酒の強さの自己認識 [独り言]

写真・酒のボトル.JPG

ある人が、「俺、酒 弱いんですよ。 もぅほんとに弱くって」と困った様な口調で言うので、何をどれ位飲むのが自身の適量なのかと尋ねると、「瓶ビール大瓶十二本くらい」という答えが返ってきた。
また別の人は、「僕、すごく強いですよ! だから、飲む量、あなたと全然違うと思いますよ」と 自信ありげに胸を張った。
果たして、「レモンサワー四杯」ということだった。
この様に、自分自身が酒を「強い」「弱い」と思っている程度と 世間一般の基準がはなはだ違う という事はしばしばある。

食べる量ではこういう事はない。
「私、すっごく大食いなんですよ! カフェのランチプレート、半分も食べられちゃうんですよ」とか 「俺、少食で少食で、ラーメンの替え玉、八皿しか出来なくて」などという人にはまず出逢わない。
何故、酒に関してだけ、これほど自己認識と世間一般の基準が違うことが多いのだろうか?
酒は「これが一人前です」として出される形をとっていないからだろうか?
一緒に飲む仲間内の間でだけ比較をしている人が少なくない ということなのだろうか?
強いにしろ弱いにしろ、世間一般の基準とかけ離れ過ぎている自己認識は、その人の世間に対する視野の狭さを知るばかりで 聞いていて気分のいいものではない。

私が人に尋ねられたら----
「それほど強いわけではありませんが、まぁまぁ飲めます」と答えている。
私の適量は、瓶ビール大瓶一本と焼酎のお湯割り又は赤ワインを二杯である。
世間一般の基準からかけ離れていないつもりであるが、いかがなものだろう?

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