高円寺のカフェ・ヤミーでシメイ・ブルーを仕入れていただきました [洋酒・カクテル]

一ヶ月ほど前、かつてオフ会も開催させていただいたこともある ぼんぼち行きつけのカフェ 高円寺のヤミーのカウンターに座ると、酒の棚にズブロッカが加わっていました。
私が「ズブロッカ入れたんだね!」と言うと「はい、飲みたいっていうお客さんがいらしたので」と ママさん。
それならば!と、私はこの申し出を発せずにはおれませんでした。
「シメイのブルー、入れてもらえる?」。

二週間後、私はヤミーのカウンターで、ゆうるりと シメイ・ブルーを傾けることとあいなりました。
マスターがシメイ・ブルーのボトルをスッ!と見せてくださるや、私は片手をグーにして「やったやったやったー!!」と飛び跳ね、「七年前(ヤミー開店当初)から、シメイのブルー、入ったらいいなーって ずっと思ってたんですよ」と打ち明けると、「あら、もっと早く言っていただけたら入れましたのにー」と ママさんに笑顔で返されました。
本来なら、シメイはシメイ用の 金色でCHIMAYと記されたチューリップ型の大ぶりのグラスでいただくものなのですが、私はそこまでの拘りはなく、チューリップ型のグラスであれば何でもいいので、ワイングラスで、と所望しました。

20200224_152603.jpgここで、シメイ・ブルーが、一体どういうお酒なのか解らない方も少なからずおられるとお察しするので、簡単に説明しますとーーー
シメイというのは、ベルギービールと言えば!で最初に名前が出て来るくらいに有名な ベルギーを代表するビールの銘柄です。
ベルギービールに多い 上面発酵の無濾過タイプで、世界最古のトラピストビール(修道院で作られるビール)です。

シメイには、ホワイト ゴールド レッド ブルーの四ラベルがあり、極めて単純にそれぞれの特徴を挙げると、ホワイトはキリリとホップの効いた苦味の強い味わいで、ゴールドは円やかでフルーティー、レッドは芳香豊かでやや重厚な感じ、ブルーはレッドをよりいっそう重厚にした 充実感のある香りと味になります。

基本的に常温でいただくタイプのビールで、というのは、常温で飲んだ方が、明らかにシメイの個性である香りと味わいがダイレクトに感じられるからです。
私はどんなタイプのビールでも常温でいただくので、シメイは無論、常温で、チューリップ型グラスに鼻を入れ込む様にして香りを楽しみつつ、トロリトロリとゆっくりと味わいます。

20200224_152707.jpg日本人は、長年、キンキンに冷やしたラガータイプのビールに慣れ親しんできた民族なので、常温のビールをチューリップ型グラスで というと「えっ?!こういう飲み方するの?」と小さく驚かれ、飲んでみて「えっ?!これがビール?」と 重ねて驚かれるかも知れません。
ですから、頭の中にある「ビール」という概念を捨て、「ビールとは別のお酒」と考えてみると、抵抗なくシメイの世界に入ることができるかも知れません。

私はシメイに出逢った約三十年前から、シメイの、中でも特にブルーラベルのファンになっていたのですが、ビールに特化していない しかもカフェで、シメイを置いてある店はまず無いので、ヤミーの融通の利かせ方 ご好意に大変感謝し、今まで以上に よりヤミーに通おうと思いました。

みなさんも、カフェで気軽にシメイ・ブルーを飲んでみようかな?と思われて、もしも高円寺までそう遠くないようでしたら、ヤミーを訪れてみられてください。
マスターもママさんもバイトさんも、快く提供してくださいます。

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