近田春夫著「グループサウンズ」で、GSファンも目からウロコ! [感想文]

20230518_094404.jpg

私はGSが好きで、有名どころの代表曲の他には、特に嗜好に合う スパイダース ゴールデン・カップス タイガース オックスを、少々突っ込んで聴いています。
しかし残念な事に、私は世代的にGSリアルタイム世代ではなく、ネオGS世代なので、GSのコンサートには物理的に行けなかったために、ネオGSの王者・ファントムギフトのライブに甘んじていたので、いくら、前述したGSグループのライブ盤を聴いたところで、音源に収められていない曲は聴く術が無く、又、どのGSグループが先にデビューしたか、や、どの様な理由でGSがこの様な形態の音楽になったのか、など、点々でしか解らなかった事を、この本は、線でつなげてくれ、「何故?」も詳らかに解説してくれているので、目からウロコが何枚も落ち続けました。
さすが、天下の近田春夫さん!と唸った一冊です。

先ず、GSの萌芽。
定説では、ビートルズに憧れ 模倣した若者達が、プロダクションに見い出されてデビューした、とされていますね。
けれど私は、この定説には、大きく疑問を覚えていたのです。
まぁ、GSとひとくくりに言っても、方向性は様々でしたから。
ーーーもし、全てのGSグループをごったに一つの大鍋に入れてグツグツ煮て、そこから匂い立つものって、果たして そんなにビートルズビートルズしているだろうか?ーーーと。
その疑問を、近田さんは、ズバリと解明してくれます。
GSの種になったのは、ビートルズじゃなくてアストロノウツの「太陽の彼方に」だよーーーと。
もっと正確に言うと、アストロノウツの、水泡が次から次へと湧きあがるが如くの「♪ポンポヨポンポヨポンポヨポヨポヨ、、、」という音ではなく、それをカバーした寺内タケシとブルージーンズの、柔らかでかつ押しの強い「♪ジャージャジャジャージャジャジャージャジャジャジャジャジャ、、、」のギターサウンドだーーーと。
私は、「あぁ!そうだよ!これだよ! これがGSの種の音だよ!」と、膝を打ちました。

20230518_094404.jpg
次に、繁栄期。
GSというのは、他国にはない、独自のガラパゴス的進化をとげた 日本だけの音楽ジャンルです。
ネット時代になり、世界のあらゆる時代の音楽が自由に聴ける様になった現代では、他国に「GSマニア」が存在するほどです。
何故、種の種はアメリカにあり、多くのGSグループが、ブリティッシュロックをやりたかったにも関わらず、シングルカットされる楽曲は、ロックだか歌謡曲だか判らない、又、歌詞も、舞台はヨーロッパのお城で、メンバーは王子様さながらの衣裳とイメージだったのかというとーーー
メジャーデビューするには、GSのメンバー本人達に主導権は全く無く、それを握っていたのはプロダクションであり、各プロダクションの方針で、殆どのGSグループは、歌謡曲の作詞家・作曲家の先生が、楽曲を作っていたわけです。
当時の作詞家・作曲家の先生方というのは、モダンジャズが好きで、ロックはあまり知らずに、「ロックって、こんなものだろう?」という憶測で作り上げたから、あの様な、悪く言うとへんてこりんな、良く言うと独創的な楽曲になったそうです。
又、お城と王子様のイメージは、まだGSがグループサウンズと命名される以前のGSブーム初期に、ブルーコメッツが「ブルーシャトー」を大ヒットさせ、「ああいった歌詞なら当たるんだ!」といったところから来ており、歌詞に留まらず、衣裳が王子様になり、イメージも、「トイレにも行かない」風を作ったそうです。
この様なシングルカットに不満を抱いていたGSグループは少なくなかった様で、アルバムを聴くと、ストーンズやアニマルズ、そしてビートルズを、ガレージパンク的なノリで何曲も演っています。
カップスに至っては、ステージでは、シングルカットされた曲は、徹底して 一切演らなかったそうです。
シングルカット曲は、あくまで、メジャーでいるための、商業的手段と、割り切っていたんですね。

そして、衰退期。
GSブームというのは、爆発的な大ブームになったにも関わらず、ほんの五年間くらいで、終焉してしまいます。
何故ゆえ、これほど、ブームの終焉が早く来てしまったのか???
私は以前、ムッシュかまやつさんの自伝を読んだ時に、ムッシュは、「GSは金になる!と、ありとあらゆるプロダクションが、実力もないのに王子様の格好だけをさせて、それはもう沢山のGSグループをデビューさせ、結果、まるで戦国時代のようになってしまった。 これが、GSブームがあんなにも早く終わった理由だ」と述べていましたが、近田論によると、それだけではなかったとの事です。
オックスの失神騒動ーーー。
前身としてのグループ活動は以前からあったけれど、オックスは、GS大繁栄期にデビューします。
なので最初から、「お城」であり「王子様」を背負ってスタートします。
その中で、オックスが前身時代からパフォーマンスとして演っていた、ノリにノってくると、ステージを転げ回る、というのを、ストーンズのカバー「テルミー」で、ステージで披露し、失神パフォーマンスにつなげたところ、観客のファンの少女達も、集団トランス状態になり、失神する様になってしまった。
これをPTAが許さなかったから、という事です。
オックスのライブ盤に、演歌やわらべ唄が入っているのは、失神ファンを少しでも抑える目的だったそうです。
それでも失神少女達はいなくはならずに、PTAで、「失神少女達を出すオックスいかん→GSは悪だ!」という図式が成り立ってしまい、GSのコンサートに行かせない学校が増え、みるみると終焉に向かわざるを得なかった様です。

20230518_094404.jpg

GSブームが終わってから、代表的なGSの人気者ばかりがチョイスされたグループPYGが結成されますが、これも長くは続きませんでした。
この理由は、私にもすぐに解りました。
ジュリーとショーケン、それにスパイダースの面々を入れ込んだグループなど、ファンが認めるわけないではありませんか?!
ジュリーファンにとって、ショーケンは敵、ショーケンファンにとっても全く同じ。
本格的ロックファンを自認していたスパイダースファンにとって、元タイガースや元テンプダーズのメンバーなどは、単なるアイドルとして、鼻もひっかけないのですから。

日本で最初のロックブームであったロカビリーブームは、こうして、第二期日本ロックブーム・GSブームに引き継がれ、そして、はっぴいえんどに代表される第三期日本ロックブーム、つまり、ニューロックの時代へと、移行します。
勿論、それぞれのブームとブームの間にはキッチリと縦線が引けるわけではなく、前のフェイドアウトと次のフェイドインは重なっています。
GS後期にも、カップスやモップスは、すでにニューロックを演っていましたから。

ですから、この書籍、リアルGS世代のかたで、「どうしてこうなったのだろう?」と、謎を覚えていた向きにも、私の様な、後追いのGSファンが、GSを構造的に理解するにも、ニューロック以降のロックファンが、自分達が今、夢中になっている時代の前のロックシーンはどの様だったかを知る上でも、多大な知識を与えてくれる一冊です。
値段も大きさもお手頃でありながらも、得るものは非常に大きな一冊です。

20230518_094404.jpg

nice!(254)  コメント(47) 
共通テーマ:映画

nice! 254

コメント 47

kazukun2626

エレキギタ-のテケテケテケテケ♪♪~
が衝撃的でしたね
by kazukun2626 (2023-05-19 07:42) 

Take-Zee

おはようございます!
GS世代です。
次から次へと雨後の竹の子のようにグループが出来て
蜘蛛の子を散らすように消えてしまいました。

by Take-Zee (2023-05-19 09:38) 

バク・ハリー

大好きな近田春夫さんの名前を見かけて立ち寄りました。
「GSというのは、他国にはない、独自のガラパゴス的進化をとげた 日本だけの音楽ジャンル」納得です。面白そうな本ですね。

by バク・ハリー (2023-05-19 10:05) 

Boss365

こんにちは。
GS、沢山のメジャー曲あり大ブームを起こしたサウンドですね。ところで、カップスの「ステージでは、・・・一切演らなかったそうです。」は成る程で、ポリシーある感じです。また「PTAが許さなかった・・・」等、今思うと不思議な感じですが、PTAが強い権力あった時代ですね。それにしても近田春夫さん、音楽解説・分析も素晴らしいですが、今も現役で新しいサウンド・音楽を追求していてパワーが凄いです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2023-05-19 10:39) 

mm

こんにちは^^
相変わらずよく分かりません。知っているのはブルーコメッツ、タイガース、くらいかな。
若かりし頃は音楽ってあまり聴いていなかったな。
by mm (2023-05-19 10:40) 

拳客

GSもロックもPTAにかかれば、不良の要因だったんでしょうね・・・その当時は。
by 拳客 (2023-05-19 10:42) 

kousaku

GSと聞くとどうもガソリンスタンドかなと思うほど音楽に疎い私です、全く興味もないし音楽だとは思わないですね、
by kousaku (2023-05-19 11:13) 

川鮎くん

NHKの音楽番組へ人気があっても出演できないGSがいたのを思い出しました。
by 川鮎くん (2023-05-19 12:12) 

newton

おじさんが持っていたレコードのベンチャーズが小生の音楽のスタートでした(笑)。GSはテレビで見るくらいでしたが、ちょっと離れますが、中学の時、土曜日の午後、フジTVで放送されていたビートポップスが懐かしいです。
by newton (2023-05-19 14:52) 

kuwachan

GSというと、ブルーコメッツのブルーシャトーの替え歌を
みんなでよく歌っていました(笑)
by kuwachan (2023-05-19 15:22) 

ムサシママ

GSですか~
系統立てることは奇麗で憧れていた女優さんのすっぴん顔を見るような気がします
王子様のままがいいのかな~夢見る乙女には(^-^;
ローリンズストーンズのサティスファクションを聞いた時にはしびれました
なに、この音って感じで当時の性能の悪い機械?から流れる音に引き付けられました
by ムサシママ (2023-05-19 15:37) 

NO14Ruggerman

これはとても興味深い書籍ですね、
仕事帰り久々に書店で探してみます、探すのが好きなので。
で、見つからなかったらネットでポチろうと思います。

by NO14Ruggerman (2023-05-19 15:58) 

ファルコ84

一世を風靡したGS、懐かしいですね!
誰もが黄色い声を上げたものです ・・・
あの頃の曲は覚えているが、最近の曲は記憶がない。
曲調が、早くなったような。
by ファルコ84 (2023-05-19 16:04) 

英ちゃん

GSの全盛期の頃は私はまだ小学生だったから良くは知りません(^_^;)
てゆーか、男のグループには興味も持てなかったしね( ̄▽ ̄;)
でもGSが解散してからボーカルがソロ活動するようになってからの曲は良く聴いたけどね(堺正章さんや沢田研二さん)。
by 英ちゃん (2023-05-19 16:59) 

フヂ

GSってネオとそうじゃないのが
あるんですね\(◎o◎)/
ビートルズもそうですが、
失神するまで入り込む感覚が
自分にはないので、すごいなぁ
と思います。それとも、今の
音楽にはそれだけの力がないのかな?
by フヂ (2023-05-19 20:08) 

八犬伝

へええ~、近田春夫やりますね。
ぼんぼちぼちぼちさんのこの記事を読んでるだけで
体系的に語っているのだなと、わかります。
by 八犬伝 (2023-05-19 20:39) 

kiyotan

GSブーム ちょうど青春時代に差し掛かった頃でした
ジュリーにのめり込んでいましたけど・・
カーナビーツもテンプターズ、モップスも好きでしたよ
あの頃ほんとに夢中でした。
顔やスタイルに夢中になっていましたが名曲が多いですよね 外国にもファンがいるというのがわかります。
by kiyotan (2023-05-19 20:51) 

gardenwalker

こんばんは
GSですかー
私の記憶では沢田研二さんも堺正章さんもソロでした
高校の文化祭で友人のバンドがワイルドワンズを演奏してました
by gardenwalker (2023-05-19 21:30) 

yes_hama

GSブーム5年で終焉、長く続いているように思ってましたが意外に短かったのですね。
by yes_hama (2023-05-19 21:32) 

たいちさん

私はGSには縁遠かったので、今回の記事は新たな発見です。
by たいちさん (2023-05-19 22:05) 

hana2023

オックスのおかっぱヘアの赤松愛の失神騒ぎ、覚えています。・・・と言う事は、GSリアルタイム世代です^^ あの短かったGSブームってなんだんでしょう? ロックを知らない大人たちが作り上げたアイドルだったのね。確かに!!
by hana2023 (2023-05-19 22:14) 

ゆうのすけ

私が生まれた年が まさにGSの最高潮の年だったんです。
なのでリアルタイムでは分かりませんが 歴史をたどると
そのすごさは尋常じゃないブームだったようですね。そしてあっと
いう間に下火になってしまい その後も活躍されたグループは
多ジャンルに移行しながらも活動してましたよね。
”失神”のことは 後々知りますが 失神ってどんな状態だか
未だに良く判らないんだけれど 以前パニック障害だったときに
過呼吸になって 急に気が遠くなるような状態をいうのかなって!
そんな感じなのかもな・・・と納得したんですよね。
多くの観客がいてホールのキャパの関係もあり キャーキャー騒ぎで酸素濃度も関係していたのかな?何もバタバタと倒れて失神しちゃうなんてちょっと怖いなと思ったりもしたんですよね。
小学校の時 毎週月曜の朝は全校集会があったんですが そこで貧血起こして倒れちゃう子がいたから あれを失神というのかなって思ったこともありました。「テル・ミー」も後々パフォーマンスだと知ってなるほどと思いましたが それでも怪しげでしたしね。^^;赤松愛さんって 同性の私からから見ても なんとも得意ではないタイプなんですが マッシュルームカットの赤松さんをお好きな 強烈なファンがオルガンを弾く彼をじっと見つめてると ゆらゆらして来ちゃうのかな。魔法にかかったように!そして意識が無くなってあっちでもこっちでも。赤松さん罪作り!(今当時の画像などを見ると う~ん私には 元女子プロレスターの北斗晶さんに見えてしまう・・・。爆!ファンの方 ゴメンなさ~い。)脱線。^^;
近田春夫さんは ホントお詳しいんですよね。御自身が音楽活動を始めるきっかけになったのが まさにリアルタイムのグループサウンズの影響からなんですよね。☆彡
by ゆうのすけ (2023-05-20 01:56) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

近田春夫さん、昔からテレビによく登場されていて、音楽に関する情報を発信されてやしたが、今回、あっしの好きなジャンルであるGSについて、体系的に、独自の分析もおおいに織り込んでまとめられているこの本を読んで、今まであっしが思ってた以上にすごいかたなんだ!と、近田春夫さんにも目からウロコでやした。
現在、古希を越えて、これだけ密度の高い書籍を書かれ、ご自身の音楽活動もやられてる、アッパレでやす!

あっしは、大きく三つの時代に分けて書きやしたが、書籍のほうは、
プロローグ、9つのグループに関しての9つの章、エピローグ、近田さんとエディ藩さんと瞳みのるさんの対談、鈴木邦彦さんとの対談、近田さんが選ぶGS10曲、という構成になってやす。
なので、面白い裏話や、目からウロコの話が他にもいくつもあったのでやすが、ブログ記事のため、あまりに長くなってはいけないので、割愛させていただきやした。
興味のあるかた、本、買われて読まれてくだされ!
たったの900円でやす。

唯一、本のほうよりもあっしが詳しく説明したのは、オックス失神騒動のPTA云々というところでやすね。
本では、「社会現象にまでなって、オックスが失神したら、他のグループもみな倒れる準備をしなければならなくなった」と、おおまかにかつ比喩的な言葉を使われてるのでやすが、GSを知らない人が読んでも解るように、あっしの判断で、そこは具体的に書きやした。

「ブルーシャトー」の替歌、流行りやしたね〜!
「♪森とんかつ 泉にんにく、、、」ってやつでやすよね。
あっしは、幼稚園バスで、他の園児達が歌ってるので、いつしか覚えて一緒に歌ってやした。
元歌もブルーコメッツというグループも知らずに。
だから、グループサウンズという言葉を初めて知ったのって、小5で、ピンになって久しいジュリーのファンになって、ラジオで昔話をされた時でやすね。

きよたんさん、羨ましすぎやす〜!
あっしも、もうワンゼネレーション前に産まれてきて、新宿ACBや日劇ウエスタンカーニバルに行きたかったでやすよ〜!
映画「世界はボクらを待っている」の冒頭に、日劇ウエスタンカーニバルでタイガースが歌うシーンが盛り込まれているんでやすよね。
それ観て、思いを馳せてやす。

オックスの失神騒動はねぇ。
少女達って、あの年代って、集団トランスに陥りやすいっていうのが、まずあったのかも知れやせんね。
あっしの時代では、コックリさんを本気で信じてるコがたくさんいたり。
加えて、今のファンより純粋だったんでやしょうね。
現代は、アイドルの私生活なんてすぐに暴かれちゃうけど、当時はそれがなかったから、夢を見続けていられたのではないでやしょうか?
だから、オックスのメンバーはパフォーマンスとしての失神をやってたのに、ほんとの失神だと信じこんじゃって、、、
最初は「テルミー」だけで失神してたのが、そのうち、どの歌を歌っても、失神するようになっちゃったとか。
確かに「テルミー」は、リフが多いから、トランス状態にはなりやすい曲ではあるんでやすけどね。

あ、ネオGSというのは、1980年代の終わりの頃に、かつてのGSを再現したバンドがいくつも出てきて、ネオGSブームという音楽ブームが勃発したんでやす。
勿論、本家のGSブームとは比べ物にならないくらいに小さなブームでやしたが。
あっしはその中の、ファントムギフトというバンドのライブに行ってやした。
ファントムギフトは、ヒラヒラブラウスに失神パフォーマンスをやったりして、イメージ的にはオックスが一番近くて、曲は、あえてメジャーにはなれなかったGSのカバーや、60年代の洋楽のカバーやオリジナルを演ってやした。
音は、びょ〜んびょ〜んと、サイケデリックでやしたね。
あっしが初めてライブハウス通いをした、思い出のバンドでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-20 09:55) 

yokomi

GS...ガソリンスタンドと思う世代ではありません(^_^;) スパイダース...ぐらいは買ったかと。GSは金になる!と実力もないのに乱造され、それにまんまと乗っけられていた女の子が多かったのですね。流石営利追求(^_^;) 過日ニューミュージックの解説本を買いましたが、こちらは図書館で探したいです(^_^)v
by yokomi (2023-05-20 11:21) 

KINYAN

GSは、小学生ぐらいだったかな??
小さいながら凄いと思ったのを覚えています。
残念ながらその頃は、まだレコードは買えませんでした^^;

by KINYAN (2023-05-20 18:44) 

PopLife

要は歌に込められたメッセージに感化された訳
では無かったのでしょう。
by PopLife (2023-05-20 20:19) 

werewolf

印象的なイントロだったりギターソロだったり、一度聞いたら忘れられないようなメロディってありますよね。
最近は、若者がギターソロの部分を飛ばして聴いている人もいると言う話を聞きましたが、本当なんでしょうかね。
まぁ、話題になるくらいだからいることはいるんでしょうね。
ちょっと驚きでした(^.^)
by werewolf (2023-05-20 21:13) 

つぐみ

GS 子供の頃テレビの音楽番組などできいてたので懐かしく思い出しました。
「ネオGS」ブームってあったんですね。知りませんでした。
by つぐみ (2023-05-20 21:45) 

そらへい

世代ですが、私はテレビの歌謡番組で見ていただけなので
形を変えた歌謡曲として聞いていました。
確かにあの時代、エレキと長髪は
不良の象徴みたいに言われてましたね。
by そらへい (2023-05-20 22:41) 

sana

GSは子供の頃だったので、知ってはいましたが、そういう流れだったんですね~!
ブルーコメッツしかNHKには出られない時期が結構ありました。ジュリーの歌をちゃんと聴いたのは解散後ソロになってからですもの。
オックスの失神騒動は忘れてたけど、思い出しました。陶酔する感覚が少女にとって初めてで、集団心理だったのかな、という感じですね。
すごい人気という点では、ビートルズに通じるところはあったけど。
大して長くもない長髪も反抗の意味があり、不良と思われたりしてたんですよね。
GSの王子様ルックは面白かったです。本人たちが別なものを求めているというのをちらっと聞いたときには理由を理解出来なかった記憶があります。大人たちが作った曲とイメージだったから? そういうことだったんですね!
by sana (2023-05-20 23:21) 

ライス

こんばんは。
中学生の時に洋楽(主にロック)にハマった自分からすると、
GSというとバンドスタイルで、あの曲で、あの売り方で…
と、かなり違和感がありました。
好き勝手にやらせてあげたら面白かったと思います。
日本の音楽業界は才能や音楽的個性は関係なく商業に偏りすぎで、
今の時代も商業的な同じ音楽が溢れ、面白くないのですね。
by ライス (2023-05-21 00:31) 

JUNJUN

GSの歴史、興味深いですね。
私、GSの全盛期は記憶にないのですが、この時代の曲を聴くと確かに懐かしい感じを受けるんですよね。
ジュリーの声は、とてもセクシーでしたよね。
GSのヒット曲が、のちに一部リメイクされてますが、やっぱり全然違う曲になっちゃってなんかな~って感じです。
by JUNJUN (2023-05-21 07:58) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

そう、GSって、プロダクションやプロデューサーが作り上げた雛形を、各メンバーは演ることを逆らえなかったので、あのような形になってしまったんでやすよね。
だから、GSは、シングルカットされた曲ばかりを聴いてると、ほんとうに彼らのやりたかったこと、GSのほんとの良さ、実力は全然見えてこない。
アルバム、特にライブ盤を買ってみないと。
そうでやすね、各グループ、メンバーの好き放題にやらせてくれていたら、GSって、もう少し高い音楽性のジャンルになっていたでやしょうね。
彼らは、ブリティッシュロックなり、アメリカンロックなり、ブルースなり、のカバーを演りたかったのだから。
でも当時、それをシングルカットしたところで、解ってくれる観客がどれくらいいたか、、、
皮肉な話しでやすが、作詞家・作曲家の先生が狙って作っていなかったら、これだけの大ブームにはなってなかったと思いやす。

後期は、実力もないグループを、プロダクションがそれはもうたくさんデビューさせて、(デビューしたGSグループの数は、100以上いるらしいでやす)、要するに、金になる時だけ、がさっと大儲けして、ブームが去ったらまた次の手、という方針だったようでやす。

実力のあるグループだけが、好きなことをさせてもらえてたら、地味ながらも、もっと長くGSの時代は続いていたでやしょうね。

当時は、髪伸ばしてエレキギター持ってるだけで不良、女の子は、GSのコンサートに行くだけで不良、って定義されて、大人達から眉をひそめられていたんてやすよね。
それらのいったいどこがいけないの?健全な遊びではないか!と、思いやすけどね。
まあ、そういう時代だったのてやしょうね。

メッセージに込められた歌詞に感化されたわけではなかった、、、スパイダースは「花のサンフランシスコ」をカバーしてやしたが、当時のスパイダースのメンバーそのものからして、あの歌で、愛と平和を訴えたかったわけではなかったようでやす。
何故、髪に花を飾るのか、という理由も知らないままに、歌っていたそうでやす。

反戦や平和、また逆に個人主義といったメッセージソングは、その後の時代のフォークが担ってやしたね。
日本のロックで、歌詞に強烈なメッセージを込めたのは、それからもっと後の、キヨシローが最初でやしょう。
だけと、反体制的なメッセージは、プロダクションやレコード会社から受入れられず、タイマーズはインディーズから出るんでやすよね。
その後を受け継ぐ形になった、メッセージソングの担い手は、ブルーハーツでやすね。
ブルーハーツは、「(自分達が作った)歌詞を一切変えない」という条件で、メジャーと契約したそうでやすね。

いつの時代も、ミュージシャン自身がやりたいことと、プロダクション側がやらせたいことの間には、大きな距離がありやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-21 09:34) 

sakamono

GSというものも、何となく分かる程度ですが。
「他国にはない、独自のガラパゴス的進化をとげた 日本だけの
音楽ジャンル」というところに、へぇ~となりました。
そして、他国に「GSマニア」が存在する、というところも。
何か深く突っ込んで、調べたり考えたりすると、おもしろいことが
ありますね。
by sakamono (2023-05-21 10:13) 

横 濱男

GS、青春時代でした。
ブルーコメッツが好きでしたね。
次から次とグループが出来て、最後の方は分からなくなりました。

by 横 濱男 (2023-05-21 12:10) 

プー太の父

歌謡曲の女王の美空ひばりまで「真っ赤な太陽」
なんてGSっぽい歌を歌っていましたね。
ちょっ白けてしまいそうでしたが
あれはあれで良かったかなと思います。
by プー太の父 (2023-05-21 13:54) 

caterham_7

沢田研二さんなんかがソロで生き残っていて(今でも好きですが)
なんかうまく変化して生き残ったのがRCサクセション的な
読んでいて感じてしまいました。(RCは何回かライブに行って
います)
by caterham_7 (2023-05-21 16:21) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

GS懐かしいですね。

あの始りには、ベンチャーズによるエレキ・ギター時代があって、日本でも寺内たけしとブルージンズが人気を博し、そこに加山雄三が共演したりがあって、そんな前哨の後、次々とGSが登場してきた、そんな記憶があります。

GSが廃れた原因の一つに、当時ベトナム戦争、安保反対を唱える学生運動の高まりがあって、音楽についてもそれぞれの主張を込めたプロテスト・ソングが台頭、プロモーターによって作られた音楽を否定する動きが主流となって行ったことが大きかったと見ています。


by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2023-05-21 20:42) 

kou

小学校の頃タイガースの解散コンサートがテレビで放映されてました。当時、高校生のお姉さんたちが泣きながらテレビを観てたのを覚えてます。
by kou (2023-05-21 21:33) 

ぼんぼちぼちぼち

sakamonoさん

他国、特に欧米のかたからすると、ヨーロッパのお城みたいな舞台で王子様の衣裳、それでいてシングルのサウンドは極東らしくベッタリしてる、、、どう映るんでやしょうね?
ネオGSの王者・ファントムギフトは、そこらへんを逆手に取って、笑っちゃうくらいクサく演ってて、「そう!あっしらの世代から見ると、GSって、こう映るよね!」ってとこを狙ってやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 09:39) 

ぼんぼちぼちぼち

横 濱男さん

ブルコメは、硬派の代表的なグループでやしたね。
ブームの最後のほうは、それはもぅたくさんのグループがデビューしてきたそうでやすね。
実力のあった有名GSのメンバーは、その後、表舞台には立たずとも
名作曲家や名プロデューサーになって、後の時代の音楽の作りてになられているようでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 09:47) 

ぼんぼちぼちぼち

プー太の父さん

ひばりさんの「真っ赤な太陽」の演奏は、ブルコメが演ってるんでやすよね。
ひばりさんくらいの大御所になると、本意じゃないお仕事はやらないでやしょうから、演歌の女王も、GSを認めてたということでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 09:50) 

ぼんぼちぼちぼち

caretham_7さん

ジュリーは、今でも大きなハコでコンサート開いてるから、アッパレでやすよね!
RC、デビューの頃はフォークで、他愛なく美術の先生のことを歌ったりしてたけど、そのうち完全なロックになって、メッセージも強烈になってやきやすね。
キヨシロー、もっと長生きして、今の社会状況も皮肉ってほしかった!
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 09:57) 

ぼんぼちぼちぼち

老年さん

始まりは、寺内タケシさんのギターの音の影響が大きかったの、すごく解りやす。
終焉が、ブロテストソングが台頭してきて、プロモーターによって作られた楽曲は否定されるようになった、とは、近田さんも書かれてなくて、なるほど〜!と思いやした。
GSは、時代が時代なのに、歌詞は、時代にまるでそぐってなかったでやすもんね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 10:02) 

ぼんぼちぼちぼち

kouさん

タイガースの解散コンサート、テレビでも放映されたのでやすね!
あのコンサートの音だけは、ピンになったジュリーが持ってたラジオ番組で、ちょっと流されて、わあ!大変な騒ぎだったんだなあと、小学生ながらに思ってやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-22 10:06) 

Rchoose19

こんばんわ。
ブルーコメッツの井上さんが好きでフルートを始めました。
独学の域を出ないので、物にはなりませんでしたが・・
GSはタイガースが好きだったかな♪
ビートルズは、もちろん好きでした♪
大人になってからはストーンズも聞きましたが・・・
by Rchoose19 (2023-05-23 19:56) 

ぼんぼちぼちぼち

アルチューズさん

わぁ!アルチューズさん、フルートやってらしたのでやすね!
すごい!尊敬でやす!
ブルコメは、GSには珍しくフルートが入ってたんでやすよねぇ。
タイガースは、ダントツ一番人気だったようでやすね!
今も、中古レコード店に行くと、他のGSとは別のポップにタイガースのLPがあり、どれほどたくさん売れたかを、物語ってやす。
タイガースのライブアルバムを、ヤミーのマスターにいただいて、よく聴いてるんでやすが、ストーンズを何曲もやってやす。
GS全体でも、ライブのカバーでは、ストーンズが一番多くやられたようでやすね。
リフが多いから、観客がノリやすかったのもあるとか。

あ、それから、マッチ、ありがとうございやした!
たばこさんと、としおさんのカップルという設定なのでやすね。
使った後の箱、大切にコレクションさせていただきやす〜
by ぼんぼちぼちぼち (2023-05-23 20:46) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。