私は何故、顔写真をブログに公開するか [独り言]

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2015年11月、そして先日の6月3日と、私は自分の顔写真をブログに公開してきました。
今日は、何故 私がブログに自分の顔写真を公開するのかを お話ししたいと思います。

以前にも記事に書きましたが、私は10代20代の頃、顔だけがぶっくぶくに太っていて おまけに隙間がないくらいに真っ赤にニキビができていました。
そのために、学友や通りすがりの人に からかわれたり気持ち悪がられたりする毎日でした。
「ぼんぼちちゃーん、こっち向いて!」と背後から声を掛けられたので振り向くと、「うっうわぁ~、あまりにもブーーーッとしてるんでびっくりしたぁ!」と わざとらしく驚いたふりをされ大爆笑されたり、「顔だけ見ると80キロくらいありそうだねー、おすもうさんみたいだね、ぷぷぷぷーーっ」と 吹き出されたり、通りすがりの人に、「うわっ!気持ちワリィ~、うつるんじゃねぇか~」と 汚いものから避難するようなポーズをとられたりしてきました。
そんな日々が辛くて辛くて、野菜の大量摂取や ニキビに良いと謳われている化粧品の使用や 過酷なダイエットなど ありとあらゆる努力をしましたが、状態は二つとも 少しも改善されませんでした。
私は世間から ゴミのように扱われていました。

そして、皮肉なことに 全ての努力をあきらめて何年かした40代初めの頃から、顔は身体につり合った小ささになり ブルドックのように顎先まであったほうれい線もなくなり 肌はスベスベのツルツルになりました。
周囲の人で私をからかったり気持ち悪がったりする人は一人もいなくなり、どころかチヤホヤされるようになりました。
街を歩いていると カメラを手にした人に、「写真 撮らせてもらってもいいですか?」と 声を掛けられたりするようにもなりました。
10代20代の頃と40歳以降では、「ここは同じ国か?!」と疑いたくなるほど 世間の私への扱いが豹変しました。
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人様に顔を誉められるようになったことは 正直言って嬉しいです。 何よりも嬉しいです。
けれど----
同時に、10代20代の頃の私は何て不幸だったのだろう!と その不幸せ度というものが 当時 自分で感じていたものよりも 遥かに深いものであったと、現在の状況を体験し 比較して、初めて気付かされたのです。
あんなにも、酷い みじめな 最悪な 思春期青春期を送った人間なんて稀だったのだ----と。
ぶくぶくブツブツの顔を鏡に映して泣いている夢や 同級生にからかわれてジッとうつむいて唇を噛んでいる夢を観て うなされるようになりました。
もしも同窓生に会ったら、「ねえっ! アタシのことをおすもうさんってからかって笑ってた時、私がどういう気持ちになると思って言ってたのっっっっ!!」と 襟首を掴んでガクガク揺さぶってやりたい衝動にかられるようになりました。
私の中で あの頃の忌わしい負の思い出が どんどん巨大化してぐるぐるとぐろを巻いて 私をしめつけるようになりました。

だから----
現在の写真をブログに載せ 自分でその写真を客観的に確認することで、「これが今の私なのだ。 もう ぶくぶくでもブツブツでもない。 あれは過ぎ去った過去なんだ。 過去にとらわれて苦しむなんて馬鹿馬鹿しいだけだ」と 自分に言い聞かせ 精神的に健康になりたいのです。

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