乱雑に置かれた窓枠 [写真]

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住宅建設中、道端に乱雑に重ね置かれていた たくさんの窓枠。
「これは作品になる!」と迷わずスマホを取り出し、撮ろうという段階から「窓枠が窓枠であるという説明ではなしに、抽象画を描くのと同じ計算で切り取ろう。そして加工は、最も強烈な白黒コントラストで間違いなくキマる!」と思い、その様にしたら、計算通りの結果となってくれやした。
なので、この作品を観てくださるみなさんは、「窓枠である」という概念を取っ払って、自由に何かを感じていただければ幸いでやす。

あっしは、このたくさんの窓枠を見た時、やはり元の職業柄、一瞬 額縁に見えてしまいやした。
額縁といえば、飲食店などに その店の店主が趣味で描いたらしい絵が飾られているのをしばしば目にしやすが、作品に額縁が合っていない場合が多く「残念だなあ」と その度に思いやす。
絵に対しての額縁は、人の顔に対しての髪型と同じで、合うか合わないかで、作品が生きも死にもしやす。
描いたかたは「所詮は自分なんて趣味のお遊びで描いてるんだから、額縁なんてなんだっていい」というお気持ちなのかも知れやせんが、決して高価な額でなくて構わないので、額にも明るい画材屋さんに作品を持って出向いて、一番 その絵が映える額に入れていただき、せっかく描かれた作品を最上級に輝かせていただきたいと思いやす。


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