電車のラインとホームのライン [写真]

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三鷹駅の一番線ホームでやす。
何故だかホームの端にたくさんの色のラインが引かれており、そこに黄色いラインの総武線が入ってきて、色とりどりのラインだらけになった所に面白味を感じたので、撮ってみやした。
加工は、ラインの鮮やかさを強調するために、少しだけコントラストをあげやした。

三鷹は、中央線の他に東西線も総武線も乗り入れているので、三鷹の二駅東の西荻窪に住むあっしには、非常に都合が良く 助かってやす。
あっしはしばしば神保町に行くのでやすが、東西線に乗り九段下駅で下車して五分も歩けば 神保町古本屋街に到着できるからでやす。
他には、喫茶店の宝庫という理由で錦糸町にも時々遠征しやすが、総武線一本の乗り換え無しで座っていられるので、とても楽でやす。
近年は色んな線が続々と乗り入れをするようになって、大変便利になりやしたね。
ただ、夜など、うっかり寝過ごしてしまうと、とんでもなく遠い地まで運ばれてしまうこともあるので、そこは御用心!でやすね。


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薬の処方間違いは、けっこうな高確率で起こる [独り言]

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先日、友人から「ヘルパーさんに、間違って認知症の薬を飲まされた」とのメールが来た。
友人は、老人ではないが、特殊疾病の後遺症という理由で、介護付き永住型老人居住施設に入所している人である。
次のメールに「今夜、ヘルパーさんが巡回に来たら、死んだふりしようと思う」とのジョークが送られてきたが、これはジョークでは済まされない 重大な、ともすると本当に生命に関わる大問題だと思った。

施設では大騒動となり、薬を間違えたヘルパーさんと施設長さんが友人に平謝りに謝り、その後 身体に異変はないかと 何度も聞いてきたという。
この施設では、今後 二度とこの様な間違いが起こらない様、確認に確認を重ねた上で 入所者に飲ませる事であろう。

ーーーこういう間違いって、けっこうな高確率で起こるんだな、と私は思った。
というのは、私も過去に三回、処方薬局で薬を間違えられて出された体験があるからだ。

私は睡眠障害を持っているので、月に一度、六種類の睡眠導入剤を処方していただいているのだが、何ヶ月か前、その内の一種類が違っていたのだ。
薬局のカウンターで、薬名と薬本体を見せられた時、いつもと同じ六種類の筈が、一種類、シートの色と錠剤の大きさが違っていた事で、瞬時に気が付き指摘をした。
私は、言葉や文字の記憶力は非常に悪いが、元の職業柄、画像認識記憶はバツグンに良く、一度パッ!と目に入ったものは瞬間的に脳内に取り込め ストック出来るからである。
とても愛想の良い 毎回延々と世間話をしてくださる薬剤師さんで、だらけた姿勢はみぢんも感じられない方だったが、うっかりしてしまったのだろう。

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数年前は、別の処方薬局で、こんな事もあった。
婦人科で、何ヶ月間か、お腹の下の方に貼る シール状の薬を二種類出していただいていたのだが、そのうちの一種類の枚数が、数枚足らなかった事が、二度あった。
重ねた状態で見せられたので、薬の種類は確認しても 枚数までは勘定せずに受け取り 家に帰り、使っていると、残りが五枚なければいけないところが一枚になっていた。

後日、その薬局に行った時に、淡々と事情を話し、「この様な間違いはあってはならない事です。厳重に気をつけてください」と言ったのだが、次の次の時に、やはり使っていたら、数枚足らなかった。
二度目はさすがにこちらもシラッとした冷たい口調で「この間違いがあったのは、これで二度目です。本当に気をつけてくださいね」と吐き、薬剤師さんも「まことに申し訳ありませんでした」と 深々と頭を下げていた。

友人に認知症の薬を飲ませてしまったヘルパーさんも、私に間違った種類や枚数の薬を出してしまった薬剤師さんも、決して いい加減な気持ちや 仕事に向き合う真面目さが無かった訳ではないと察する。
人間というのは、完璧ではなく、時としてミスを犯してしまうものなのである。

友人と私の二人の間だけでも これだけのミスが起こっているのだから、世間全般で 処方ミスというのは、けっこうな高確率で起こっていると考えられる。
みなさんも、入院して・入所して、薬を飲まされる時、処方薬局で薬を受け取る時は、十二分に確認していただきたいと思う次第である。

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鍋と鍋の蓋 [写真]

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上方にあるのが逆さになった寸胴鍋で、下にあるのが斜めになった その鍋の蓋でやす。
このモチーフを見つけた時も、瞬間的に「これは作品になる!」と直感しやした。そして、加工は白黒でキマリだな、とも。
色んな白黒バージョンを試してみた結果、ハイコントラストのこのバージョンが最もモチーフに相応しくまとまったので、これにしやした。
抽象画を描くのと同じ考えで製作しているので、観てくださるかたも、これは鍋と蓋である という概念を取っ払って、白と黒の位置や分量、そのバランスなどに焦点をあててご鑑賞いただけると幸いでやす。

寸胴鍋といえば、、、
みなさん、寸胴鍋ではどんな料理を作られやすか?
あっしは、今は何も料理をしなくなりやしたが、ブログを始める前までは、どでかい寸胴鍋で、スペアリブや豚足や角煮をよく作ってやした。
丸々一日かけてコトコト煮て、ちょっとスパイスを効かせてトロ〜リと柔らか〜く仕上げてやした。
やはり自分の好きな料理というのは、上手に出来るものでやすね。



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上野の喫茶店「coffee shopギャラン」で70年代にレッツゴー!! [喫茶店・レストラン・カフェ]

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JR上野駅周辺は古い喫茶店の宝庫ーーー「古城」「王城」「マドンナー」「純喫茶・丘」「coffee shopギャラン」等々ーーーな訳ですが、その中から今日は、「coffee shopギャラン」をご紹介したいと思います。

coffee shopギャランーーー
JR上野駅・不忍口から大通りを渡って小路に入るや、ギラギラした電球の看板とメニューのサンプルが、上野らしい前時代的匂いを発散させています。
フロアへの階段を上がる途中にも、電球でこさえられた店名がギラギラしており、否が応にも、この店名が脳裏深くに刻み込まれます。

二階フロアにたどり着くと、天井や壁の照明が、やはり 「これでもか!!」と言はむばかりにギラギラしており、この店は「省エネ」という言葉が誕生する遥か以前に誕生した事がうかがえます。

ーーーと、店員さんが現れ、人数を聞かれます。
ウエイトレスさんの制服は、黄色い角襟のブラウスに赤地に黒と黄のチェックのチョッキに同生地のプリーツスカート。
ウエイターさんの制服は、黒いシャツに黒いズボン、ウエイトレスさんと同じ赤地のチェックのチョッキ。
いずれも、左胸の所に「coffee shopギャラン」と、ミシン刺繍がされています。
この時点で、気分はかなり70年代です。

人数によって通される席は違いますが、どの席も 茶色の革張りのゆったりとした椅子で、ここでますます70年代感アップです。
メニューは、定番のコーヒーや紅茶から、昔ながらの盛り付けのパフェまで。
細部に至るまで、70年代をないがしろにしていません。

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そして、極めつけは、何といってもBGMです。
小さすぎず大きすぎずの音量で、次々と流れてくる曲は全て、70年代前後の流行歌なのです!

友人と行った折には「これ歌ってた人は、一発屋だったよねー」とか「この頃、私はまだ中学生で、深夜放送でよく聴いてたよ」等と、おのずとそういった話題になります。
又、一人で入店した時は、100%BGMに浸り込め、「なるほど、当時の自分は子供だったから意味が解らなかったけど、この歌の詞は、こんなに切ない恋心を歌っていたのか」とか「スナック歌謡というのも、今聴くと、なかなか乙なものじゃああーりませんか」と、全身全霊、完全に70年代に持ってゆかれます。

殊に、自分にとって特別に思い入れのある歌い手さんや作家さんの曲になると、「おおっ!」と、革張り椅子から身を起こさずにおれなくなります。

私が前回行った時には、ジュリーの「コバルトの季節の中で」とタイガースの「花の首飾り」がかかり、王子様の様に美しかった頃のジュリーが眼前に浮かび、時の流れの悲しさ・残酷さに涙にむせび、この写真を撮った日は、私の人生に最も大きく影響を及ぼしたマルチ表現者・寺山修司氏作詞の「時には母のない子のように」がフロア中を包み込み、「あぁ、私も もう少し早く産まれてさえいれば、生で寺山さんの舞台を観に行けたのになぁ、、、」と、ちょっと悔しさが湧きいでてしまいました。

次から次へと流れる70年代前後の流行歌、、、その中には、70年代をリアルタイムで生きたアナタの思ひ出の曲もきっと流れる筈です。
ヒデキの「ギャランドゥ」が流れる可能性も、、、勿論 大アリです。
なんせ店名が「ギャラン」ですから。

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穴の空いた金属板と縦長の金属板 [写真]

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横浜の山下公園に行ったら、巨大なブルーの植木鉢を逆さまにした様なものがありやした。
どうやら中へ入れるようなので、入ってみると、螺旋状にぐるぐると上がれる仕組みになってやした。
これは、上がって行く途中で撮った一枚でやす。
状況説明ではなく、完全に平面構成を製作するのと同じ考え方で撮ったので、観てくださる方も、平面構成を鑑賞する視点から観ていただけると、幸いでやす。
加工は、彩度が高くなるバージョンの中から、最もこの形にあった色合いを選びやした。

横浜、、、日本で一番多く歌のタイトルやモチーフにされている街ではないでやしょうか?
「赤い靴」「ブルーライトヨコハマ」「よこはまたそがれ」「港のヨーコヨコハマヨコスカ」「横浜いれぶん」「ヨコハマ・チーク」「伊勢崎町ブルース」「追いかけてヨコハマ」「ふりむけばヨコハマ」「よこはまチャチャ」、、、
中、あっしがダントツに好きな横浜の歌といえば、やはりブルース好きなのて、エディ藩さん作曲・藤竜也さん作詞の「横浜ホンキートンクブルース」でやす。
元歌はエディさんで、松田優作さん 原田芳雄さん 宇崎竜童さん、そして作詞の藤竜也さんと、たくさんの方がカバーされている名曲でやす。
みなさんは、横浜の歌では、何がお好きでやすか?


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「バミる」とは [映画・演劇雑記]

今日は、演劇用語の中の「バミる」という言葉について、解説したいと思います。

バミるとはーーー
役者の立ち位置や小道具の置き位置を解りやすくするために、舞台にカラーテープや発光テープを貼って目印にする事を言います。

舞台を観に行って、ひな壇式の客席の後ろの方や 二階席に座ると、舞台を上から見下ろす形になり、舞台上に小さな四角やT字型がテンテンと 何ヶ所も貼られているのに気づかれた事のある方は多いかとお察しします。
そのテンテンが「バミり」なのです。
決して、舞台の割れ目を補修しているのではありません。

使用例としてはーーー
「Aさんは二場でここに板付きにしたから、ここ、バミっておけ」
「装置が入ったら、次はバミるの 忘れないように」
「あぁ〜、テープが古くてくっついちゃっててバミれませーん!」
等です。

尚、「バミる」の語源は、「場を見る」から来ている との説が有力ですが、明確ではないようです。

みなさんも、これから舞台を見下ろせる席にあたって、バミってあるのを見つけたら、劇中のどこかで必ずその位置に、役者が立つか座るか 小道具が置かれるかするので、それはいつなのかを楽しみにしながら観劇するのも、また一興かと思います。

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2と3と落書き [写真]

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古い自販機の側面でやす。
遠目から見た時点で、「これは間違いなく納得できる作品になる!!」と 迷わず駆け寄りやした。
どう切り取るか、で生きも死にもするモチーフなので、とにかく切り取り方に心を砕きやした。
加工は、錆の色をなじませるためと古びた感じを強調するために、少しだけ黄昏色のトーンをかけやした。
あっしなりにでやすが、とても気に入った一枚に仕上がりやした。

数字、、、みなさん、一番思い入れのある数字というと、やはり殆どのかたが誕生月日なのではないでやしょうか?
あっしは6月16日生まれなので、6と16という数字に格別思い入れがありやす。
そして、6月16日というのは、和菓子の日でもあるんでやす。
それで、まだ甘い物が好きだった三十代中頃の6月16日に、自分自身に何か記念になるようなことをしようと、赤坂のとらや本店に行き、お抹茶と練り切りをいただきやした。
加えて、併設されている和菓子博物館も見学してきやした。
今でも誕生日近くになると思い出す、なかなかいい記念の行いでやした。


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ssブログ仲間・森田恵子さんが死去 [独り言]

先日、あちこちとブログ訪問をしている中で、プー太の父さんというブロガーさんの記事により、我らがssブログ仲間であり映像作家でもあられた森田恵子さんが、お亡くなりになった事を知った。
一年くらい前から、重い病いを患っておられたそうだ。

ブログ仲間の死去は、これで数人目だったが、森田恵子さんは、そのうちで唯一 リアルに対面したことのあるブロガーさんだった。

森田さんとお逢いしたのは、2019年12月、森田さんが作られたドキュメンタリー映画「まわる映写機めぐる人生」を観に、聖蹟桜ケ丘のバー・キノコヤでの上映会の時だった。
森田さんは、ゆったりとお育ちになったという印象の素敵な女性だった。
作品は、映写技師さんのお仕事ぶりや 大手商業ベースに乗らない映画をどうやって地方で上映するかに奔走しているスタッフさん達を取材した とても興味深い充実したものだった。
テムポもあり、軽快な音楽が効果的に使われていた。
一緒に鑑賞された やはりssブロガーであり映像作家でもいらっしゃるsigさんも、「とても良い映画でしたね」と 満面の笑顔をされていた。

その森田恵子さんが、こんなに早く逝かれてしまうなんて、、、
次回作も是非とも作っていただきたかった。
もっともっと映画についてのお話しを聴かせていただきたかった。

あまりに突然の訃報に、まだ 森田さんはもうこの世にはいらっしゃらないのだ という実感がない。
心に、ポカンと穴が空いた様な気持ちである、、、

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赤いコーンの中の黄色いコーン [写真]

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赤いコーンがたくさん立つ中に一本だけ倒れた黄色いコーン。
ただそれだけのものなんでやすが、赤と黄の鮮やかさが見せ所になるかな、と 構図の成立する位置から撮ってみやした。
赤と黄の鮮やかさを前面に出すために、地面は黒っぽくなるように加工しやした。
これといった深いドラマをテーゼしている写真ではなく、平面構成を愉しむような感覚で観ていただければ幸いでやす。

コーンといえば、、、
何年か前に、車を持っている人に、箱根&河口湖にドライブに連れて行っていただいた時、その辺りの駐車場に置かれているコーンはみな、青く テッペン部分に下がギザギザになった白いシールが貼られてやした。
つまり富士山を模したコーンというわけでやす。
あっしはその土地のかたがたの あまりにも溢れる富士山愛に、涙が止まりやせんでやした。
みなさんも、どこかで、ご当地コーン・個性的コーンに遭遇されたことはありやすか?


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アップリンク渋谷が2021年5月20日で閉館 [映画・演劇雑記]

関東圏在住の映画ファンなら「知らなければモグリ!」と言い切れる 他館ではめったに上映されない クオリティの高い珠玉の映画作品を次々と上映していた 渋谷の映画館「アップリンク渋谷」が、2021年5月20日で以て閉館してしまう事を、映画好きの親友伝で知った。
やはりコロナ禍に因するものだという。

私がアップリンク渋谷で、感動のカウンターパンチをくらい クラクラと昂揚しながら劇場を後にした数は 知れない。

アップリンク渋谷、最初は、同渋谷の街の中でも、公園通りとファイアーストリートの間の坂の途中に、「アップリンクファクトリー」という劇場名で在った。
「ここが映画館?」と目を丸くせずにはおれないほどの、ほんとうに小ぢんまりとした空間で、特に面白味を感じたのは、座席がてんでバラバラの意匠の ソファや椅子が寄せ集められ 並べられているところだった。
まるで友人宅の屋根裏部屋で、近隣の人にすら気づかれずに 自主上映会を開催する様な、そんな ミニマムで温もりを感ずる空間だった。

私はアップリンクファクトリー時代には、スタン・ブラッケージの一連の作品を観た事が、記憶に強い。
中でも「思い出のシリウス」は、死んでしまった愛犬シリウスに対する 哀しくてやりきれない情感が、さながら キャメラが身体の一部、つまり「目」そのものになったが如きストレートさで伝わってきた。
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後に奥渋ーーー東急デパート渋谷本店を代々木方面の小路に入った イマドキのミーハーな渋谷とは別世界の 静かな大人の通りへと移館し、そこでも私は、数々の感動や発見や映像理論の何たるかの再認識をさせていただいた。

殊 歓喜せずにはおれなかったのは、私が日本で最も尊敬する映像作家・松本俊夫先生の短編実験作品が、何日間にも渡って 全て上映された事である。
既にDVDにて所有している作品が多かったが、近年の より抽象的理論的になった作品には、改めて 松本先生の偉大さを痛感した。

海外で一番好きなアニメーション作家ヤン・シュヴァンクマイエルの諸作品が映られたのも、忘れられない。
これも自宅でDVDで勘定不可能なほど再観している作品が殆どだったものの、やはり スクリーンで観る オブジェクト クレイ ピクシレーション等の様々な技法のアニメーションには、息を飲まずにおれなかった。

他には、ロシアの大傑作暗喩映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」や、やはりロシアが製作した カフカ原作の「変身」も、完璧な完成度で、芸術先進国ロシアの 理論・技術・エネルギーを目の当たりにできた。

それから、奥渋に移館し スクリーン数が増えても変わらなかったのが、座席のセンスだった。
スクリーンによっては、アップリンクファクトリー時代そのままに、ソファや椅子の寄せ集めだったり、別のスクリーンでは、座席がずらりとディレクターズチェアだった。
つまり、観客全員が、監督気分で鑑賞ーーーなのである。
「そこ違う!」と思ったら、思わず「カーーーット!!テイク2!」と叫びそうになってしまいそうであった。

そんな貴重な文化を飽和した映画館が、一つ消えてしまうとは、ここでも「コロナ憎し!」と恨まずにおれない。
尚、近年出来た 同経営者によるアップリンク吉祥寺とアップリンク京都は、これからも存続してゆくそうなので、今後は それら二館に、この独自の文化を継承していただきたいものである。
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