マジメと不良 [独り言]

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ある時 同世代の女性と話をしていて、ちょっとした流れから、「私は中学生の時、学校帰りにほぼ毎日 喫茶店に寄ってましたよ」と言った。
するとその女性は、「えーーっ! 不良ーーっ! 怖ーーい!」と おびえた表情でいっぱいになり 如何にも恐ろしいものから遠ざかる様なアクションをした。
私は当時も今も、一体全体何故、中学生が学校帰りに喫茶店に寄ることが不良行為なのか サッパリ解からない。
入ったところで、タバコをふかすわけでも ビールやジンフィズを飲るわけでもなく、ただおとなしく、コーヒーやクリームソーダを飲んだり カレーやナポリタンを頬張ったり パフェやサンデーにスプーンをのばしたりして くつろいで帰路につくだけなのに・・・・・・・と。

また別の日、やはり同世代の男性と話をしていたら、「・・・・・で、ぼんぼちさんは、中学生の時は何回くらい補導されたことがあるの? 警棒で叩かれるのって痛いよねー! 少年院には入ったことある?」と 当たり前!といった様子で聞かれた。
私が、「えぇっ! そんなこと一度もないですよっ!」と 眉を険しくして驚くと、「へぇぇー、マジメだったんだねー。 そんなマジメやってて、中学生活 楽しかった?」と さも珍しいものを見る様な目をされた。 

多くの人は自分が基準で、世の中の多数の人間は 自分と似たり寄ったりの学生生活を送ってきたと、無意識のうちに思い込んでいるのだろう。 私もその一人かも知れない。
ちなみに私は自分のことを、マジメでも不良でもなかったと自覚している。
私の定義する「マジメ」は、学生の本分である勉学に勤しむ為にに何ら関係のない 何の意味のない校則を、何一つ疑問を抱かずにキッチリ守る生徒で、「不良」は、万引きや恐喝 傷害など、世間様に迷惑をかける 法律に触れることをやらかす生徒である。
そして、マジメな生徒も不良の生徒も、学校毎に非常にムラはあるものの、統計を取ったら どちらもごくごく一握りで、多くの生徒は、かつての私の様に マジメでも不良でもなかったのではなかろうかと 思っている。
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