西荻窪にある喫茶店「物豆奇」の柱時計 [写真]

写真・物豆奇.JPG

あっしの地元・西荻窪にある物豆奇(ものずき)という喫茶店の柱時計。
古い喫茶店の多く遺る西荻窪の中でも あっしが特に好きな喫茶店の一つでやす。
店の中を動き回って撮るのは失礼なのでしやせんが、ちょうど座った椅子から見上げたアングルがベストだったので、撮らせていただきやした。
一見、うっすらとセピアのトーンをかけたように見えやすが、この写真は何んにも加工をしてやせん。
お店の中 全体が、良い感じにセピアがかってるんでやす。
また、偶然にピントが合いすぎなかったことも このモチーフのイメージにしっくりきてくれてラッキーでやした。

この物豆奇という喫茶店、喫茶店マニアならみな知っている情報でやすが、今は亡き国立・邪宗門のいとこ的存在にあたる店でやす。
メニューや内装は違っても、同じ邪宗門と名乗れ 兄弟的店舗として出店できたのは、元船乗りで手品師だった国立・邪宗門のマスター・名和さんから手品を教わり 手品が出来るようになった人だけでやした。
でも、この店のマスターは、名和さんとつながりこそあったものの手品師ではなく、しかし、店の設計は石打の邪宗門の設計者がしていたり、店内にたくさんの柱時計やランプの下がる装飾は、国立・邪宗門を倣ったものでやす。
なので、いとこ的存在の店舗なのでやす。

名和さんも亡くなり、他の邪宗門も 店主高齢化などの理由で次々と消えてゆく中、この物豆奇はマスターがまだお若いので、今後も存在し続けてくれそうでやす。
「時間がゆっくりと流れてゆく・・・・」 そんな形容のぴったりな魅力溢れるお店なので、みなさん、西荻窪にお越しの際は、是非ともお寄りくださいやせ。


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