暮れ方の神保町 [写真]

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いかにも古本の街・神保町らしい一隅。
実際に撮影したのは、夕方ではあったものの まだ明るかったのでやすが、このモチーフや構図から、もっと暮れている方がイメージに合うぞ!と、だいぶ暗くなるような加工を施しやした。
積まれた本の1冊に、鮮やかなペパーミントグリーンがちら見えしていて、程よいアクセントになっている所も気に入ってやす。

神保町が舞台の映画といえば、「舟を編む」がありやすね。
出版社の、元は冴えない男性社員が、辞書作りに奮闘し大成功をおさめる話し。
柔らかな空気感の脚本も良かったし、主演の松田龍平さんの、背骨から爪の先までのスキのない役作りが見事でやしたね。
この映画、あからさまに「この出版社があるのは神保町です!」と誰が観ても解るように作られている訳ではないのでやすが、会社近くの小路の設定に、古本屋街のある靖国通りから北に何本か入った小路が使われていたり、会社帰りに、神保町駅と九段下駅の間を流れる川沿いを歩くシーンなどもあり、神保町をある程度知っている観客からすると、「あぁ、主人公の勤める出版社は、大手から極小までが点在する、出版社の多い街・神保町ね」と解りやす。
非常に名作なので、興味のある方はご鑑賞くださいでやす。




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