一徳バンドでゴキゲンなロックに酔いしれた一夜 [感想文]

DSC_0669_1721689083564.jpg

先日の7月21日、私・ぼんぼち、吉祥寺のマンダラ2に、一徳バンドのライブを聴きに行ったよ!
サリーじゃないよ。 一徳バンドというのは、高円寺の焼き鳥屋さん「一徳」の大将・一徳さんが率いてるバンドなんだ。

焼き鳥屋さん「一徳」の店前は、以前からしばしば通っていて、通る度に、「わぁ!渋くてカッコイイ大将だなぁ」って思ってた。
そして、一徳バンドのライブの旨のポスターが貼られてるのも目にしてて、「どんなジャンルの音楽を演られるんだろう?」って、気になってたんだ。

と、先日のライブの何週間か前ーーー
「一徳」のすぐ近くに在る、行きつけにしている音楽カフェ「ヤミー」で、「一徳さん、またライブ演るそうで、このチラシ置いてゆかれましたよ。 一徳さんはすごいしゃがれ声で、憂歌団をかけたらすごく喜んでくれてましたよ」とスタッフさんから聞き、「しゃがれ声」「憂歌団好き」という二つのワードから、ぼんぼちは「これはもぅ行くしかないっ!」と、迷わず決断したんだ。

ライブスタート! 一徳バンドのメンバーがステージに登場した!
ボーカル&ブルースハープ(一徳さん)、ギター&コーラスが二人、ベース&コーラス、ドラムス&コーラス、サックス、ピアノの七人の大所帯バンド。
音が流れ出すやーーー
「わぁ!案の定、ぼんぼち好みの古めのロック、というか、ブルース寄りのロック!ゴッキゲ〜ン!!」と、みるみるノリノリになったよ!
高円寺という名称や、庶民的な食べ物を歌詞にした曲あり、これは店に来るお客さんを観察して作られた詞かな、ってのあり、ノリにノレるロックンロールあり、聴かせるバラードあり、、、
そのいずれにも唯一無二の個性を感じたし、何より一徳さんのしゃがれ声のボーカルに酔いしれてしまったよ〜!
あと、ぼんぼちの個人的嗜好から書かせていただくと、ピアノの人、好きだなあと思った。 ぐっと強く押し出すひき方で。
ぼんぼちは好きな音楽ジャンルの中にブギウギピアノもあるんだけど、そこに通ずる匂いも感じられて。
一徳さんが歌いながら次々とお客さんを指差して声をあげる、というパフォーマンスをやられる曲もあって、最前列の一番上手側に座ってたぼんぼちにも、二度、指を差して目線を合わせてくださって、最高にドッキドキ!嬉しかったなあ〜!

DSC_0669_1721689083564.jpg

ぼんぼちは音楽に関してはズブの素人で、これはかなり生意気な発言になってしまうんだけど、一徳バンド、一徳さんの歌唱力も、各楽器も、コーラスのハモリも、ものすごくクオリティが高くて、何の前情報も知らない人に、あのライブを聴かせたら、「どこのプロダクションのミュージシャン?」「マネージャーさんはどこにいるの?」って、完全なプロだと信じて疑わないと思うんだ。 現実には、年に4~6回のライブ活動でCDも出されている、というスタンスなので、セミプロという事になるのだろうけど。

このブログを長く読んでくれてる人は知ってるように、ぼんぼちの父親はぼんぼちが3才までクラシックのバイオリニストだったんだよね。
だけど、クラシックのバイオリニストって食ってゆくのが大変で、ものすごーく家庭は貧しくて、父は意に沿わないテレビの歌番組のバックのオーケストラのバイトをしてしのいでいたんだけど、それでも生活は苦しくて、ぼんぼちが3才になった時、完全に音楽の世界から足を洗って、全然別の仕事を始めたんだ。

だからぼんぼちは、自分自身は音楽業界の人間じゃないけど、音楽一本で家族を養ってゆく事の厳しさ、音楽一本を生業とするなら、意に沿わないジャンルも演らなければならない理不尽さをよく知ってる。

音楽やるなら、一徳バンドのように、他に本業を持っていて、好きなジャンルだけを好きな時に演れるのが、最上級に幸せだよなぁ!って再認識したよ。
だって、一徳さん、ゴキゲンにノリノリで、幸せそうで、「死ぬまでやるっ!」って、言ってたもん!
DSC_0669_1721689083564.jpg

nice!(255)  コメント(49) 
共通テーマ:映画