今までの人生で一番美味しかった食べ物 [独り言]

いつだったかラジオで、「今までの人生で一番美味しかった食べ物は何ですか?」というアンケートを リスナーからとっていた。
私は間違いなく、普段は口に出来ないけれど特別な記念日か何かの日にふんぱつして食べた 一流ホテルのレストランの ステーキやフォアグラやトリュフなのだと予想した。
ところが結果は、なんとダントツで、おにぎりだった。

食べ物.jpg何故おにぎりが一番美味しかったと感じたか、という理由が幾つか読みあげられていたが、そのどれもが 米や海苔の味が好き というのではなく、おにぎりにまつわる周辺の思い出が、忘れがたいプラスに強烈なものなのだった。
楽しみにしていた遠足で食べた とか、入院生活から復帰して初めて口にしたのがおにぎりだった とか・・・・。
なるほど、食べ物というのは、物理的な味だけでなく どんな状況でどんな気持ちで食べたかも重要であるのだな と思った。

食べ物1.jpg自分が人生の中で一番美味しいと感じた食べ物は何だろう・・・・・?
-----中高生の時、家の近所のケーキ屋併設の喫茶店でよく食べていたレアチーズケーキである。
硬めのタルト生地にトテトテとした濃厚な食感が最高の逸品だった。
そしてやはり、味だけでなく 食べていた状況・気持ち というのが大きい。
母は私を虐待していたくらいだから食事など作るわけもなく、私は中高生時代、家庭教師が来る日以外は 夕飯と食後のドリンク&デザートを 学校帰りに表で済ませて帰っていた。
一人で夕飯・ドリンク&デザートに費やす時間は、当時の私にとって至福だったのだ。
そして、そのケーキ屋併設の喫茶店は、母親と顔を合わせずに済む最後の砦だったのだ。

みなさんは、これまでの人生で一番美味しいと感じた食べ物は何であろうか?


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