憂国忌によせてーーー私の生死観 [独り言]

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今年も憂国忌が近づいてきた。
毎年、憂国忌が近づくと、改めて 己れの生死観について考えるわけだがーーー

まあ、この類いの記事は、何年かに一度は、憂国忌前後につづっているわけで、私は、三島由紀夫の自死の理由は、国を憂いてだの大義がどうのなどというのは、彼特有の表向きのカッコつけで、せっかく努力して鍛え上げて誇れるまでになった美しい肉体が老いさらばえてゆくのに耐えられなかった事と、小説を書くテーマも材も尽きてしまった、この二つだと思っているのだけれど、今年も私が本記事で言はむとしているのは、三島の死の理由の真相究明ではない。
あくまで、私が思っている前述の二つな理由にからめた 私自身にもいつかは訪れる死についてのモノローグである。
で、あるから、ここまでお読みいただいて興味がなくなったかたは、読むのをやめてくださって構わないし、「ふん、ぼんぼちの生死観とやらは、どんなもんやろ」と覗いてみたい向きは、読み進んでいただければ幸いである。

私は、三島ほど「幸せな死」を遂げた人間は、稀だと思っている。
人間には誰しも老いは訪れる。
見た目の老いがやって来ない人間なんている筈はなく、小説家でなくとも、やりたい仕事への身体的エネルギーや思考力が無限に持続し続ける人間も、いるわけはない。
人間、人によって順序は様々だろうが、見てくれの老い、体力の老い、思考力の老い は、必ずやってくる。
多くの人間は、「あぁ、若い頃は○○だったのに、こんなになっちまって、、、」と言いながらも、妥協の中に生き続けるわけであるが、そこを妥協せずにスパッ!とカットアウトしたのが、三島である。

私も三島の様な最期を遂げたいと考えている。
否、決して、国家や自衛隊を巻き添えにして大立ち回りを演ずる気はさらさらないが、彼の様に、老いさらばえむとする時期が来たら、スパッ!と逝きたい。

「いやいや、今は人生100年時代だよ」という声がいくつもあがってきそうだが、今の見てくれ、今の体力、今の思考力 が100才まで続くのなら、そりゃ100まで生きていたい。
でも、そんな人間、いるわけがない。
私は、自分が鏡を見て笑顔でいられる、自分の思考したい事を思考出来る、自分が行きたい所へ行ける、それが出来なくなったら、その時が私の寿命だと考えている。
しわくちゃな顔になって腰も曲がり、老人ホームに入って、意味不明の言葉を延々繰り返して、そのうち寝たきりになってただ虚空を見上げてフェイドアウトしてゆくなんて、絶対に嫌!!

三島のお母上は、彼の自死の知らせを聞いて、静かにこう仰ったという。
「あの子は、やりたい事をやり遂げたんです」ーーーと。

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ぼんぼち、ハンガリー刺繍展を観に行く・の巻 [独り言]

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私・ぼんぼち、二年近く前から、麻布十番の某所へ三ヶ月に一度通うというミッションが出来、訪れる度に用事が終わると、色んな道を歩いて散策しています。

二度目に散策した時に、駅からそう遠くないところに「ハンガリー文化センター」なる 名称通りの、ハンガリーの文化を紹介するイベントスペースを発見しました。
その時は、昔のハンガリーの街を撮った写真展が開催されており、係りの日本人女性が、「これは今も遺る建物で、、、」などと、1点1点ていねいに説明してくださいました。

何もイベントが行なわれていない事もしばしばあったのですが、先日訪ねてみた折りには、「ハンガリーの伝統刺繍展」が開かれていたので、お洒落命のぼんぼち、迷わず、センターの扉を押しました。

センタースペースはさほど広くはないので、展示出来る作品数もそう多くはなく、古い時代を再現した民族衣装が三、四点、現代の服に伝統刺繍を施した 現在活躍するハンガリーデザイナーさんの作品が十点ほどありました。
加えて、古い時代の衣装に身を包んだ男女がくるくると民族音楽に合わせて踊っている映像が、モニターに流されていました。

この日に会場にいらした係りのかたは、ハンガリー人と思しき すらりと背高くブルネットの髪で 黒ブチのメガネの知的な雰囲気の、三十歳前後の女性でした。

私は先ず、モニターを観て、彼女に、「この踊りは、いつくらいの時代に出来た踊りなのですか?」と質問してみました。
すると、「ンー、、、ゴーネンマエー」というお答えが返ってきました。
どうやら、この映像が撮影された時と解釈された様でした。
この一言により、私は彼女がどのくらいまで日本語を解しているかたなのか察しがついたので、彼女の解るであろう範囲の事を、いくつか聞いてみました。 又、彼女の方からも、積極的に、ハンガリーの刺繍、衣装のみならず、場所、気候、観光目玉などについても、カタコトで、あれこれ教えてくださいました。

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モニターのハンガリー舞踊は、誰にでもこう踊れる訳ではなく、訓練を積んだプロだけだという事。
けれど、自国の文化を学ぶために、小学生の時に、全員、一度は踊らされるそうです。
刺繍はいずれも、丸っこい花が連なる可憐なデザインでしたが、昔は勿論、現在も、ミシンではなく手作業で施されているそうです。
写真のように、鮮やかな色どりのものが殆どでしたが、中にはモノトーンでまとめられた大人っぽい意匠のもありました。
又、ハンガリーはヨーロッパ中部に位置し、近年の日本の夏の様に恐ろしく暑くなる夏もなければ、冬は、年に一、二度、雪がちらつく程度の寒さなのだそうです。
そして、観光の目玉は、なんと!温泉なのだそうです。
ハンガリーは温泉大国で、国のあちこちに温泉が湧き、高級ホテルのプールさながらの 豪華でかつ品の良い温泉場が、数多あるそうです。

ひととおり、展示物を観終わり、私が「ありがとうございました」とセンターを出ようとすると、ハンガリーについての分厚い案内パンフレットを二冊もくださいました。
私が、「わ!こんなに立派なパンフレット、いただいちゃっていいんですか?」と小さく驚くと、黒ブチメガネの彼女は、「イイヨ」と、笑顔を向けてくださいました。

ハンガリーの伝統刺繍をはじめとして、ハンガリーの諸々が知れたのみならず、ハンガリーのかたと直接お話しが出来たなんて貴重な体験だったな!と、私の内は充実感でいっぱいになりました。
さらに、日本語がカタコトの外国人のかたには、どういう言葉を選んで、どういうテンポで話せば通じ易いかも、とても勉強になりました。

ハンガリー文化センター、次回、麻布十番へ来る時も、是非とも覗いてみたいと思いました。
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歯医者にまつわる思い出 [独り言]

私は小学生の時まで、歯ブラシと歯磨きのチューブと歯磨きをする行為を、全て「ハミガキ」と呼ぶのだと思い込んでいました。

三年生か四年生のある時ーーー
虫歯の治療に、近所の歯医者さんに行きました。
治療が終わるや、女医の先生は優しく、「ぼんぼちちゃん、次は、ハミガキ云々、、、」と仰いました。
私は物心ついた頃からストレス性の難聴だったので、ハミガキまでは聞き取れたのですが、その後が全く聞き取れませんでした。
内向的な子供だったので、解らなくても聞き返すことが出来ませんでした。
私は、先生はおそらく、ハミガキ(その時の私は歯ブラシの方)を持って来るように、とのご指示だと憶測しました。

次の治療の回、私は右手に、毎日使っている歯ブラシを持って、診察台に座りました。
けれど最後まで、「ぼんぼちちゃん、ではここでハミガキしてね」とは言われず、ーーーどころか、先生は、私が手にしている歯ブラシには一言も触れずに終わりました。
私は「何で先生は、あんなことを言っておきながら、ハミガキを使わせなかったのだろう???」と、ずーっと首を傾げていました。

年月は経ち、大人になってふと、初日に先生が仰ったのは、「ぼんぼちちゃん、次からは、歯磨きをしてからここに来てね」だと、ハッ!と、気づきました。

大人だったら、歯医者に行く前に歯磨きをするのは、常識中の常識なわけですが、まだその年齢の私には、それが思い至らなかったのです。
先生は、歯磨きをしないで治療にやって来るわ、言ってもそれを聞かないわ、と、なんてマナーの悪い子供だろう!と思われていたことでしょう。

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デパートの接客態度は最上級 [独り言]

先日、めったに足を運ばない街に、映画を観に出向いた。
ネットの地図で下調べをしたのだが、実際に駅を出てみると、それが、一階の地上の事なのか、二階にあたるペデストリアンデッキの事なのかがよく解らず、駅から一番近いデパートの入り口に設置されている 花屋の店員さんに尋ねる事にした。

「あの、、、ちょっと道をお尋ねしたいのですが、、、。映画館で○○というのは、どちらへ行けばよいのでしょうか?」
すると三十代くらいの女性店員さんは、わざわざカウンターから出て来てくださって、身体全体の向きと両腕で以て、
「まず、二階のペデストリアンデッキにお出になられて下さい。 それで、あちらの方角に進むと△△デパートさんがありますので、その右隣のビルになります」
と、笑顔で教えて下さった。
私が、「どうもありがとうございます」と会釈をすると、その店員さんは、なんと!「映画、楽しくご覧になって下さいね!」と、満面の笑みで頭を下げてくださったのだ。

私は大感激してしまった。
何故なら、そのデパートと私が行く映画館の経営母体は同じでも何でもないのだ。私は花一輪すら買わなかったのだ。それでいながら、ここまでの言葉が、まるで満開の花の様な笑顔で すらすらとお出になるとは、、、!!

このデパートに限らず、私は過去にも、デパートで、最高に気持ちの良くなる接客を受けた事が、何度もある。
デパートの店員さんの接客態度は、完全無欠・最上級である。

最近の若い人は、デパートを「時代遅れ」だとか「古臭い」と言って敬遠する人が少なくない様だが、これから何らかの店を始めようと考えている人、又、今現在、店をやっているけれど、今一つ 接客の仕方が解らない、という人は、デパートに行って、ハンカチ一枚でも買って、その接客態度を学んでみると良いと思う。

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「流行」に乗る必要はないけれど「時代の流れ」には乗った方がいいと思う [独り言]

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私・ぼんぼちは、「流行」には全く興味が無いので、食べ物も服も、流行とはまるで関係の無い所で、自分自身がいいと思った物だけを選んでいます。
流行に乗る事は、別段、かっこいい事でもお洒落な事でも何でもなく、単なるその時時の「多数派」になるだけで、乗らなくとも、生活に何の不便もないし、誰にも迷惑をかけないからです。

けれど、「時代の流れ」というものには乗らないと、生活に不便ーーーどころか支障が生じ、時に人様に迷惑をかける、と、これまで関わってきた人達を見て、感じています。

二十年くらい前に、Mちゃんという 私と同い年の女性と知り合いになりました。
Mちゃんは、「ぼんぼちちゃんとお友達になりたい!」と、ケータイの電話番号を書いた紙を、渡してくれました。
私は、「あれ? 今時、ケータイは持ってるのに、メールはやらない人なのかな?」と、不思議に思いました。
普通なら、電話番号と共にメアドも教えてくれるものなのにーーーと目をパチクリさせつつも、しばしば電話で連絡を取り合い、遊びに出歩いたり、飲みに行ったり、といった付き合いが始まりました。

お友達付き合いを始めて何ヶ月目かの時ーーー
私はMちゃんに、「Mちゃんはメールはやらないの?」と、尋ねてみました。
すると、「やるよ」と、メアドを書いた紙をくれました。
私はすぐさま、そのアドレスにメールをし、私のメアドも教えました。

後日ーーー
遊びに行くお誘いは、これからはメールで来ると思っていたら、以前と同じに電話で来ました。
私は、忘れたり間違えたりしないためのメモになるので、改めてメールで、待ち合わせの日時と場所を送りました。

すると、その日時・場所に、Mちゃんはいないのです。
どうしたんだろう?とメールで尋ねると、「駅のどっち口か解らないから、○口に出てるよ」と、電話で返ってきました。
私が、「だって、忘れたり間違えたりしない様に、メールに、日時・場所を書いて送ったよね」と言うと、彼女は、「メール? そんなもん、すぐ消しちゃったよ」と答えました。

Mちゃんとメアドを交換してからは、待ち合わせは、必ずこのパターンになり、出逢えるのが、待ち合わせ時刻の三十分から四十分後となってしまうのでした。
私が「どうしてメールわざわざ消去するの? 日時・場所を忘れたり間違えたりしないために送ってるのに」と言うと、彼女はどういう理由なのか、ただ黙っていました。

又、こんな事もありました。
突然、夜、電話がかかってきて、「今、ぼんぼちちゃんにメール書いてるから、ちょっと待っててね」。
私はてっきり、写真添付のメールが来るからだと待っていると、何時間経ってもーーー結局、その日は来ませんでした。
ニ、三日経った頃、再びMちゃんから、「ぼんぼちちゃんへのメール、もうちょっとで書き終わるから、もうちょっと待っててね」と、電話がありました。
ーーーそして、その、ニ、三日後、
書き込める文字数ギリギリいっぱいの、ありていの世間話が、改行なく、ビッシリ書いてあったのです。 写真は付いていませんでした。
ーーーこういうどうでもいい内容なら、逢った時か電話で話せばいいのに???と、彼女のメールの使い方のトンチンカンさに、真横になるほどに首を傾げました。

そう、Mちゃんは、メールというものの常識的な使い方を理解しておらず、完全に時代の流れに乗れていなかったのです。

Mちゃんは、気持ちの優しい人だったけれど、この、余りにも、時代の流れに乗れていない事に辟易し、私は、彼女との友達付き合いを止めました。

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それから、私はその頃、某演技の研究所の日曜クラスに通っていました。
色々あって日曜クラスの先生が研究所をクビになってからは、主に、本科の先生が教えてくださっていました。

ある時、本科の先生は、「役者というものは、ケータイ電話やパソコンを所有してはいけないんです」と仰いました。
私が、「どうしてですか?」と尋ねると、
「役者には想像力が必要なんです。 ケータイ電話やパソコンを持っていると、その大切な想像力が育たなくなってしまうんです。 好きな人がどうしているのか、連絡したくても連絡がつかない。そこで、『あの人は今、何をしているのだろう?』と、あれこれ思いを馳せるのが、役者に必要な想像力なんです。 あと、僕はずっと、月にはウサギがいると、本気で信じていた。 だけど、パソコンがあると、そういう夢が全てぶち壊されて、現実が暴かれてしまう。 それからですね、演劇の舞台に、ケータイ電話とパソコンは出現してはいけないんです。そんな物を出したら、演劇芸術が堕落してしまいます」ーーーと。

私が、「現代のサラリーマン世界の設定の話しでもですか? 社内では書類と黒電話だけで仕事をして、表で電話をする時は公衆電話に走るんですか?」と、目を丸くして質問すると、「そうです!」「どうしてですか?」「どうしてもです!演劇という芸術は、そういうものなのです!」と、当たり前といったお顔で、お答えになられました。
私は心の中では、「それは全て違うんじゃないか? 単に時代の流れに乗れていないという事なんじゃないか?」と思いましたが、相手は本科の先生だったので、黙っていました。
本科生で優等生と言われていた人は、先生の仰せを信じて、「僕は一生を演劇に捧げるので、ケータイもパソコンも、一生持ちません!」と、言い放っていました。

最初は尊敬出来る先生だと思った本科の先生でしたが、そのお考えに、私は大きく失望し、その研究所を辞めました。

それにしても、役者がケータイ電話もパソコンも持たないなんて、オーディションやワークショップのお知らせは、ネット上で告知される事が殆んどなのに、役者の仕事をやってゆくのに、支障や出遅れや知らずにシマッタ!はないのだろうか?!と、この人達に対しても、真横になるほどに首を傾げました。

あれから約二十年ーーー、時代はますますデジタル時代に進みつつあります。
あの人達は、今でも、自身の考えを改めないでいるのか、かなり気になります。

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サーモンピンクのタンクトップが盗まれた件について [独り言]

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先日、私・ぼんぼち、サーモンピンクのタンクトップを盗まれました。
私は夏場の部屋着兼寝間着は、濃い紫とグリーンの柄のインド綿のエスニック調のワンピースに、中は濃い紫のタンクトップ、それと交互に、やはりインド綿でエスニック調の若草色と赤とサーモンピンクの柄(写真参照)のワンピースに、中はサーモンピンクのタンクトップを着ていました。
何日か前に、後者のワンピースとタンクトップを他の衣類と一緒に洗濯して干し、取り込む時に、サーモンピンクのタンクトップだけが無くなっているのに気づきました。
「あぁ、女性の衣類を盗む男性というのはピンク色が好きだと聞いてはいたけれど、ホントにホントなんだな」と思いました。
何年か前に、YouTubeで、お笑い芸人の鳥居みゆきさんが、コインランドリーで、下着とピンク色のヘアバンドを洗って、しばらくしてランドリーに戻ったら、ピンクのヘアバンドだけが盗まれていた、という話しも思い出しました。
私は別に、「いやーっ!気持ち悪いーっ!きゃあー!!」なんていう感情は、みぢんも起こりませんでした。

というのはーーー
私は中学から、制服を着て、毎日満員電車で都心まで通学していたのですが、週のうち四度は、チカンに遭い、制服の上から何本も手が延びてくるなんてザラ、下着の中まで男性の指、それ以外の身体の一部が入って来る事も、しばしばありました。
こんな被害に遭うのは私だけでなく、クラスのほぼ全員でした。
チカンに制服のスカートを汚され、下半身は体育着で授業を受ける学友も、何人もいました。
ーーーそう、制服を着て満員電車に乗ると、チカンは制服が好きなので、日常的にそういう目に遭うのです。
つまり、都心で私立の女子中学生をやってゆくには、こんなのは茶飯事なので、免疫がついて、何とも思わなくなるのです。
「怪我させられたり、妊娠させられたりしなかっただけ、運が良かったな」と。

時々、充分に大人になった女性が、やれセクハラだ、やれレイプされたのと、わぁわぁ騒いだり泣いたりしているのを見ると、「は? たかだかそれくらいの事、そんなに大騒ぎするようなショックですか?!」と、異星人を見る気持ちになります。
勿論、セクハラやレイプを肯定している訳ではありませんが、男性として生きてゆくにも女性として生きてゆくにも、それぞれに嫌な事はつきもので、触られたり入れられたりする程度で泣きわめいていたら、幾つ心と身体があっても足らなくなると思います。
前述の理由から、少なくとも私個人は、そう考える人間に、出来上がりました。

ですから、今回のタンクトップ盗難も、「あー、もう一枚、タンクトップ買っとかなきゃな。つぎはピンク系以外でワンピースに合う色にしよう」と、フツーの感情で思ったのでした。
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「じゃんけんぽん」の地域による言い方の違い [独り言]

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みなさんのお住まいの地域では、「じゃんけんぽん」をやる時の掛け声は、何と仰ってますか?

私は三才から小二まで福岡県に住んでおり、父も祖母も福岡県人だったので、「じゃんけんぽん」の掛け声は、「じゃん けん ぽん!」でした。
幼稚園や小学校で、じゃんけんぽんをする時、園友・学友達も、やはり「じゃん けん ぽん!」と言っていました。

ところがーーー
私は、小三から東京・郊外の国立市に越して来、国立市の公立の小学校に通う事となりました。

ある時、確か、ホームルームの何かで、教師が、「では、クラス全員でじゃんけんぽんをして決める事にしましょう!」と促し、クラス全員が一斉にじゃんけんぽんをする流れになりました。
私はみぢんの迷いもなく、「じゃん けん ぽん!」と、大きな声を発しました。
すると、クラス中は大爆笑したのです。
「じゃんけんぽんの掛け声が、じゃんけんぽんだってー!ハハハ、、、」と。
私以外のクラスメイトは全員、「チーレッタ!」という、私がそれまでの人生で、耳にしたことのない掛け声を、揃って発していました。

私は、酷く戸惑いました。
じゃんけんぽんの言い方が、地域によって様々なのは、子供心にも知ってはいたけれど、チーレッタ!という掛け声をするのなら、何で、じゃんけんぽんの行為を指す言葉もチーレッタで、「チーレッタしましょう、、、チーレッタ!」ではないのだろう?!
「じゃんけんぽんしましょう、、、チーレッタ!」では、つじつまが合わないではないかーーーと。

私は転校してきた時、それまで当たり前に慣れ親しんでいた福岡弁を、クラス中の学友にからかわれ 嘲笑されたので、以降、福岡弁をしゃべるのは止めて、東京言葉をしゃべる様にしていますが、この、チーレッタだけは、つじつまが合わないという理由で、今も、口が裂けても言いたくはありません。
齢六十一になっても、「じゃんけんぽんしましょう、、、じゃん けん ぽん!」です。

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口内炎だらけの口腔内から口内炎なしの口腔内へ [独り言]

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みなさんの中に、口内炎がしょっちゅう出来て、辛くて悩んでいる、というかた、おられますか?
私・ぼんぼちは、物心ついた時から40才近くまで、常に口腔内に口内炎が三つも四つも出来ていたのですが、40才を迎える辺りから、たまに一つ出来る程度になり、50才になった頃からは、一つも出来なくなり、以降、10年余経った61才の今現在まで、一つたりとも出来ておらず、完全に、口内炎地獄から解放されました。

そこで、何故、自分は、口内炎地獄から解放されたのか、ちょっと気になったので、ネットで調べてみました。
先ず、口内炎が出来る主な原因は、ストレスと睡眠不足とビタミンB2不足なのだそうです。
たしかに私は、物心ついてから40才近くまで、多大なストレスを抱えて生きていました。
睡眠に関しても、物心ついた時から睡眠障害を持っていて、一晩眠れないなんてザラ、まるまる二晩眠れない日も、少なくありませんでした。
ビタミンB2を多く含む食品は豚肉なのだそうですが、豚肉を日常的に食べる習慣もありませんでした。

そしてーーー
40才を迎える頃から、ストレスの少ない環境下に生活出来る事となり、50才くらいから、それまで睡眠障害の為に飲んでいてあまり効かなかったデパスという 精神と筋肉の緊張を和らげる薬から、専門医にかかって、熟睡に充分な量の睡眠薬を処方していただく事にしました。
すると、充分に熟睡出来る様になっただけでなく、些細な事では殆どストレスも感じなくなり、毎日がハッピーの連続になりました。
気がつくと、あんなに酷かった口内炎が、全く、出現しなくなっていました。
又、豚肉に関しては、栄養素的な理由からではなく、単純に、「豚肉って、こんなにも美味しいものなのだ!」と、やはり50才くらいの時に自己発見し、毎日の様に摂る様になっていました。

つまり、私は、ネットに書かれていた原因と解決法を、そうとは知らずに実践していた訳です。

私は医学の専門家ではないので、あくまで、「私の場合はーーー」としか言えませんが、もしも今、口内炎でお悩みのかたに、少しでも参考になれば、幸いです。

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「投げ銭」にまつわる些細な雑文 [独り言]

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近年は日本でも、投げ銭方式のフェスやライブが、全国各地で開催される様になりましたね。
ここ3~4年の間、コロナのために中止になっていたそれらも、あちこちで復活の兆しを見せています。
私も先日、コロナ以前は毎年行われていた「高円寺びっくり大道芸」に、久々に行く事が出来、大感激のうちに 賑わう高円寺の街を後にしました。

そこで、私が、演目が終わり、投げ銭用の缶の中を覗く度に、悲しく感じる事があります。
それは、缶の中に、10円玉や5円玉や1円玉が、幾つも入っているという事です。

私はどの演目を観ても、必ず1000円は入れています。
これが、プロの演者さんに対する最低限の礼儀の金額ではないでしょうか?
どう考えても、10円5円1円は、失礼過ぎると思います。
演者さん達は、ずいぶん前から稽古を重ね、全身全霊でパフォーマンスを披露し、投げ銭も生活の糧にされているのですから。

この事を行きつけの音楽カフェのママさんに話したところ、ママさんも全く同じ考えで、そして、こう付け加えていました。
「うちの店で投げ銭ライブを演る時は、1人1000円以上は入れて下さいって、お客さんに言ってますね。、、、投げ銭って、「銭」って言葉も、誤解を招く一因になってるのかも知れませんね。 今の時代は「投げ札」が相応しいかと。投げ札って言葉、うちから広めていこうかと思ってるんですよね。」
私はビールグラスを片手に、大きく頷いたのでした。

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ぼんぼち誕生会を開いていただきました! [独り言]

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私・ぼんぼちの誕生日は6月16日なのですが、その少し前の6月3日に、去年に続いて、我らがSSブロガー・ラガーマンさんが発起人となり、同じくSSブロガーのアルチューズさんもご参加くださり、ぼんぼちの61回目の誕生日を祝う会を開催していただきました。

場所は、お馴染みの高円寺の音楽カフェ・Yummyさん。
私が開催時間の30分も前に着いてしまい、「これは、早く着すぎたな」と思いつつ、入り口ドアを開けようとすると、ラガーマンさんが背後から「ぼんぼちさん、こんにちは!」。
早々に店内に入れていただき、ラガーマンさんは、少し前にぼんぼちが記事にした 近田春夫さん著の「グループサウンズ」という本を早速買われたとのことで、「いやあ、逸話や裏話満載で、あの本は面白かったですねぇ!」と、GSの話題に花を咲かせました。
と! お仕事了りにギリで駆けつけるとお聞きしていたアルチューズさんも、意外と早くお越しになられ、宴の始まりとなりました。

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乾杯するや、ラガーマンさんからは、カマンベール&黒胡椒味のおかきと鶏の炭火焼きの缶詰めを、アルチューズさんからは、両さんどら焼きと両さんサブレをいただきました。
そして、Yummyさんのマスターからは、ぼんぼちの大好きな浅川マキさんのLPをいただきました。
みなさん、ありがとうございます!
美味しく、また、愉しく、堪能させていただきます!

飲み物は、各々が好きな物を飲み、お料理はアラカルト。
先ず、Yummyさんのサービスで出していただいた前菜・トマトのジュレが、トマト感凝縮!という感じで 美味しかったこと!
アラカルトでは、スペアリブのコンフィ、塩豚とトマトのグリル、タコスピザなどを注文しましたが、さすがYummyさん、いつもながらに、どれも美味な品々でした。

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話題にも事欠かなく、三人がそれぞれ住んでいた(住んでいる)街の話し、地域によって雑煮や醤油が異なる話し、アルチューズさんは、ブルーコメッツの井上さんに憧れてフルートを自主練されていた話しなどが、次々と出、あっという間に3時間が経過していました。
「では、二次会は、ダングッド(よくYummyさんでの飲み会の後で行く、仙人の様なマスターがお一人で営られているカラオケスナック)で、GS特集といきますか!」とラガーマンさん。
賛同するアルチューズさんとぼんぼち。

そんなタイミングの中、Yummyさん特製の甘くないブルーチーズのケーキが運ばれてきました。
今回も、お味のみならず、マスターのセンスと器用さが活きる 素敵なデコレーションです!
二人に「おめでとう!」と拍手されながら、一本立てられたロウソクをフーしたのですが、何故か今年は何回フーしても消えない!
てっきり、Yummyさんに、消えないロウソクでイタズラされたのかと思っていると、アルチューズさんがフーーーーッ!!!とやったら、一発で消えました。
アルチューズさん、さすが、フルートやってただけのこと、あるなあ。

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ケーキを食べ了え、いざ、ダングッドへ!
入店すると、カウンターに男性のお客さんが一人、いらっしゃいました。
我々は先の話し通りに、GSの楽曲を次から次に歌いました。
マスターや男性のお客さんにも、「今日は私達、GS特集なんでーす!」と、声を飛ばしました。
すると、カウンターの男性のお客さんは、合わせて、タイガースやスパイダースを何曲も歌ってくださいました。
いいお客さんだなあ。

そんなこんなで、二次会もみるみる時間が過ぎ、お開きとなりました。
ラガーマンさん、アルチューズさん、Yummyさん、ダングッドのマスター、カウンターの見知らぬお客さん、みなさんのお陰で、ぼんぼち、ベリーハッピーな一日となりました。
ほんとに、心より御礼申し上げます。
みなさん、ありがとう!!!
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