今年の抱負---カラオケ三曲 [音楽雑記]

みなさんは、今年の抱負って 何かお持ちですか?
私・ぼんぼちは、カラオケで 新たな曲を三曲 歌えるようにすることが、今年の抱負です。

今まで私は、ブルースやブルースロックが好きで、そういうジャンルばかりを歌ってきました。
具体的に挙げると----
憂歌団 上田正樹と有山淳司 ブルーハーツのアルバムの中のマーシーの作った曲、です。
好きなジャンルなのでココロがすっと入ってゆけるというのもありますが、ブルースやブルースロックというジャンルは、リズムや音程よりも感情・言葉を前面に出してしまえば成立させてしまえる という面があります。-----勿論、素人の趣味レベルでのスタンスですが。

カラオケ.JPG私は以前、趣味で演技のレッスンを受けていて、その中に「歌という手段を使って表現をする」という科目もあったので、詞の意味・言はむとしている内容・感情を正しく聴き手に届かせる という訓練は、多少なりともしてきました。
そういった観点からも、ブルース ブルースロックというのは、レッスンでお習いしたことをそのまま活かせて 歌い易かったのです。

が、聴いている側は、「はぁ~ またこーいう曲かぁ」と退屈するだろうし、自分でも ちょっと違うジャンルの曲にも挑戦してみたいな という気持ちもあり、以下の三曲を 今年の課題曲とすることにしました。
「みかん色の恋」 (詞・岡田冨美子 曲・佐瀬寿一 元歌歌唱・ずうとるび)
「NAI-NAI16」 (詞・森雪之丞 曲・井上大輔 元歌歌唱・シブがき隊)
「100%・・・Soかもね!」 (詞・森雪之丞 曲・井上大輔 元歌歌唱・シブがき隊)

何故、この三曲を選んだかというと----
先ず、第一に、ハードルが低い ということです。
カラオケは遊びなんだから どんな曲だって 歌いたいと思えば好き勝手に無手勝流に楽しめばいいじゃないか!という声が多数 聞こえてきそうですが、どうも私の性分としては それは嫌なのです。
越えられないハードルをなぎ倒しながら走ってゆく というのは、自分自身が気持ちが悪くて楽しくないのです。
勿論、越えられるハードル設定は、素人の趣味スタンスの低さですが、低いハードルをきちんきちんと越えることに 私は達成感・楽しさを覚えるのです。

カラオケ1.JPGそして第二に----
三曲とも 詞に強烈な魅力を感じていることです。
いずれも、十代半ばの少年の 異姓への心情を絶妙に表現したものですが----
「みかん色の恋」は、キスの経験もないウブな男の子が 好きな少女との距離を縮めてゆく幸せ感に溢れる内容で、「みかん色」というのは「幸せ色」という意味です。
冒頭は弾むようにとにかく明るく サビ部分では彼方に伸びるように歌ってゆければ・・・・と思っています。
「NAI-NAI16」は、まだ心と肉体のバランスを巧く取れずにいる少年の やるせない はやる心を描いた作品です。
幾度も繰り返される「ナイナイナイ・・・・・」に、少年の切なさを託せれば・・・・と考えています。
「100%・・・Soかもね!」は、「NAI-NAI16」の主人公よりほんの少しだけ大人になった 揺れ動いた末に「これは恋だ!」と自覚する少年の歌です。
少年の心の中に小爆発を起こす感情の「バン!バン!バン!!!」「ストップ!ストップ!ストップ!!!」を印象強く伝えられれば・・・・と稽古しています。

第三には----
これら三曲は、単に詞が優れているのみならず、詞の感情とメロディーが見事に一致している ということにあります。
近年は特に、詞とメロディーが一致していない歌というのが目立ちますが、私はああいった歌は、いくらメロディーだけが良くても好きにはなれません。
私は歌というものは、あくまでも 詞の意味・感情を聴き手に伝えてこそだと考えています。
これら三曲は、無理なく自然と 感情を乗せ易いメロディーに計算されつくして仕立てられています。

第四は----
私は個人的に、十代半ばの少年役を演じるのが 無性に好きなのです。
自分と全く違う人物になれるという所が、仮装を楽しむのと同じ理屈で ストレス発散になるからです。
又、声質や声のトーンの面でも向いているようで、「NAI-NAI16」と「100%・・・Soかもね!」は原曲より♯3 「みかん色の恋」は♯1で ちょうど良く歌えるキーになります。

幾度も繰り返し書いていますが、あくまで所詮は素人の趣味レベルなので、自分で「成立した」と合格点を出しても それなりのものであることは必至ですが、今年は、この三曲を歌えるようにすることが、私・ぼんぼちのささやかな抱負です。

カラオケ2.JPG

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