重ねられたたくさんのフレーム [写真]

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重ねられたたくさんの白いフレーム。
奥の赤い格子状の物は何だか判りやせんが、記録写真ではなくアート写真として撮っているので、何だか判らなくてもいっこうに構いやせん。
ぼんぼちとしては珍しい、明度の高いポップな雰囲気の作品でやす。
たいていヴィンテージ加工なので、たまにはポップもいいかな?と 公開しやす。
フレームがズレながら重なっている所や 奥の赤が主役になっている所や 直線だけで画面が構成されているところが面白いかな?と思いやした。

フレームを見ていると、あっしは元画家だったので、どうしても画家時代のことを思い出してしまいやす。
受賞歴や在籍歴を作り 画歴に箔をつけ、作品が高く売れる様にする為に、18才から22才くらいまでの間は、いくつかの美術団体と関わっていたのでやすが、当時の会長さんや幹部の先生方のご年齢は、70代から80代でやした。
パーティーで、批評や美術の話しが一通り了り、アルコールもまわってくると、その世代の先生方は、決まって 肩を組み合い軍歌を歌い始めるのでやした。
そして、あっしを含めた40代以下の画家に対して「は〜ぁ、戦後生まれってぇのはダメだねぇ。軍歌も知らないなんて」と呆れるのでやした。
あっしなんて、戦時は親が小学生だったんだから知ってる訳ないのに、、、
それらの先生方にとっては、40代も18才も、軍歌の時間になると「当たり前のことを知らない戦後生まれ」と ひとくくりなのでやした。
ーーー今は昔の話しでやす。


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