身体の弱い所と強い所 [独り言]

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みなさんは、ご自身の身体の弱い所と強い所、それぞれおありですか?
私・ぼんぼちは、以下が、弱い所・強い所です。

先ず、弱い所 一番目ーーー睡眠障害。
これは子供の頃から持っていて、床についてから寝付くまで たいてい三時間から六時間くらいはかかっていました。
一晩中眠れない という夜もしばしばありました。
時折、まるまる二晩眠れないという日もありました。
ですから、昼間はいつも頭がぼんやりしていて、皆に「ぼんぼちちゃんって、いつも眠たそうなドロ~ンとした半開きの目をしているね」と 言われていました。

三十代くらいまでは、これほど眠れないという辛さにも 体力でなんとか乗り切れていたのですが、四十代半ばからは、さすがに昼間 倒れてしまう様になったので、近所の内科に行って、薬を出していただく事にしました。
「デパス」という「身体と脳の緊張をほぐす」薬を処方されました。
何年間かはデパスが軽く効いていたのですが、五十代になった頃、一晩に二錠飲んでも効かなくなり、専門医を紹介していただく事になりました。

専門医で問診をしていただくや、そこのお医者様は「デパスを睡眠障害に処方するのは間違いですっ!」と仰り、「眠りにつきやすい薬」「眠りが持続する薬」「深く眠れる薬」など、一晩に四種類六錠の睡眠の薬を出してくださいました。のみならず、それでも眠れない夜の為に 頓服でもう一種類出してくださいました。

すると、それまでデパスの力を借りて眠れていたとしても、とても浅い 疲れの取れない程度の眠りだったのが、深ーく 心ゆくまで ぐーっすりと眠れ、前日の疲れもゼロになるほど取れる様になりました。
こんなに良質の眠りを体験出来る様になったのは、生まれてこのかた初めてで、「眠るって、こんなに気持ちのいい事だったんだ!」と 以降 幸せな毎日を実感しています。

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二つ目に弱い所は、胃です。
これも、子供の頃からで、コース料理を全て食べ切れた事は一度もなく、十八才くらいから「もたれる」不快さを強く感じる様になったので、バリウム検査をしたら「胃下垂です」と診断されました。
担当の先生に「胃下垂は治らないんだよ。それに、胃下垂の薬っていうのはないんだよね。まあ、極力 運動する事だね」と言われましたが、十八才から私が始めていた仕事は画家だったので、運動どころか、忙しくてまるまる二ヶ月以上 家の近所を散歩する事すら不可能な生活で、ますます悪化してしまいました。

二十七才になると画家は辞められ、立ち仕事のアルバイトをしたり、休みの日はやたらと街を歩き回ったりしました。
けれど、ちょっと食べ過ぎるとすぐにもたれて、その後二週間くらいは もたれ特有の嫌ぁ〜な不快感を引きづっていました。

四十代後半になった時、もたれ感が何ヶ月経っても治まらずに、固形物は全く受け付けなくなってしまいました。
みるみる体重が減り、四十四キロから三十六キロになってしまいました。
「これは、今までの単なる胃下垂とは違いそうだぞ」と胃カメラ検査を受けると、「萎縮性胃炎です」と診断されました。
いわゆる 俗に言うところの、慢性胃炎です。
萎縮性胃炎も一度なってしまうと一生治らない病気らしく、漢方と西洋医学の二種の薬を処方されました。
薬の効き目は素晴らしく、徐々に固形物も摂れる様になり、何ヶ月か後には四十四キロに戻れ、十八才から約三十年もの間 しばしば陥っていた「もたれ」の不快さも、ちょっと食べ過ぎてもやってこなくなってくれました。ただし、消化の悪い硬い物は、食べ過ぎると戻してしまいますが。

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今度は逆に、強い所二つです。
私はこれまでの五十八年の生涯で、お通じがわずかにも悪くなった事というのが、ただの一度もありません。
ですから、「○日も出なくて辛い」という感覚が、まるで解りません。

けれど、若い頃は、何故だか多くの男性に「アナタ、便秘してるでしょ!」と自信満々の口調で言われ、「いいえ、便秘になった事は一度もありません」と返すと、酷く驚いた顔をされたものです。
大半の男性が「若い女性は全員、便秘をしているものだ」と思い込んでいるのか、若い頃の私は、顔中隙間がないくらいにニキビが出来ていたので、それを見てなのか、どちらなのかは解りませんが、とにかく、それはもう 男性と初対面する度に言われていたものです。

私はことさら、繊維質の食物を摂取している訳ではありません。
肉と炭水化物中心の食生活なので、むしろ 摂っていない方だと思います。
又、水分もこまめに多めに摂っているかというと、そうでもなく、昼はコーヒー、夜は炭酸水や麦茶を適度に、気分の赴くままに飲んでいるだけです。

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もう一つの強い所は、肩こり 腰痛 膝の痛みなどーーーつまり、整形系の辛さも、一度も覚えた事がないことです。

お出掛けする時は、タブレットや筆記用具を入れたけっこう重量のある大きな革の鞄を 必ず肩から斜めがけにしていますが、肩がこる感じはみぢんもせず、たくさん街を歩いて身体全体は疲れても、膝や腰が痛くなることもありません。

ですから、肩こりの人に「悪いけど、ちょっと 肩、揉んでくれる?」とか「肩、叩いてくれる?」と頼まれても、どのくらいの強さでどういう風に揉んだり叩いたりしてあげたらいいのか かいもく見当がつかず、申し訳なく断るばかりです。

以上が、私の身体の 弱い所と強い所です。
弱い所は子供の頃から弱く、強い所は 何か努力をしたり気をつけていたりした訳でもないので、これらは「生まれ持った体質」なのだろうな、と憶測しています。

私は医学に関しては、まるきし素人ですが、精神的に完璧な人間がいなく、誰しも短所と長所を持ち合わせている様に、身体的にも完璧な人などおらず、弱い所と強い所を持っているのだと思います。

皆さんの身体の、弱い所と強い所は、いかがですか?
差し支えがなければ、教えていただけると、参考になります。

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