ナガミヒナゲシの実 [写真]
今、みなさんちのお庭やご近所のそこここでも ゆらゆら揺れているナガミヒナゲシの実でやす。
何年か前に縦構図のカラーでアップしたので、今回は、横構図の白黒でやす。
リアリズムではなく図案的な雰囲気にしたかったので、葉っぱは入れないようにしやした。
この植物がナガミヒナゲシという名であることは、カラーの写真を公開した時に「何という名前だか解りやせん」と書いたら、教えてくださった読者のかたがいらして、それで知りやした。
そして、すぐに覚えられやした。
何故なら、漢字で書くと長実雛芥子と、見た目そのままの意味の名前だから。
このように日本語の名前の花は、意味が分かるから瞬時に覚えられるのでやすが、横文字の花名は意味が分からないので、何度聞いてもさっぱり覚えられやせん。
みなさんは、花の名前、覚えられやすでやしょか?
タブレット端末は快適! [独り言]
私・ぼんぼち、今まで端末は、デスクトップのパソコンとスマホを使っておりましたが、一ヶ月ほど前にタブレット端末も購入し 三刀流となりました。
タブレット端末を買おうと決めた理由はーーー
最近 パソコンのブログの頁が重たくなってきたことと、私は喫茶店マニアでしょっちゅう喫茶店にゆき そこで長い時間を過ごしているのですが、その間 何をしているかというと、スマホから 自分のブログ記事やコメントを確認したり 人様のブログに訪問したりしているのです。
で、どうもやはり、スマホは小さくて 閲覧がし辛いな コメント入力がやり辛いな ということを感じていたためです。
私のスマホはauなので、迷わずauショップへ向かいました。
ちょっとした不具合を診てもらうためではなく端末を購入する場合は、商品数が揃っていると思われる 広めの売り場面積の「吉祥寺大通り店」と これも決めています。
来店し、案内係りのかたに来店目的を尋ねられ答えると、Oさんという男性の担当のかたに引き継がれました。
Oさんに、「スマホがアンドロイドなのでタブレットもアンドロイドにしたい」ということ 「用途は、99%ブログの閲覧・コメント入力で、自分のブログの記事投稿もタブレットからしたい」ということ 「とにかく大きな画面のが欲しい」ということを伝えました。
するとOさんは、「アンドロイドで大きな画面となると、こちらの商品一種類になりますね」と 見本を示して下さったので、寸分迷うことなくそれを購入することにしました。
カラーは、白 緑 臙脂 の三色の中から臙脂を選びました。
テーブルに斜めに立て掛けられる フタのついた同色のケースも求めました。
Oさんはスマホと連携させたいか否かを尋ね、私が連携はさせたくないと答えると、次の作業として、文字の大きさを私にとって適切な大きさに設定して下さり、そして メールアドレス取得の方法も教えて下さり、すぐに取得完了となり、使用OKの状態にして下さりました。
Oさんは終始とても丁寧で解りやすい説明をして下さり、こういう方面に疎い私としてはとても助かりました。
私はOさんにお礼を言い、auショップ吉祥寺大通り店を出るや、さっそく 行きつけの喫茶店で、自分のブログにログインし ブログの閲覧や訪問 コメント入力を試しました。
スマホは、眼鏡ケースの上に斜めに立て掛け 背中を丸めてチマチマチマチマとやってましたが、タブレットの大きな画面では、背筋を伸ばしたまま 画面に顔を近づけることなく、シュターーッ タターーッ トトン!と 実に快適に操作が出来て 気持ちが良いことこの上ないです。
本当に タブレット端末を購入して良かったと 実感しています。
青と紫のヤツデの葉 [写真]
PCでネガ加工したヤツデの葉。
元は、紫になっているところが緑に元気よく茂っていた葉で、ブルーになっているところが黄色く枯れかけた葉でやす。
元のヤツデを見た瞬間、「これはネガ加工したら作品になるぞ!」と確信しやした。
枯れかけた葉の分量もちょうどいいバランスであってくれて ラッキーな出会いでやした。
これは先日、英ちゃんさん主催のオフ会で 飛鳥山公園を通った時に見つけたものでやす。
その日はその前に、旧古河庭園でたくさんの薔薇を観たのでやすが、あっしにとっては、誰もが観て美しいと感じる薔薇よりも こちらのモチーフのほうに興味を惹かれやした。
薔薇の写真も撮らなかったわけではないので、そちらのほうは、エッセイの口絵的に小さく使おうかな、と考えてやす。
チップの思ひ出 [独り言]
母親が死んで27才で完全な自由を手に入れた私は、「これから何をして人生楽しんでゆこうかな?」と考え、すぐに浮上したのが、当時 住んでいた街に在った憧れのカクテルラウンジでアルバイトすることだった。
その店は、オーセンティックなショットバーというにはだいぶ広めで、テーブル席も幾つもあり ピアノも置いてあり生演奏も出来る ホテルのラウンジ形式で経営する 主にカクテルを提供するかなり気取った店だった。
アルバイトは、シェイカーとミキシンググラスこそ触れさせてもらえなかったが、カクテルのレシピを覚えたり スピリッツやリキュールの味や歴史の説明が出来るように勉強したり ビルド物(グラスの中で作るカクテル)を作ったり カウンター越しに礼儀正しく接客したり、と 覚えねばならないことは山ほどあったが、私は自分が知りたかった世界だったので、楽しみながらも意欲的に仕事をしていた。
単価の高い店だったので、客層は50代以上が殆どだった。
中ーーー、珍しく 30代と40代の男性4人組の 友達であるらしいグループがいた。
彼らは特別 おぼっちゃまといった雰囲気でもなく 全員気さくで、月に一度くらいの割で ふんぱつしてちょっといい洋酒を堪能しに来るのが大の楽しみ、、、といった様子だった。
ある時、会計の了った4人に、赤いチェックのチョッキをキメた私は ドアの所で、「ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしております」と 両手の指を腹に揃えて重ね 45度の会釈をした。
ーーーと、その中の一人の男性が、一万円札をピラッと私に差し出した。
この店ではチップをくれる客は少なくなかった。
従業員一人一人に三千円づつ配ったり マスターに一万円渡して「みんなで分けてね」と言ったり。
が、彼らがチップをくれたことはそれまでなかったので、「今日は羽振りがいいんだな」と思った。
そして、「え〜〜〜 こんなに頂けませぇ〜〜ん!」と嬉しさを隠せない口調で身体をくねらせ 掌を出した。
すると、4人の目は一瞬 点になり、万札を出した男性が大笑いしながら明るくこう発した。
「お前にやるなんて誰が言ったかよぉ! タクシー代にするから崩してくれって言おうとしたんだよ! ハハハ・・・・」
他の3人も大爆笑した。
いやはや、大笑いしてもらえて救われた。
あの時、しら〜〜〜っと冷めた空気になっていたら、私は凍りついて粉々に砕け散っていたこと必至だった。
五月の石 [写真]
みなさんが五月らしい写真を次々とアップされているので、あっしも あっしなりの五月の写真を撮ってみようと思い、仕上がったのがこの作品でやす。
撮影場所は公園ではなく、住宅街のお家とお家の隙間のような所でやす。
加工は、わざとらしくならない程度にほんの少うしだけ 緑色味を強めやした。
五月は、様々な美しい花も楽しめる時期でやすが、雑草もにょきにょき生えてくる頭の痛い季節でもありやすね。
雑草が生えて欲しくない場所に、除草剤など みなさん使われてやすか?
あっしは三年前に、一度だけ使い、次の年からはもうやめようと 使わなくなりやした。
というのはーーー
結果的に効果はあるのでやすが、効果を待つまでの間の様が、とてもみっともないからでやす。
除草剤というのは(あっしが使ったタイプは)茂った葉にジョウロで水をかけるように 葉にビシャビシャかけ、葉から茎を伝って根に薬が届き、そこで威力を発揮するんでやす。
なので、葉がけっこう茂るまで待たなければならないし、薬が効き始めて萎れかけた雑草を途中でもぎ取っては 根に薬が行き届く前に断絶してしまうことになるので効果が望めないのでやす。
だから、特に 薬が効き始めて萎れかけた雑草を見た人は、「なんであの家は 萎れかけた雑草を抜きもしないでほっておくのだろう? 不精な家だなあ」と 首を傾げるに違いないのでやす。
つまり、ぼうぼうに生えっぱなしの雑草の状態よりもっとみっともない状態を しばらく放置しておかなければならないのでやす。
よって、二年前からあっしは、以前の様に、雑草が出たら抜き、を繰り返して秋まで過すことにしやした。
みなさんは雑草対策、どうしておられやすか?
カラオケの課題曲を増やしました [音楽雑記]
下手の横好きでカラオケを二日に一度は歌いに通っている 私・ぼんぼち、過去記事にも書きましたように、元々 ブルースとブルースロックが好きで、憂歌団 上田正樹と有山淳司 ブルーハーツの楽曲ばかりを歌ってきました。
が、今年の初頭から 他のジャンルも歌えるようになりたいと、先ず ハードルの低い「みかん色の恋」(ずうとるび) 「NAINAI16」(しぶガキ隊) 「100%・・・SOかもね!」(しぶガキ隊)の三曲の練習を積み、何とか形がつくくらいに歌えるようになりました。
ということで、今度はもう少しだけハードルの高い 以下の十曲を稽古することに決めました。
「上を向いて歩こう」(RCサクセション)
「ファンキー モンキー ベイビー」(キャロル)
「ヘイ タクシー」(キャロル)
「ルイジアンナ」(キャロル)
「シンデレラ」(クールス)
「スモーキン ブギ」(ダウンタウンブギウギバンド)
「大阪で生まれた女」(萩原健一)
「恋のレッツダンス」(チェッカーズ)
「お前が嫌いだ」(チェッカーズ)
「渚のdance hall」(チェッカーズ)
先ず、「上を向いて歩こう」は、日本のみならず海外でも「スキヤキソング」としてヒットした かの日本の戦後の国民的流行歌をキヨシローがロックバージョンでカバーしたもので、私は、キヨシローほどメロディーを変えて歌いませんが、ロックのココロで全身で以て声を飛ばして 詞の意味を訴えたいと思います。
「ファンキー モンキー ベイビー」から「スモーキン ブギ」までの五曲は、典型的なロックンロールです。
ツイストを踊る気分でノリノリで 聴く人が楽しくなるように歌えれば、、、と思います。
中でも「スモーキン ブギ」は、歌詞がとてもユニークで、他愛ない憎めない不良!といった感じが出せれば、、、と考えています。
次に「大阪で生まれた女」ですが、あえて元祖BOROバージョンではなくショーケンバージョンを選んだ理由は、こちらのほうがテムポがゆっくりで 感情を乗せやすいからです。
「♪電信柱に染み付いた夜」や「♪裸電球をつけたけどまた消して」などと、この楽曲は暗喩的表現がそこここに盛り込まれていて、詞の向こう側にある意味を理解できないと成立させられないので、向こう側の意味を頭に思い描きながら歌いたいです。
また、この詞全体から浮かび上がってくる主人公の女性像から 「♪あなた」ではなく「♪あんた」と歌ったほうが、より らしい世界観が表現できると判断したので、そう歌おうと思っています。
「恋のレッツダンス」は、アップテンポのダンスナンバー。
チェッカーズがアマチュア時代に作った楽曲「レッツ ザ ダンス」に詞だけを作詞家の先生が書き換えたもののようです。
「レッツ ザ ダンス」の詞は、様々なダンスを次々と踊り楽しむことがテーマになっていますが、こちらは恋の展開が中心になっています。
「レッツ ザ ダンス」もゴキゲンな歌詞なので、もしもそちらもカラオケに入っていたなら、歌い比べて感情の乗せ方の違いを楽しんでみたかったところです。
「お前が嫌いだ」は、タイトルからして何とも面白いロックナンバー。
詞の内容は、本当は大好きで仕方がない女の子に ふにゃふにゃに骨抜きにされる 自称イケてる男の子の素直になれない感情を 逆説的にぶつけたもの。
曲中に三度出てくる「♪おーまーえーがー きーらーいーだっ!」を、嬉しそうに あかんべーしているようなつもりで歌い切りたいと考えています。
ちなみに作詞者は藤井フミヤさんで、フミヤさんの先鋭的な着眼点には脱帽です。
そして最後に「渚のdance hall」ですが、これは腹の底からたっぷりと声量を使って歌いあげるタイプのバラード曲です。
砂浜をステージに 降り注ぐ星星をミラーボールに見立て、別れのチークダンスを踊る二人、、、
ワンコーラス目に「♪どうして泣いてるの?ふられたのは僕さ」という詞が出てくるのですが、この一節には、「これほど男の優しさが凝縮された言葉は他にないぞ!」と ぐっと来ずにはおれませんでした。
よく役者が「あまりにも魅力ある台詞が一つあったために この役をやろうと決めた」と言いますが、この歌を歌い込もうと決めた私の心情も それに近いものがあると言えます。
この曲の作詞も、フミヤさんです。
と まあ、こんな理論・心構えで 以上十曲を、所詮は素人のお遊びレベルにすぎませんが、楽しみながらも一生懸命に 練習してゆくつもりです。
今年いっぱいには、この十曲が、なんとか人前でお披露目しても恥ずかしくない程度になれば、、、と思っています。
が、今年の初頭から 他のジャンルも歌えるようになりたいと、先ず ハードルの低い「みかん色の恋」(ずうとるび) 「NAINAI16」(しぶガキ隊) 「100%・・・SOかもね!」(しぶガキ隊)の三曲の練習を積み、何とか形がつくくらいに歌えるようになりました。
ということで、今度はもう少しだけハードルの高い 以下の十曲を稽古することに決めました。
「上を向いて歩こう」(RCサクセション)
「ファンキー モンキー ベイビー」(キャロル)
「ヘイ タクシー」(キャロル)
「ルイジアンナ」(キャロル)
「シンデレラ」(クールス)
「スモーキン ブギ」(ダウンタウンブギウギバンド)
「大阪で生まれた女」(萩原健一)
「恋のレッツダンス」(チェッカーズ)
「お前が嫌いだ」(チェッカーズ)
「渚のdance hall」(チェッカーズ)
先ず、「上を向いて歩こう」は、日本のみならず海外でも「スキヤキソング」としてヒットした かの日本の戦後の国民的流行歌をキヨシローがロックバージョンでカバーしたもので、私は、キヨシローほどメロディーを変えて歌いませんが、ロックのココロで全身で以て声を飛ばして 詞の意味を訴えたいと思います。
「ファンキー モンキー ベイビー」から「スモーキン ブギ」までの五曲は、典型的なロックンロールです。
ツイストを踊る気分でノリノリで 聴く人が楽しくなるように歌えれば、、、と思います。
中でも「スモーキン ブギ」は、歌詞がとてもユニークで、他愛ない憎めない不良!といった感じが出せれば、、、と考えています。
次に「大阪で生まれた女」ですが、あえて元祖BOROバージョンではなくショーケンバージョンを選んだ理由は、こちらのほうがテムポがゆっくりで 感情を乗せやすいからです。
「♪電信柱に染み付いた夜」や「♪裸電球をつけたけどまた消して」などと、この楽曲は暗喩的表現がそこここに盛り込まれていて、詞の向こう側にある意味を理解できないと成立させられないので、向こう側の意味を頭に思い描きながら歌いたいです。
また、この詞全体から浮かび上がってくる主人公の女性像から 「♪あなた」ではなく「♪あんた」と歌ったほうが、より らしい世界観が表現できると判断したので、そう歌おうと思っています。
「恋のレッツダンス」は、アップテンポのダンスナンバー。
チェッカーズがアマチュア時代に作った楽曲「レッツ ザ ダンス」に詞だけを作詞家の先生が書き換えたもののようです。
「レッツ ザ ダンス」の詞は、様々なダンスを次々と踊り楽しむことがテーマになっていますが、こちらは恋の展開が中心になっています。
「レッツ ザ ダンス」もゴキゲンな歌詞なので、もしもそちらもカラオケに入っていたなら、歌い比べて感情の乗せ方の違いを楽しんでみたかったところです。
「お前が嫌いだ」は、タイトルからして何とも面白いロックナンバー。
詞の内容は、本当は大好きで仕方がない女の子に ふにゃふにゃに骨抜きにされる 自称イケてる男の子の素直になれない感情を 逆説的にぶつけたもの。
曲中に三度出てくる「♪おーまーえーがー きーらーいーだっ!」を、嬉しそうに あかんべーしているようなつもりで歌い切りたいと考えています。
ちなみに作詞者は藤井フミヤさんで、フミヤさんの先鋭的な着眼点には脱帽です。
そして最後に「渚のdance hall」ですが、これは腹の底からたっぷりと声量を使って歌いあげるタイプのバラード曲です。
砂浜をステージに 降り注ぐ星星をミラーボールに見立て、別れのチークダンスを踊る二人、、、
ワンコーラス目に「♪どうして泣いてるの?ふられたのは僕さ」という詞が出てくるのですが、この一節には、「これほど男の優しさが凝縮された言葉は他にないぞ!」と ぐっと来ずにはおれませんでした。
よく役者が「あまりにも魅力ある台詞が一つあったために この役をやろうと決めた」と言いますが、この歌を歌い込もうと決めた私の心情も それに近いものがあると言えます。
この曲の作詞も、フミヤさんです。
と まあ、こんな理論・心構えで 以上十曲を、所詮は素人のお遊びレベルにすぎませんが、楽しみながらも一生懸命に 練習してゆくつもりです。
今年いっぱいには、この十曲が、なんとか人前でお披露目しても恥ずかしくない程度になれば、、、と思っています。
市松模様の床 [写真]
黒と白の市松模様の床。
床を床としての説明ではなしに 単に図案の美しさとして捉えてみやした。
この床は、恵比寿に在る 東京都写真美術館の広い廊下でやす。
みなさんは、東京都写真美術館 行かれたことありやすか?
あっしは過去に二度ばかり足を運んだことがありやす。
一度目は、「エクスパンデットシネマ再考」と題された60年代実験映像の催しで、二度目はその一週間後くらいに、スーベニアブースで売られていた 大好きな写真家 森山大道氏の写真集を求めに。
一度目に行った時にパラパラやって「買おうかなぁ、でもプレミアついてて結構なお値段するなぁ」と買わずに帰ったのでやすが、やっぱり諦め切れずに買うことに決めたからでやす。
で、せっかく行って何の展示も観ずに帰るのももったいないので、ちょうど開催されていたアラーキーの個展をサラッと覗いてきやした。
東京都写真美術館、何か興味を惹かれる催しがあったら、是非また行ってみたいと考えてやす。
S氏の災難 [独り言]
これは、私の友人のS氏から聞いた、ある夜 突然 何の予告もなくふりかかってきた とんでもない災難の話である。
先ず、S氏はどういう人物かというとーーー
「東京に在る有名大学を三つ挙げてみて!」と問われたら、誰もが必ず 二つ目か三つ目のどちらかに名を挙げる大学の出身である。
趣味は、能楽鑑賞と茶道である。
つまり、インテリで品格のある人物なのである。
そんなS氏は日本酒が大好きで、三十代になったばかりのある夜も、いつものように仕事了りに都心で呑み、Ç線に乗り 郊外のM駅で下車し、自身の住むK市の住宅街を ゆらゆらと鼻歌混じりに気分良く 自宅に向かっていたという。
と!
突如 パトカーがS氏の脇にピタリと停まり、刑事らしき人が「おいっ!お前、来い!」と S氏の腕を掴み、有無言うすきを与えず S氏をパトカーに引っ張り入れたという。 パトカーには運転する警官と刑事の他に 若い女性が乗っていたという。
「えっ???何ですか?」
訳も解らず困惑するS氏の感情はまるでないがしろに、S氏を乗せたパトカーはK警察署に走り着き、S氏はがらんとした無機質な小部屋に連れ込まれたという。
小部屋の椅子に座らされますます困惑するS氏の前に先の刑事が現れ こうどなったという。
「お前!道を歩きながら さっきの女性の身体を触っただろ!」
まるで決めつけるが如くのどなりっぷりだったという。
S氏は、「とんでもない! 僕は、駅から家に帰るためにあの道を歩いていただけです!」と否定すると、「じゃあお前! 今日一日どういう行動をしていたか説明してみろ!」と みぢんもS氏の言葉を信用しない態度で迫ってきたという。
S氏は、「朝 起きて、〜して〜して、いつも通りに仕事をして、○時に仕事が了ったら〜して〜して、○時頃に○○に在る○○という店で日本酒を呑んで、○時くらいにÇ線に乗ってM駅で降りて、家に帰ろうと、○通りを通って〜を曲がって〜を曲がってあの道を歩いていました」と答えると、その刑事は小部屋を出て行ったという。
するや入れ違いに 別の刑事が入って来て、「お前!今日一日の行動を説明してみろ!」
全く同じ台詞をどなったという。
辟易しながらも、S氏は、全く同じ答えを繰り返したそうだ。
するとその刑事も去り、入れ替わり立ち替わり、幾人もの刑事が同じように 今日一日の行動を 高圧的に説明させたのだという。
十回以上説明させられたところでーーー
突然、「帰っていい」ーーー釈放されたという。
何でも、パトカーに同乗し 被害現場付近を刑事と共に犯人探しをしていた女性が、S氏を発見するや、「この人です!この人に間違いありません!」と言い切ったのだという。
そして、釈放された理由は、真犯人が見つかったからだという。
S氏は、「何度も同じ説明をさせられたのは、違った事を話したら嘘を吐いているっていう裏付けになるからだよ」と言っていた。
K警察署は、S氏を家まで送り届けてくれなかったどころか、一言の謝罪の言葉もなかったという。
S氏は白々と夜の明けかかったK市の住宅街を、酔いも覚め果て ぐったりと疲れ果て、トボトボと一人自宅に帰ったそうだ。
それから何ヶ月か経った頃ーーー
同居するS氏のお父様は、風景や花の写真を撮るのが趣味で、カメラを首から下げ 近所の花を撮り歩いていたところ、巡回していたK警察署のパトカーに引っ張り込まれそうになったそうである。
お父様はK警察署まで連れて行かれずにこそ済んだそうだが、「今、部屋の中の女性を盗撮してただろ!」と やはり決めつけの態度で凄まれたそうである。
K市は、住宅街とちょっとした商店街だけで構成されている平和な街である。
K警察署はよっぽど暇であるらしく、何とかして犯罪者をひねり出したくてしかたがないらしい。
使い古された移植ごて [写真]
近所で遭遇した 使い古されて色褪せひしゃげた移植ごて。
ただそれだけのものを撮って、加工も何もしていないのでやすが、個人的には妙に面白さを覚え 作品として成立しているな、と感じたので、公開することにしやした。
移植ごてといえば、、、小学生の時、庭のホウセンカに這っていた おすもうさんの指のように巨大な芋虫(たぶんスズメ蛾の幼虫)を見つけ、割り箸で摘み取り 踏み潰そうとしたのでやすが、あまりの気持ちの悪さに踏み潰すことができずに、土葬にしようと、移植ごてで15センチほどの穴を掘り 埋めやした。
3週間くらいして「あの芋虫どうなったかなー」と埋めた所を掘ってみたら、な、な、なんと!その芋虫、元気にウニョウニョ動きながら出て来たのでやす。
虫の生命力って、凄いでやすね。
手に汗にぎる話 [独り言]
みなさんは汗っかきですか?
私ぼんぼちは、掌にだけ尋常ならざる量の汗をかきます。
真冬、寒い寒いと感じていて特別何かを長時間にぎったりしていなくても、二時間くらいすると掌だけがベッタリとしてきます。
ましてや、スマホ操作や書き物をしていると、ーーーつまり、四本の指を軽くほぼ丸めていると、みるみる掌が霧を吹いたが如くにキラキラしてきます。
だからといって生活に困るほどのことはなく、スマホのスイッチやパソコンのマウスを触る時は、服でよく掌を拭ってからにするように気をつけている程度です。
そんな私ですから、手荒れというものを今までの人生で一度も経験したことがなく、手荒れがする 手が乾燥する 手がカサカサになる という感覚がまるで解りません。
バッグの中に小さなハンドクリームを入れていて しばしば揉み手をするように塗り込んでいる女の人を見ると、「長い髪をアンニュイにかきあげるのと同じに ファッション的アクションとしてやっているのだろう」と思い込んでいたほどです。
が、手荒れをする人は本当にそれで悩んでおられるのだと、最近、観念としてですが理解しました。
まあ、それも私の手汗と同じく生まれ持つた体質だと思うので、手荒れ体質のかた、ご自身に合った良いクリームと仲良くお付き合い出来ることを陰ながら祈ってます。
私は毎日、のんびりのほほんと 手に汗にぎる生活を続けてゆきます。
私ぼんぼちは、掌にだけ尋常ならざる量の汗をかきます。
真冬、寒い寒いと感じていて特別何かを長時間にぎったりしていなくても、二時間くらいすると掌だけがベッタリとしてきます。
ましてや、スマホ操作や書き物をしていると、ーーーつまり、四本の指を軽くほぼ丸めていると、みるみる掌が霧を吹いたが如くにキラキラしてきます。
だからといって生活に困るほどのことはなく、スマホのスイッチやパソコンのマウスを触る時は、服でよく掌を拭ってからにするように気をつけている程度です。
そんな私ですから、手荒れというものを今までの人生で一度も経験したことがなく、手荒れがする 手が乾燥する 手がカサカサになる という感覚がまるで解りません。
バッグの中に小さなハンドクリームを入れていて しばしば揉み手をするように塗り込んでいる女の人を見ると、「長い髪をアンニュイにかきあげるのと同じに ファッション的アクションとしてやっているのだろう」と思い込んでいたほどです。
が、手荒れをする人は本当にそれで悩んでおられるのだと、最近、観念としてですが理解しました。
まあ、それも私の手汗と同じく生まれ持つた体質だと思うので、手荒れ体質のかた、ご自身に合った良いクリームと仲良くお付き合い出来ることを陰ながら祈ってます。
私は毎日、のんびりのほほんと 手に汗にぎる生活を続けてゆきます。