水中の流木 [写真]

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カワスイ(川崎水族館)で撮った一枚。
元はここまで彩度が高くなく、自然の山中の清流の再現のブースだったのでやすが、画的に美しくさせるために、脱リアルで、思いっきり加工してみやした。
構図もキマったし、いい場所に彩度の高い色味が出てくれたので、納得のできる作品となってくれやした。

山中の清流に住む生き物の一つに、沢蟹がいやすね。
あっしは15年ほど前に、スーパーの鮮魚売り場で、1パック5匹で売られていた沢蟹を飼ったことがありやす。
平たい形の金魚鉢に、苔玉を飾りに入れて飼ってやした。
買ったのが4月で、最後の一匹が虹の橋を渡ったのが、ちょうど今くらいの、10月半ばの ぐっと気温が低くなった頃でやした。

蟹は悪食とは聞いてはいやしたが、いや、あれは想像以上でやしたね。
苔玉の苔を食べてボロボロにするなんてのは序の口で、ふと、「あれ?何か長いもの咥えてる、、、何食べてるんだろう?」と覗き込むと、他の蟹の脚を両チョキではさみ抱えて食べてるんでやすね。
餌は乾燥イトミミズを千切ってあげてたんでやすが、金魚鉢の中にポロポロ入れると、すばしこい蟹ばかりが食べて 動きの鈍い蟹は何も食べられなくなる状況になってしまうので、共食いしないでも済むくらいに、一匹一匹に、「はいっ! はいっ!」って、チョキに挟ませてやした。
そのうちあっしの影が金魚鉢上に現れると 乾燥イトミミズをもらえると学習して、全員の蟹が両チョキをブンブン振り回すようになりやした。

天然物の沢蟹は警戒心が強いから、こんな動作は絶対にしないのでやしょうが、養殖で育てられて安く売られている蟹は、恐れというものを知りやせんでやした。

半年間のお付き合いでやしたが、こちらも色々学習させてもらえた 楽しい思ひ出でやす。


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