川端康成・かお カオ 顔   [文学雑記]

太宰治が 芥川賞をあと一歩のところで得られなかったのは、川端康成の「私生活が宜しくないから」という理由によるものだったという。

芸術に於ける賞は、作品そのものを評価するのであって 作者の生き方を問うべきではないという大前提は、作品の内容からしても 川端氏が 最もよく解っていて然りではなかったか と思うのだが。

川端氏は、言わずもがな 文学者としては 神のような存在で、自分も 氏の作品の幾つかは 心の最も高い場所にあるガラスの棚に 大切にしまってある。
しかし、氏は 審査員としては、随分 了見の狭い人だったと思はざるを得ない。

自分は、氏の文学に どれほど惚れ込んでいようと、氏の発言を 全て肯定する気にはならない。
また逆に、審査員としての力量の乏しさを知ったところで、氏の作品を ガラスの棚から外そうとも思わない。

氏は、ノーベル文学賞を受けていながら 将来も 日本紙幣を飾ることは まず ない。
自ら命を絶った人物に 我が国の偉人の代表としての顔は 相応しくないからだ。
自分は 個人的には、あの 白髪頭にギョロリとしたまなこを毎日拝めるのは ちょっと嬉しかったりするが、こちらは 生き方そのものが問われる イメージが選考基準となるものなので 選ばれなくて当然である。

かわばた.jpg



タグ:川端康成
nice!(345)  コメント(58)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 345

コメント 58

hatumi30331

おはようございます。
今回の記事・・・共感する所がいっぱいです!!
この考え方・・・実はいろいろな場面で「あ〜〜そう言えば・・」
と思い当たる事がある気がします。

by hatumi30331 (2010-06-16 08:51) 

ぼんぼちぼちぼち

hatumi30331 さん

おはよーでやす(◎o◎)/

あっしも自分で書きながら、あらゆる事にあてはまるな と思いやした。

ある人物を非常に尊敬できたり、また ある表現者の作品にいたく感動できたりしても
それ以外の その人の仕事・言動を よく咀嚼してみることもしないで 盲目的に
「だって この人がやってる・言ってることなんだから正しい・素晴らしい」 と言いきるのは どうも違うのではないかと思いやす。
そういう盲目的な人間にはならないようにありたいと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 10:54) 

たいせい

はじめまして

ご来訪並びniceありがとうございます。


by たいせい (2010-06-16 12:51) 

can

>心の最も高い場所にあるガラスの棚に 大切にしまってある。

この表現、良いですね^^
by can (2010-06-16 13:19) 

リンさん

太宰治は、芥川賞が欲しくて川端氏に貢物をした、なんて話もありますよ。
あと直木賞を取った東野圭吾も、審査員の渡辺淳一に阻まれ、なかなか賞が取れなかったと聞いてます。
力量が乏しい…うん、そうかもしれませんね。
by リンさん (2010-06-16 14:59) 

recchu

川端氏の作品を太宰ほど多く読んでいるわけではないので
作品で両偉人を語れる立場では毛頭ありません
でなくてもそもそもありませんのですが
逆に、わたしは太宰の「人間性」が好きです。
好き というより、共感が持てます。
ダメ人間だけど だから悩んで模索してる姿…笑い飛ばせない。
人間らしい とさえ言ってしまいたくなる
5月に、いつも前を素通りだった斜陽館に入ってきました。
小説「津軽」の風景の数々は、たぶんあの土地にまだちゃんと残っています。そういうトコロだと思います。
最近思うのですが、小説が芸術的な作品である必要はないのでは と
「走れメロス」がいまだに教科書や、教育TVのテレビ図書館で取り上げられる所以は?…なのに作者は遊び人のダメ人間?
あ。都知事とかもアンチ太宰なんでしたっけ^^;
大体、文学や芸術や音楽に賞とか、よくワカランですけど
(あくまで、個人的な考えです^^;スミマセン)
好みとかって、あっていいんですよね?(^^)
by recchu (2010-06-16 17:51) 

ミムラネェ

こんにちは
絵を描いたり文章を書いたりする時、自分の中で
鬱屈したものがあったりすると、以外にも筆が進んじゃいます
そういう心の中のモノが作品になると、人を惹きつけるものに
なったりするのかな?
そう思うと、人の本質と作品は一概に比例しないのかも…
「かお」面白い視点ですね!(*゚▽゚)*。_。)ウンウン
私も沢山の顔をもってる…かも?(笑)

by ミムラネェ (2010-06-16 18:14) 

ぶーけ

芸術家は私生活がハチャメチャ、って言うイメージはいつからついたんでしょう?
by ぶーけ (2010-06-16 18:45) 

レイン

そうなると太宰も芥川も紙幣を飾ることはないのですね。
by レイン (2010-06-16 18:59) 

ぼんぼちぼちぼち

たいせいさん

こちらこそ ありがとうございやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 22:41) 

ぼんぼちぼちぼち

can さん

お誉めいただき恐縮でやす・ぺこりっ。
古本屋や骨董品屋で 特別なものは ガラス張りの棚に入っていて
店主の許可を得なければ 手に取ることはできない・・・
そのイメージを引っ張ってみやした(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 22:45) 

ぼんぼちぼちぼち

リンさんさん

太宰氏は 芥川賞 それはもう欲しくてたまらなかったようでやすね。
で、結果 川端氏に「へぇ、踊りを観に行って小鳥を飼う生活がそんなに偉いんですかい?」と 返していたようでやす。

川端氏は、織田作之助の「夫婦善哉」も「品が悪い」と 認めたがらなかったようでやす。

スポーツの世界で、選手に向く人と監督に向く人が違うように
また、映画や演劇の世界で 役者に向く人と監督・演出家に向く人が違うのと同じに
やはり 文学の世界も 向き不向きがあるように思いやす。


by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 22:54) 

ぼんぼちぼちぼち

recchu さん

なるほど、何故 太宰がこれほど今も人気なのか
少し解ったように思いやした。
共感を呼ぶ というところが大きいのでやしょうなぁ。

桜桃忌 もうすぐでやすね。
斜陽館には より多くの人が集うのでやしょうね。
三鷹の太宰記念館も 今年も賑わうことと思いやす。

好み あっしはおおいにあって良いと思いやす\(◎o◎)/
ただ、あっし自身気をつけていたいな と心しているのは
自分が大嫌いなもの・人にも 優れているもの・人は沢山存在するわけで
そこを 嫌い=劣ったもの と言わないように 勘違いしないようにいたいと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 23:08) 

ぼんぼちぼちぼち

ミムラネェさん

鬱屈したものが創作のエネルギーに+に働く というのは言えてるようでやす。
役者さんも、内向する気質の人が ものすごい奥深い惚れ惚れするような演技をされたり というのをよく聞きやす。

人間って いろんな顔を持っているものでやすね~(◎o◎)
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 23:17) 

ぼんぼちぼちぼち

ぶーけさん

んーーー、あっしの知る限り 永井荷風の頃でやしょうか?
あっしは それ以前の時代には まるで疎いので
その辺り詳しいかたがおられたら 教えていただけると助かりやす(◎o◎)/ 
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 23:21) 

ぼんぼちぼちぼち

レインさん

そうでやすね~
特に 太宰が紙幣を飾ったら 嬉しいかたは大勢おられると思うのでやすが・・・
まぁ、仕方がないでやすね~
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-16 23:30) 

tama

訪問ありがとうございます(^o^)v

ブログ更新しますので
また遊びに来て下さい☆
by tama (2010-06-16 23:57) 

b.b.mk2

興味深いお話しでした。
太宰治の芥川賞の件で川端康成が絡んでたとは・・・

生き方を問うべきでないところで生き方を問うた川端氏が、生き方を問われるべきところで生き方を問われるっていう展開が、その結末と共に "運命の妙" をより深く感じさせますね。ぼんぼちぼちぼちさんのハイセンスな技ありでした。まいりました。

PS.僕は志賀直哉と阿川弘之の師弟にハマったこともありました。
by b.b.mk2 (2010-06-17 00:17) 

部長

今日、川端康成、太宰治ら文人たちで賑わった
銀座のとあるバーに行ってきます。
時間が遅くなりそうなので入れるかわかりませんが、
看板の写真ぐらいは撮って来ようと思います。
by 部長 (2010-06-17 06:48) 

muzik

ぶ、文章も共感しましたが、写真のおめめが
ちょっと怖かったです(貞子??)
太宰さんは井伏鱒二に送った嘆願の手紙も有名ですよね。
しかし、遺作がグッドバイとは・・ギャグかな?
by muzik (2010-06-17 07:36) 

ぼんぼちぼちぼち

tama さん

こちらこそありがとーでやす。

また伺いやすね♪
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 10:15) 

ぼんぼちぼちぼち

b.b.mk2 さん

そう言っていただけるとは 嬉しいかぎりでやす。
眉間にしわを寄せたり 目をつむったりして いろいろ考えながら あっしなりに書き進んだ甲斐があったというものでやす。

志賀直哉と阿川弘之 あっしは 両者共 殆ど読んだことがないので
これから読んでみようと思いやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 10:35) 

ぼんぼちぼちぼち

部長さん

それは楽しみでやすね♪
写真、撮られたら ブログ上で紹介していただけると嬉しいでやす(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 10:44) 

ぼんぼちぼちぼち

muzik さん

太宰氏は、井伏氏に あれこれ世話になっていたようでやすね。
太宰が三鷹に住むことになったのも 井伏氏との関わりにあったようでやすし。

当時、川端ほどではないにしろ 鎌倉文士達は 中央線文士を 貧しい私小説作家と ちょっと蔑むところがあったようでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 11:10) 

なゆきし

太宰治・・・懐かしいな~。
若い頃、はまってしまってよく読みました。
本屋さんに並んだ文庫本を全部買って来て
次から次に読みました。
何にひかれたのだろう?
久々に太宰治の名前を聞いて
また読んでみようかな~と思っているところです。

by なゆきし (2010-06-17 12:05) 

ぼんぼちぼちぼち

なゆきしさん

そうでやしたか!
太宰ファンは ほんとに多いでやすね!

去年の桜桃忌、三鷹の太宰の墓に参ったら 
山のような供物に大勢のファン、それを追う撮影隊
また 作品の朗読会が開かれていたりと
人気のすごさを実感しやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 17:07) 

よいこ

太宰の文学をもっぱら読みました。
そういえば手塚治も有望な新人は自分を脅かす存在として、手厳しかったと聞きます。作品を通じて感じる作者の品格と、現実の人格の気高さは合致しない作者って多いのでしょぅかねぇ。
by よいこ (2010-06-17 19:53) 

まおにゃ

作品と人間は別物ですよね。
例えばかの神童モーツァルトも、かなり奔放(?)な性格だったようですし。
読んでいて思いだしたのは、最近読んだ「星新一 一〇〇一話をつくった人」という本です。SF作家の星新一の生涯を追ったノンフィクションですが、若い頃の星新一が直木賞候補になったけれど、ある編集者が「今の選考委員では星の作品は理解できないだろう」というような事を書いていました。
私生活への批判では無いけれど、選考者の胸三寸で決まってしまう世界は、西洋美術のサロンと似てますね。
by まおにゃ (2010-06-17 20:48) 

ぼんぼちぼちぼち

よいこさん

手塚治虫氏のその話は あっしも マンガ家のアシスタントをやっていた知人から聞いたことがありやす。

手塚氏がCОМを創刊したのは、
当時 一部の人の間で熱狂的人気だった アンダーグラウンド系の月刊マンガ誌ガロに対抗してのことだったとも・・・

あ、ガロについては 先々 ひとつの記事にしようと考えてるとこでやす。 

by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 21:00) 

ぼんぼちぼちぼち

まおにゃさん

星新一氏にまつわる話 興味深く読ませていただきやした。
時代に先行したために 審査員が理解できなかった というケースは 結構あるようでやすね。
審査員は年配のかたの場合が多いし。

映画の世界でも 塚本晋也氏が大賞を受けた時 ご自身が
「審査員が一名違っていたら 私は取れなかったでしょう」
と言ってやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-17 21:09) 

tateichi_m

太宰没後62年になりますので、川端康成がお若い頃ですよね。
70歳を迎えようとしていた頃の川端康成は、1968年に赤坂にオープンして、サイケデリックカルチャーを日本中に発信した伝説のディスコ、MUGENの初期の常連客に名を連ねていたので、新種のサブカルチャーを取り入れることが出来る柔軟な人だったようです。

太宰に対して計り知れないものがあったのかも知れません。とかく日本は自分よりも才能のあるものが現れると、育てずに足を引っ張ろうとする輩が昔からいますので・・・。政治も企業も派閥社会ですものね。
by tateichi_m (2010-06-17 22:09) 

dororo

高校生の頃太宰ファンでした。
それで川端康成が嫌いになって読まなかったことを思い出しました。(笑)
by dororo (2010-06-17 22:18) 

sevensea-south

ご訪問&nice!ありがとうございました!!
by sevensea-south (2010-06-18 00:34) 

rari

【水槽】艸`)ぷぷw 
川端さんも太宰さんも結構人間臭い人だったんですね~
なんとなく 別世界的なカンジを持ってましたが
どっちもどっちで ちょっと親近感w
by rari (2010-06-18 04:11) 

ぼんぼちぼちぼち

tateichi_mさん

へーーー!! 川端氏のその話 知りやせんでやした。
とても興味深い情報を ありがとーでやす\(◎o◎)/
年齢を重ねて 随分丸くなられたんでやすね~

そう、日本は 政治も企業も芸術の世界も 派閥&年功序列が強いでやすね。
その点、米国は 実力のある者は ぱっと評価され それまで認められていても 怠ると落ちると聞きやす。
あっしは、米国という国には 好きになれない部分が多いんでやすが
ここに関しては とても素晴らしいと思いやす。 
歴史の浅い国ならではの利点でやすね。 

by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-18 12:46) 

ふぢた

才能のある人って、才能のある他人を認めないし、育てない傾向がありますね。
才能の世襲は難しい。
by ふぢた (2010-06-18 13:00) 

ぼんぼちぼちぼち

dororo さん

そーだったんでやすかー・笑。
それ、解りやす。高校生の頃って そうでやすよね。
好きな芸能人が好きって言ってたものは 自分も好きになってみよーとか(◎o◎)
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-18 13:12) 

ぼんぼちぼちぼち

sevensea-south さん

こちらこそ ありがとーでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-18 18:04) 

ぼんぼちぼちぼち

rari さん

そう、こういう話を知ると 「あー やっぱり人間なんだなぁ」と 親近感沸きやすよね。
大作家の先生も 完璧な人間じゃなくて ちょっと安心しやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-18 18:08) 

ぼんぼちぼちぼち

ふぢたさん

そうでやすね。今ある自分の地位が脅かされることに 危機感を感じるのでやしょうね。
特に 斬新なものを持っている新人に対しては・・・。
しかし、皆 そういう厳しい中から這い上がってゆくのでやすね。

by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-18 18:14) 

オールドママ

初めまして!
ご訪問とnice!ありがとうございました。
私は難しいことはあまり(苦笑)わかりませんが、
中学生の時、太宰治の特に“津軽”が大好きでした。
ただ単にかっこつけてたのかも?
純文学は全部読んだような?今は誰がどんな本をと問われても
残念ながら皆目見当もつきません。
その頃の私は太宰治の人間くさい?人間らしいところが好きでしたね。何故
そう思ったかも今では謎です。
by オールドママ (2010-06-18 19:58) 

コンブ

ご訪問&nice!ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

by コンブ (2010-06-18 20:49) 

inacyan

いつもご訪問&nice!を頂きありがとうございます(^^)
お邪魔するたびにnice!とコメントの多さに驚いています・・・
すごいっす\(^o^)/
by inacyan (2010-06-18 21:59) 

イヴママ

太宰治
「メロスは激怒した・・・」
しか知らない・・・。
文学に親しむべきですね。
by イヴママ (2010-06-18 23:30) 

ぼんぼちぼちぼち

オールドママさん

そうでやしたか!
津軽 今、最初のほうだけちょこっと読んでやす(◎o◎)b
太宰の人気の秘密は その人間らしさにあるようだなー と
皆さんのコメントを拝読して感じやした。

あっし自身は 太宰は 特別好きでも嫌いでもないでやす。
ただ、三鷹の近くに住んでいて よく通るので 
「あー この辺で飛び込んだのかー」とか「ここから線路を眺めたのかー」とか思うと 
やはり感慨深いものはありやすね。

ああっ! 桜桃忌まで あと8分でやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-18 23:52) 

ぼんぼちぼちぼち

コンブさん

こちらこそ ありがとーでやす(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-19 00:03) 

ぼんぼちぼちぼち

inacyan さん

こちらこそ ありがとーでやす。

こんな あっしが自己満足で書いてるものに 
皆さん ナイスやコメント下さって 感謝の気持ちでいっぱいでやす\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-19 00:07) 

ぼんぼちぼちぼち

イヴママ さん

「走れメロス」は 太宰作品の中で ダントツに有名でやすね。
特別 太宰に興味がなければ メロスしか知らない というかた多いかもでやすね。

あっ! 桜桃忌になりやした。

by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-19 00:16) 

Corey_Feldman

訪問&nice!ありがとうございます(^O^)/
by Corey_Feldman (2010-06-19 00:25) 

じゅりあん

昨年の太宰記念館の桜桃忌の時の太宰の朗読は
豊川(悦司)さん(大好きなんです)がなさったんですよね。
すっごく行きたかったけど、チケットかすりもしませんでした。(>_<) 今年はどなたがされるんでしょうね。
by じゅりあん (2010-06-19 00:38) 

ぼんぼちぼちぼち

Corey_Feldman さん

こちらこそ ありがとーでやす\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-19 22:17) 

ぼんぼちぼちぼち

じゅりあんさん

そーだったんでやすか!
豊川悦司さんだったんでやすか!
豊川さんは お声もいいでやすしね~
どの作品を読まれたのかも気になりやす。
今年は どなただったんでやしょう。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-19 22:23) 

空兵

私の記憶では、川端康成はノーベル賞を受賞されてから、死ぬまでの間、ほとんど作品が書けなかったのではなかったかと思います。
晩年、そうした苦しみから迷いが生じたのか家電メーカー?のTVコマーシャルに出演されていて、私はそれを落ちたアイドルを見るように見ていた記憶があります。

by 空兵 (2010-06-20 12:54) 

ぼんぼちぼちぼち

空兵さん

ええっ!! 川端氏、CМに出られてたんでやすか!
それは驚きでやす!!!

そう、晩年は もう書けなかったようでやすね。
しかし、受賞後は 世間の期待は高まってしまうものでやすね。

あれだけの名作を幾つも生み出し 70歳を越えたら
創作のエネルギーも枯れ果ててしまって然りと思いやす。
そこの部分は あっしは 川端氏に同情しやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-20 22:01) 

miff

私生活云々を気にする時代だったのでしょうし、今でも日本はそういう向きの評論をしがちではありますよね。山田詠美が文学賞の選考で、かわいい女の子を目の仇にして選考から落とす、っていう噂ですが、ま、そういう選考人の人間らしさ含めて混沌とした世界を楽しめればいいですよね。

実際、太宰治は他の受賞者よりもよく読まれているでしょうし。基本的に俗物が書いて俗物が読むものにかんしては、それほど賞は見向きもしない傾向がある気がしますね。活字も結局のところ水物なのでしょう。
by miff (2010-06-21 17:50) 

ぼんぼちぼちぼち

miff さん

そう、太宰作品は 賞を受けた作家達より 今は圧倒的に読まれていやすね。
また、命日に参るファンの数も群を抜いていると思いやす。
太宰氏、空の上から「これで逆転できたぞ」と仰ってるかも・・・知れやせんなぁ。
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-22 09:37) 

fumiko

ぼんぼちぼちぼちさん、はじめまして。
拙ブログへのお立ち寄り、ありがとうございました!
テーマが“映画”なんですね。
作家同士の確執で有名な、
三島由紀夫と松本清張の関係を思わず思い出してしまいました。
簡潔かつ小気味良い文体なので一気に拝読させていただきました♪

by fumiko (2010-07-06 09:01) 

ぼんぼちぼちぼち

fumiko さん

テーマ映画のわりには 映画に焦点をあてた記事が少ないんでやすが・ぽりぽり。

三島由紀夫は、作品が映画化されていることのみならず 自らが他の人の書いた本に主演するなど 面白い文士でやしたね。
まぁ、そんなことも おいおい書いていけたらな・・・
と思っておりやす。

by ぼんぼちぼちぼち (2010-07-07 12:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0