマをあぶり出し、劇映画同様 そのテーマに向かって突き進むものなのである。

例えば----
あるバンドのドキュメンタリー映画を作ると仮定する。
テーマは、「主人公のバンドが如何に優れたバンドで人気者だったか」とする。
実際は、その時代に同ジャンルのバンドが雨後の筍の如く多数出現し その中での秀でたバンドだったとしても、音楽シーン全体や他のバンドについては一切触れずに製作されたら、その音楽ジャンルも人気も 主ドキュメンタリー1.jpg人公バンド唯一のものであるように見える。
又、実情としては 複数の複雑な理由がからみあってドロドロと解散に向かったとしても、複数の要因のうちの最も無難なものを一つだけ取り上げたら、矢張り、それが唯一の理由で穏やかに解散したのだと受け取れる。

これがドキュメンタリー映画というものの構造なのである。
誤解のないように記すが、私は決して、ドキュメンタリー映画を 揶揄している訳でも否定している訳でも低レベルのものだと嘲笑している訳でも ない。
これが、ドキュメンタリー映画というものなのだ と言っているのである。

ドキュメンタリー.jpg劇映画は、劇映画のお約束事を理解した上でスクリーンに向かう。
今時、劇映画の中で人が殺されたのを観て、本当に殺されたのだと解釈して驚愕する人はいない。
誰もが皆、「劇映画というものは虚構である」という大前提を解った上で シートにかけているのである。
しかし、何故だか、ドキュメンタリー映画に関しては、前述の構造を理解していない人が少なくないように思う。
客観的事実なのだと 白紙に絵具が染まるように 受け入れてしまう人が多いように思う。
劇映画中の殺人は虚構であるという認識同様、ドキュメンタリー映画も 監督が一つのテーマを言はむとする為に 数有る事実の中から取捨選択して上手に編集されたものであるという認識の上に、観客側がスクリーンに向かわねばならないのだ。

尤も----
報道映画も記録映画も、ひいては新聞やネットの情報も、歴然とした客観的事実など 伝えてはいないのであるが。 それを伝えることなど不可能なのであるが。


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Take-Zee

おはようございます!
先日、TVで50年前の東京オリンピックの記録映画
市川崑監督。
 記録映画として適切でないと別人が作り直した
そうです・・まったく知りませんでした。

by Take-Zee (2016-10-13 06:50) 

hirometai

ぼんぼちぼちぼち様
おはようございます
Take-Zeeさんの見られた東京オリンピックの放送を見ました。
何も疑うこともなかった記録映画の裏にこんなドラマがあったのだと驚きました。(:_;)
いつの世も主張しようとしても、大きな力に消されてしまうことがあります。
よく、書き上げた原稿が、別の人の手が入り、知らない間に自分の言いたいことと違う記事になってしまって発行されてしまうことがあります。心が折れます。(:_;)
自分が関わる編集に関しては、作者の元原稿を大切にと心がけています。
by hirometai (2016-10-13 07:23) 

馬爺

監督が意図をもって作り上げてもそれを理解して貰えないで作り変えられてしまうなんて余りにも作者を馬鹿にしている気がしますね。
報道規制なども厭わない現政府と同じですね。
by 馬爺 (2016-10-13 07:36) 

よーちゃん

ちょっと話しはそれるけど、
新聞を2紙読み比べるだけで、
こうも観点が変わるかー!と気付きますよね。
一方向だけの情報で判断するのは危険と
肝に銘じてます(;^_^A
by よーちゃん (2016-10-13 08:11) 

侘び助

地元紙でも真実が違う内容を加筆し報道され
当事者の抗議に、ニュース番組でトップがお詫び会見…なんてありました。
インタビューで・本音を語る事を拒否されても仕方ないですね<(_ _)>
by 侘び助 (2016-10-13 11:22) 

BERA

表現方法が何であれ、
ある素材に対しての表現者の切り口、なのだと思います。
同じ素材を使っても編集でまったく違う印象になりますものね。
その表現を見る側も、その人の切り口で見る。
うわ~、そう考えると、もとの素材が一体どんなものなのかすら
得体が知れない気がしてきます。
by BERA (2016-10-13 12:24) 

ミムラネェ

こんにちは
そうですよねぇ~ 報道に至っても、番組を作っている側の意図が
大きく反映されちゃってるもの(*゚▽゚)*。_。)ウンウン
ただ伝えるって、案外難しいと認知しました
by ミムラネェ (2016-10-13 12:51) 

柴犬


戦〇法〇廃止!
聞いている若者は、戦〇法〇が実際に存在していると勘違いしちゃうかもですね(笑

by 柴犬 (2016-10-13 13:24) 

裕々

事実だけを伝えるのが難しいとは言え、いたずらに騒ぎ立てたり、世論操作のようなものが多すぎるのは困ったものですね。
by 裕々 (2016-10-13 17:35) 

sana

ドキュメンタリーはまとまっているから、見たときのインパクトがありますよね。
何を見るかでかなり印象決まるかもしれませんね。
自分が詳しいジャンルのことだと、ちょっと違うと思うことはけっこうあり、ということは‥ほかのジャンルも実はそうだってこと?
雑誌やネットでの報道なども、後で大間違いとわかることがあるけれど‥
立場や解釈による微妙な誤差は訂正はされないまま。
どこまで信じたらよいのやら?
by sana (2016-10-13 18:45) 

kick_drive

こんばんは。今回このような内容だったのでもし嫌でなかったらこの映画を見ていただけたらと思います。

http://www.legendpictures.co.jp/cinemahawaiians/

都内でも11月に公開されます。
by kick_drive (2016-10-13 19:46) 

ぼんぼちぼちぼち

Take-Zeeさん

そうだったのでやすか!別人が作りなおした作品だったのでやすか。
あっしも知りやせんでやした。
監督は相当な屈辱だったでやしょうね。
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 19:55) 

ぼんぼちぼちぼち

hirometai さん

原稿が別の人によって書きかえられて違う内容になって発行される、理不尽さを感じやすね。
自分がされて理不尽に感じることは 他人様にはしないように心掛けたいでやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 19:59) 

ぼんぼちぼちぼち

馬爺 さん

そうでやすよね。監督に対して失礼でやすよね。
もしも変えざるを得ないのであれば、監督を中心に話し合って変えるのが筋だと思いやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:04) 

ぼんぼちぼちぼち

よーちゃんさん

そうそう、そうなんでやすよね。
何カ所もから情報を得て判断することが大事なんでやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:07) 

ぼんぼちぼちぼち

侘び助 さん

侘び助 さんの地元でそのようなことがあったのでやすね。
インタビューも、「こういう応えがほしい」って最初から決めていたりする場合が少なくないでやすもんね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:10) 

ぼんぼちぼちぼち

BERA さん

そうなんでやすよね。まさに「表現者の切り口」でやすよね。
そして観る側も受け手各々の観方で観る。
そこが面白いところでもあり 同時に恐ろしいことでもありやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:16) 

ぼんぼちぼちぼち

ミムラネェさん

そうそう、ニュースも、アナウンサーは無感情に淡々と読み上げても
原稿や映像がすでに意図されている場合が多いでやすもんね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:20) 

ぼんぼちぼちぼち

柴犬 さん

無垢な若者ほど信じてしまいやすいでやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:22) 

ぼんぼちぼちぼち

裕々さん

多すぎやすよね~
今の時代ネットがあって良かったと思いやすね。
テレビや新聞がどれほど操作されたものであるか 多くの人が見抜ける環境にいやすもんね。
尤も、ネットが操作を担っている場合もあるので 気をつけて臨まなければいけないでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:28) 

ぼんぼちぼちぼち

sana さん

>自分が詳しいジャンルのことだと、ちょっと違うと思うことはけっこうあり、ということは‥ほかのジャンルも実はそうだってこと?
そうなんでやすよね。
詳しいジャンルだと、ここもあそこも間違ってる!って解るけど、明るくないジャンルだと鵜呑みに信じてしまいがちなんでやすよね。
鵜呑みにしないように気をつけたいでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:33) 

ぼんぼちぼちぼち

kick_drive さん

今、予告編観てみやした。
東中野でも映るのでやすね。
観に行ってみようと思いやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 20:34) 

ニッキー

確かにドキュメンタリー映画と聞くと、虚構とは離れてるとイメージが(⌒-⌒; )
でもニュースでも新聞でも一部だけにスポットライト当てて報道されてて決して客観的ではないですもんねぇ(*_*)
by ニッキー (2016-10-13 20:45) 

ぼんぼちぼちぼち

ニッキーさん

そうなんでやすよね。
スポットライトがあてられた一部が全てだと信じてしまわないようにしたいものでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-13 21:22) 

きよたん

ドキュメンタリーであれ意図は必ずあるものですよね
それがなければ引き締まりません
面白いテーマでした
by きよたん (2016-10-13 23:12) 

えーちゃん

ドキュメンタリーは、どこまでが本当なのかって分かんない部分があるね。
しかし、所詮作り物だから仕方ないのかも知れないけどね(^^;
by えーちゃん (2016-10-14 01:11) 

HIDEe

ドキュメンタリーはとても難しいです。
撮る側も、見る側も、感じる事はそれぞれ違いますからね。
学生時代から自分もドキュメンタリー作品は作ってまして、人の制作にも参加してますが
最初から結論ありきで作る場合も、製作途中でまとまっていく場合もそれぞれありました。
私が作る場合は結論ありきで作るのが嫌だったので、後者でしたけど。
実は最近、ドキュメンタリー映画を撮る打診を受けましたが(結局頓挫しましたが)、私としてはある程度結論を持って、撮影に臨むつもりでした。
やはり撮影には、ある程度方向性を持って臨みたいと思いましたからね。
タイムリーな記事で思わず色々コメントしてしましましたが、ドキュメンタリーという物の意義を改めて考えさせられました。
by HIDEe (2016-10-14 03:24) 

さる1号

ドキュメンタリー映画も意図をもって作る訳だから事実のようでありながら事実とは違う製作者の意図に沿った内容になるのですね
でも観ている側はドキュメンタリー映画=事実のイメージがあって、それを信じてしまうのも事実で・・・--;)う~ん
by さる1号 (2016-10-14 07:25) 

ぼんぼちぼちぼち

きよたんさん

>それがなければ引き締まりません
そうなんでやすよね。
テーマがあり緩急があり。
ドキュメンタリーも監督の手による「作品」でやすもんね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-14 10:42) 

ぼんぼちぼちぼち

えーちゃんさん

作品として描かれていることが全てだと鵜呑みにしないことが大事でやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-14 10:44) 

ぼんぼちぼちぼち

HIDEe さん

そうだったのでやすね。ドキュメンタリーを撮る打診を受けられていたのでやすね。
あっしなんぞは所詮は観客側の立ち場なので いつも作品に対して勝手なこと言ってしまいやすが
作る側は難しいのお察ししやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-14 10:53) 

ぼんぼちぼちぼち

さる1号 さん

そうなんでやすよね。
如何に一人でも多くの観客を 何の疑問も抱かせずに真実だと思わせるか というのもドキュメンタリー監督の手腕の一つかも知れやせん(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-14 10:57) 

hana2016

ぼんぼちさんの意図とは離れてしまいますけど・・・
私が今でも覚えているドキュメンタリー映画に、原一男監督作品の「ゆきゆきて神軍」があります。
主人公である奥崎謙三のキャラの濃さ、暴力もいとわない行動には圧倒されました。
by hana2016 (2016-10-14 11:08) 

風来鶏

今私達が生きている世界も、映画「マトリックス」のように仮想現実の世界かも知れませんよ(>_<)
御釈迦様も、「色即是空、空即是色(物質的存在には実体がなく、実体がないからこそ存在し得る)」と般若心教の中で仰っています(^_^)v
by 風来鶏 (2016-10-14 18:21) 

ackylacky

最後に書かれているとおり、ドキメンタリー映画だけでなくテレビニュースなども製作者の意図で、善悪どちらにも見せることが出来ます。特にパソコンで動画編集をするようになってから酷くなりました。
近年、記者が失礼な質問をして、その怒った顔と別の質問シーンをつなぐとか多いですね。
by ackylacky (2016-10-14 20:32) 

こん

ドキュメンタリー映画=事実、と思ってました!
でも読んでみて、なるほど~!って思いました。
テレビで映るインタビューとか、答えた人の1部だけを切り取って、演出家の導き出したい答えにしてるらしいですもんね。
取材を受けた人が、「あんなん嘘っぱちや!」って言ってたのを聞いたことがあります(^^;)
by こん (2016-10-14 22:48) 

sakamono

なるほど確かに、そうですよねぇ。
昔、某番組の人気コーナーで海外をヒッチハイクで旅する
企画がありましたね。
by sakamono (2016-10-15 11:32) 

ぼんぼちぼちぼち

hana2016さん

「ゆきゆきて神軍」 あっしも観やした。
あっしの友人は、あの暴力場面に気持ちが悪くなったと言ってやした。
生々しかったでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-15 19:39) 

ぼんぼちぼちぼち

風来鶏 さん

でやすよね。
すべては虚構なのかも・・・・知れやせんね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-15 19:41) 

ぼんぼちぼちぼち

ackylacky さん

>記者が失礼な質問をして、その怒った顔と別の質問シーンをつなぐとか
それは甚だしく酷いでやすね。完全に計画的に作り上げてやすね(◎o◎:

by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-15 19:45) 

ぼんぼちぼちぼち

こんさん

>テレビで映るインタビューとか、答えた人の1部だけを切り取って、演出家の導き出したい答えにしてるらしいですもんね
そうなんでやすよね。
で、偶然、昨日 街を歩いていたら、某テレビ局が「街頭インタビューなんですけど答えていただけますか?」と声をかけてきやした。
そういうからくりの中の一人になるのが嫌なので「そういうのは ちょっと・・・」と断りやした(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-15 19:51) 

ぼんぼちぼちぼち

sakamonoさん

あ~ありやしたね。
で、やらせだと問題になったとか・・・。
バラエティー番組ってそういうものでやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-15 19:55) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。

50過ぎてからTVはニュースとドキュメンタリーしか
観なくなりました。勿論、映画は「物語」を観にいきます。
by johncomeback (2016-10-15 22:25) 

saia

ぼんぼちぼちぼちさん、先月は義父へのお悔やみのお言葉をどうもありがとうございました。
ブログ再開しました(*´▽`*)
ドキュメンタリー映画というと、マイケル・ムーア監督の作品を思い出しますが、最近見たのでは、「いのちの食べ方」というドイツのドキュメンタリー映画がおもしろかったです♪♪

by saia (2016-10-16 05:33) 

ぼんぼちぼちぼち

johncomeback さん

なるほど、そうでやすか。
johncomeback さんのように テレビのドキュメンタリーは観るけど映画はドキュメンタリーは観ずに劇映画だけ というかた、何故だか多いようでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-16 09:59) 

ぼんぼちぼちぼち

saia さん

落ち着かれたようでやすね。また訪問させていただきやすね。
「いのちの食べかた」 劇場に観に行こうと思ってて行きそびれてしまった作品でやす。
これから観るチャンスがあったら観てみたいと思いやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-16 10:02) 

そらへい

確かにその通りですね。
よく報道などで中立などと言ってますが
あり得ないですよね。
そういう意味では、あくは強いですが
右だ左だとはっきり標榜している方が正直ですね。
by そらへい (2016-10-16 21:14) 

ぼんぼちぼちぼち

そらへいさん

でやすよね。
最初から標榜しているほうがごまかしがなくて解り易いでやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-17 10:32) 

るね

映像に限らず写真や文章も同様ですが、人の手が介在した記録というものは、記録者がどれほど客観的であろうとしても、そこに何らかのフィルタリングがかかるものなんですね。逆に、それがあってこそ、ただの記録から「作品」になるわけで。
それ故、受け手側にも一定のリテラシーが要求される時代だということなんでしょう。

by るね (2016-10-18 02:26) 

ぼんぼちぼちぼち

るねさん

そうなんでやすよね。
だから、受け手がそこのところ理解して臨む必要がありやすよね。
上のコメント欄でよーちゃんさんも仰ってるように、新聞を二紙読んでみるだけでも それが解りやすよね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2016-10-18 11:43) 

lequiche

ドキュメンタリーで思い出すのが、
NHKの佐村河内の番組ですね。
ベートーヴェンの再来というキャッチでしたけど、
私はそのとき見ていて何となく違和感があって、
最後まで見なかったのですが。
作り方でどうにでも変わるという見本だと思います。
by lequiche (2016-10-19 00:42) 

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