声の小さい人 [独り言]

私は、声の小さい人が嫌いだ。
声の小さい人の話を聞く時は、聞こえずらいあるいは殆ど聞こえないものを聞かむとして 身体中の全神経を集中させなければならないので、非常にイライラしてストレスがたまるからである。
そもそも会話というものは、相手に言葉が届いて 初めてその第一歩が踏み出せるのであって、小さい声でしゃべる人は、その声量で踏み出せていると認識しているのか はなはだ疑問に感ずる。

声が小さい人.jpg声が小さい人は、何故だか圧倒的に男性に多い。女性では殆どと言っていいくらい出逢ったことがない。
男性のほうが肺活量がある筈なのに。

昔付き合っていた男性が、たまたま声の小さい人だった。
静かな部屋の中で会話をする分には何の支障もないのだが、街なかの雑踏を歩きながらも声量をあげないので 聞こえなく、私が「えっっっ!?声が小さくて聞こえないよっっ!!」と軽くキレたら、「声が小さいからっていう理由でキレられたの初めて・・・・・・」と しょんぼりしていた。
ということは、私の様に 声の小さいことにストレスを感じる人間は極めて稀なのだろうか? 皆、イライラしないのだろうか?

声が小さい.jpg先日、友人とバーのカウンターで飲んでいたら、隣に座っていた中年男性に声をかけられ 世間話をする流れとなったのだが、その人がまた 声の小さい人なのだった。
そこはブルースバー、結構な音量でブルースが流れているのである。
彼の言葉の大部分が聞き取るのに一苦労で・・・・というより、聞こえない部分のほうが多く、結果 話の内容がおおかた解からなかった。
そして、ストレスで ぐったり疲れてしまった。
とても謙虚で感じのいい人だったが、もしもまた店で顔を合わせたとしても、もう彼とは話をしたくはない。
ストレスを発散する場に行って 逆にストレスをため込んで帰って来るなんて こりごりだからである。


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