年末年始にDVDで観た映画5本の感想 [感想文]

今日は、この年末年始に自宅にてDVDで鑑賞した映画5作の感想を、それぞれ簡潔に綴りたいと思います。


○「青春残酷物語」 監督・大島渚氏 1960年製作

多くの若者が60年安保闘争に熱く憤りをぶつける中、ふとした事から知り合った二人の男女は、美人局まがいの不良行為をする事によって、若さ故のやるせない負のエネルギーを噴出させる という概要。

大島監督ならではの理屈っぽい説明台詞が全編にちりばめられていて、テーマをいやがおうにも納得させられる。
ロケ地に建設現場を使用している所などには、時代の変革の暗喩の巧さを感じる。


○「舟を編む」 監督・石井裕也氏 2013年製作

辞書作りに生命を掛ける編集部の、地味でありながらも熱意溢るる模様。そして、新人から主任にまで昇格した 一見まじめだけが取り柄の主人公の仕事ぶりと恋愛を描いた作品。

何といっても、主人公役の松田龍平さんのスキのない演技力には、息を飲まずにおれない。
たいてい、キレのいい役者が、この様なボーッとした不器用な人物を演る時は、つい 所々で「キッ!」と強い素の目つきが出てしまうものだが、松田さんは一分の抜かりもなく、終始 ボーッとした 焦点の合わない目を演り通している。
又、何かを指す時 走る時も、この主人公なら絶対にこういう動きをするに違いない という事を、細胞の一つ一つから駆使して演り切っていてアッパレである。

一方、脚本も、「この人物ならこういう言葉を使うよね」といった 一言一句までも生命が吹き込まれていて、さすが辞書作りを主題とした映画に相応しいホンである。


○「乾いた花」 監督・篠田正浩氏 1964年製作

日本中がザッザッザッザッと、経済及び精神の前進する高度成長期真っ只中、ヤクザの男が賭場で謎の美女と出逢う。
男は恋とは別物の、自分と同じ 刹那的で世の中に退屈している匂いを美女から感じ、惹かれてゆくが、男にとっても観客にとっても、謎の美女が最後まで何者だったのかが明かされないラストが心憎い。

世の中全体の向かおうとする方向と逆行する人物がここにいる というテーゼが、白黒の映像効果によって、観念的に巧妙に打ち出されている。

謎の美女役に 最も美しかった頃の加賀まりこさんがあてられているのだが、ここも実に ミステリアスで適役である。


○「るろうに剣心」 監督・大友啓史氏 2012年製作

幕末から明治初期が舞台の大娯楽活劇。
見所は、劇中 幾度も繰り広げられる派手な殺陣シーンと、主役のるろうに・佐藤健さんの美しさと身体能力の高さにある。

又、大金持ちの悪党役の香川照之さんの、非リアリズムの本作に合わせたデフォルメした憎たらしい演技も、思わず笑ってしまうほどに見事である。


○「万引き家族」 監督・是枝裕和氏 2018年製作

実は全員が他人だが、寄る辺がなかったり放置されていたりというきっかけで、一つ屋根の下に、万引きを副業として 身を寄せ合って、時にケンカをし 時に溢れんばかりの愛情を注ぎ注がれして生きている6人の物語。

キャスト全員の徹底したリアリズム演技により、「家族って何なんだろうね?」というテーマが、グーッと強烈な波の如くに押し寄せてくる。
こういったテーマを演る時は、一人でも様式的な演技の役者がいると、鼻白んでしまうものだが、脇役や子役に至るまで完璧にリアリズムでハズレた所がなく、中でも 家の中でのお母さん的立場の安藤サクラさんの演技には、目を見張るものがある。

又、テーマのテーゼの仕方も、「家族って、こういうものなんだよ!」と明確に結論付けずに、ポーンと「何なんだろうね?」と放り上げて、観客一人一人に考えさせる仕組みにした所も、この深いテーマに最良の選択である。

この作品に於いての「万引き」は、放置されていた他人の子供を連れ帰り家族にする事の暗喩であるが、是枝監督は、万引きという手段を暗喩に使う事をよくぞ発想したものだと 唸らずにおれない。

カンヌでパルムドール賞を受賞したのに相応しい 現代の「家庭が崩壊した時代」を象徴する 世界映画史上に遺り続ける大傑作である。


以上が、私がこの年末年始にDVDで鑑賞した映画5作です。
幸い、観た事を後悔した作品は1作もありませんでした。
もしもお気が向かれたら、みなさんも この5作のうちのいずれかをご鑑賞ください。

20210103_192523.jpg

nice!(220)  コメント(60) 
共通テーマ:映画

nice! 220

コメント 60

wildboar

「舟を編む」の原作を読みましたが、辞書作りの大変さがよく分かった、いい作品でした。
by wildboar (2021-01-10 06:58) 

ごま大福@まろ

「舟を編む」「るろうに剣心」は見たことあります。
松田龍平さん、ぼーっとした役も冷酷な感じも違和感無く演じられますよね^^
「探偵はバーにいる」の大泉洋さんとのコンビも好きです。

佐藤健さんの身体能力すごいですよね。
ルックスも漫画と違和感無いと思い見てました。

by ごま大福@まろ (2021-01-10 09:18) 

ファルコ84

「るろうに剣心」は放映されるたびに観ていますが、いいですね
最近、時代物が少なく逃さないようにしています
歴史だけでなく活劇も面白い!
有料チャネルに加入する力の入れようです。
by ファルコ84 (2021-01-10 09:39) 

きよたん

ぼんぼちさんの批評が完結で的をついており
非常にわかりやすいです
その中で私は「乾いた花」が気になります。
聞いたことのない映画だし。。
ヤクザが美女に惹かれるとか
モノクロということや美女役が加賀まりこと
いうのが好奇心くすぐりますね

by きよたん (2021-01-10 10:00) 

とし@黒猫

「万引き家族」は、考えさせられますね。
ううう・・・
あとを引きます。
by とし@黒猫 (2021-01-10 10:37) 

わたし

るろうに剣心はシリーズ全部見ています。
佐藤健さんの魅力ですね、4月には新作が公開なので楽しみにしています。
万引き家族も映画館で見ました。
同じ是枝監督の「海よりもまだ深く」とても身近な映画と感じました。
きれいごとではなく、こんなのが現実と思わせる作品でしたね。
映画ってやっぱりいいですね。
作品によっては、2時間以上があっという間に思える時があります。
by わたし (2021-01-10 10:50) 

hirometai

ぼんぼちぼちぼち様
緊急事態宣言の中、自宅で映画鑑賞というのがいいのでしょうね。
「乾いた花」見てみようと思います。
by hirometai (2021-01-10 11:08) 

アニマルボイス

「青春残酷物語」はATGで再映されたとき見ました。言ってることはまあわからんでもないのですが、映画になってないですね。やるなら舞台でやるべきものでしょう。
「舟を編む」3流編集屋だったので、いやあ辞書は大変だと思わされました。松田、宮崎もなすなすいいのですが、大根と思っていた加藤剛がいい味出していましたね。
「乾いた花」見ていません。
「るろうに剣心」香川の怪演も含めておもしろく見ました。2、3も見ましたが、まあ第1作だけでよかったのかな。
「万引き家族」暗くなるテーマを淡々と描いていて深刻になっていないので救われました。是枝監督は「海街diary」もそうですがサラリと描いてもう一度見てみようと思わせる名人ですね。
by アニマルボイス (2021-01-10 11:10) 

横 濱男

全くDVDを見なくなりました。
TSUTAYA、会費だけ払っているだけ。。(;゚ロ゚)
by 横 濱男 (2021-01-10 11:43) 

サボテン

昨年、「今度『万引き家族』がテレビで放映されるから見てごらん」と、生徒に話しました。その後「見た?」と尋ねたら、「ビデオに録りました」との返事。「さすが受験生、センター試験が済んだら見るの?」「いえ、友達に聞いたらヤバい場面があるから親と見ない方がいいと言われたんで。」「そこかー」と笑ってしまいました。でも良い映画でしたね。
by サボテン (2021-01-10 11:56) 

kinkin

自分もDVDでの映画見てないですね、見ている途中で寝ちゃうん
ですよね・・・^^;

by kinkin (2021-01-10 12:36) 

英ちゃん

私は、邦画はあまり見ません(^▽^;)
何か考えさせられる映画が多いからね(;'∀')
ハリウッド映画のアクションものみたいに何も考えずに見れる映画が好きです(;^ω^)
by 英ちゃん (2021-01-10 12:54) 

溺愛猫的女人

「舟を編む」「るろうに剣心」見てます。どちらの原作も素晴らしいのですが、原作の良さを殺さずに映画化されているなと感心しました。
他の作品も機会があれば見てみますね。街にレンタルショップが無くなってしまい、これからどうしようか悩んでいます。
by 溺愛猫的女人 (2021-01-10 15:10) 

プー太の父

私はたまぁにテレビで寅さんを観るくらいで
最近はドラマや映画を観なくなってしまいました。
映画館も2~3年前のゴジラの映画が最後です。
もう少し年を取ったら古い洋画や西部劇のDVDセットを
買って観てみようかとは思っていますが(^-^)
by プー太の父 (2021-01-10 16:03) 

Take-Zee

こんにちは!
ここ数日、一人ぼっちにはかなり寒いです!

by Take-Zee (2021-01-10 16:12) 

はなだ雲

「万引き家族」は録画したまま見てないので
思い切って見てみようかな
ここ数年、映画を見る集中力不足・エネルギー不足で
気楽に見れるTvドラマばっかり見てます★
by はなだ雲 (2021-01-10 16:25) 

Boss365

こんにちは。
篠田正浩さん監督の「乾いた花」は観てみたい映画と感じました。
「舟を編む」も観てみたいです。
「万引き家族」は、正直小生テイストに合わなかった映画。
表現方法に違和感を持った作品です!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2021-01-10 17:53) 

nikki

舟を編む、映画館で見た覚えがあります。辞書編集者の話でしたね。かなり時間がかかるのだなと思いました。
by nikki (2021-01-10 18:23) 

ニッキー

「万引き家族」は見てみたいと思ってました^^
CATVで放映したら、ぜひとも録画したいです=(^.^)=
by ニッキー (2021-01-10 19:57) 

kome

安藤サクラさんの「100円の恋」という映画が、妙に記憶にひっかかっています。
by kome (2021-01-10 20:20) 

johncomeback

「るろうに剣心」「万引き家族」は映画館で観ました。
よく行った映画館(シネコン)が昨年10月に閉館して困っています。

by johncomeback (2021-01-10 20:39) 

JUNKO

私も映画三昧のお正月でした。邦画洋画も見ますが映画の魅力は尽きないですね。
by JUNKO (2021-01-10 21:51) 

うりくま

「舟を編む」と「万引き家族」しか見ていませんが、
あらすじ、独自の注目ポイントなどが簡潔にまとめ
られていてさすがです!お手本にしたいです。。


by うりくま (2021-01-10 22:03) 

kuwachan

邦画はほとんど見ないのですが、機会があったら観てみます^^
あ、「るろうに剣心」だけ飛行機で観たかも。
by kuwachan (2021-01-10 22:06) 

hana2021

「乾いた花」以外は鑑賞済みでした。
「舟を編む」は原作そのものが興味深い内容でしたから、映画化された作品は石井裕也監督作ですし当然面白く観られました。
ただしこの原作者は、役柄の命名のセンスがあざとすぎて違和感があり過ぎます。
最後大活躍をする友人役のオダギリジョーははまり役で、加藤剛も、私には遺作に近い出演作となってしまいました。

佐藤健は恵まれた容姿、ユーラスな役柄からロマンチックな役まで幅広くて。。まだ年齢も若いから今後の伸びしろも期待できますね。
昨夜放送されたオスカー受賞作「パラサイト」って、「万引き家族」からヒントを得ているのでは?
これは個人攻撃をしている訳ではないのですが・・・。
本を読む、映画鑑賞をする。・・・そう言った場合に、読んでみよう、観てみようと思いますと言って実践される方って、ほとんどいないような気がしてなりません。しかしそんなのは個人の勝手、期待するのは大人ではないと言う事かもしれませんね^^
by hana2021 (2021-01-10 23:00) 

mau

「舟を編む」の原作もいいですよ
by mau (2021-01-10 23:33) 

JUNJUN

巣ごもり年末年始は、どうしてもTVやDVDの鑑賞が多くなってしまいますね。
ぼんぼちさんは、邦画がお好きなんですね。
by JUNJUN (2021-01-10 23:35) 

エンジェル

「万引き家族」は映画館で観ましたよ。
大変考えさせられる秀逸な作品だっと思います。
他の作品も観てみたいですが、TVドラマを観ているとその時間が取れなくて・・・
by エンジェル (2021-01-10 23:35) 

藤並 香衣

「船を編む」が気になります
辞書を作るという事にもとても興味があります
by 藤並 香衣 (2021-01-10 23:38) 

たいちさん

最後の2作は比較的新しい作品なので、見たことがありますが、5作全部含蓄のある作品ですね。
by たいちさん (2021-01-10 23:50) 

yamatonosuke

そう言えばしばらくDVDで鑑賞していないかも・・・
正月はセガールのテレビ放映を見まくりました(^^♪
by yamatonosuke (2021-01-11 01:09) 

yoko-minato

今DVDを借りられるお店がすごい
込んでいるのです。
分かりますね。
「舟を編む」とか「万引き家族」
見てみたいです。
映画の鑑賞券を持っているのですが
こんなことになり劇場に足が向きません。
by yoko-minato (2021-01-11 06:26) 

なかちゃん

観たいなと思っている作品もいくつかありました。
テレビ番組の映画の録画もたくさんあるのですが、録画しちゃうとホッとしてしまい、そのまま観ずに終わっちゃうことがよくあります。
ボクの性格では録画じゃダメなのかな???

by なかちゃん (2021-01-11 06:59) 

Take-Zee

ぼんぼちぼちぼちさん、おはようございます!
あれはパドルボートという新手のレジャーの
ようです!
by Take-Zee (2021-01-11 07:43) 

坂の上の蜘蛛

「舟を編む」は212年本屋大賞のカバーに釣られて買ってしまいました。私は芥川賞や直木賞受賞作品より本屋大賞の方が好みなんです。
当時2015年の読後感を見ると
「本屋大賞受賞を信じて買ってみたが珍しく外した感じ」でした。
映画は脚本家や監督、演技で違うと思いますが(^_^;
by 坂の上の蜘蛛 (2021-01-11 10:14) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

みなさん、おはようございやす。
今回挙げた作品、商業の劇映画ばかりだつたので、ご存知のかたが多かったでやすね。
ご覧になっていなくともタイトルは知っているとか。
うん、あっしは特に邦画好きというわけではなく、たまたま今回は邦画コーナーで観たい作品が5本見つかったので、外国映画コーナーまで行かなかったのでやす。
東欧やロシアの作品とか、けっこう好きなのが多いでやす。

あっしの映画評をお誉めくださりありがとうございやす。
あっしは社会人になって時間に余裕が出来てから、研究所で映像理論やシナリオ作法や演技をお習いしたので、まあ、これくらいの映画評は書けやす。

では、一作づつ、コメント返し&補足的情報を書いてゆきやすね。

先ず「青春残酷物語」
あっしからすると、この作品は、大島作品の中では、映画として成立している部類だと思いやすよ。
ラストが行動で表現されているから。
「日本春歌考」や「絞死刑」は、起承転結の結が、役者の説明台詞だけで片付けられている。
映画というのは、結までも映像で表現する分野だとあっしは思うわけでやす。
大島さんは、何故、映画監督という表現手段を選択したのか疑問でやすね。
ああいうことをテーゼしたいのであれば、吉本隆明のような、思想家として筆によっての表現のほうが適切だったのではないかと思いやす。
でも、大島作品は気になってしまうので、落胆してもいいから、機会を見つけて「少年」も観るつもりでやす。

次に「舟を編む」
原作も良かったよ!というかたとかっかりだった、というかたに分かれやしたね。
あっしは原作は読んでいないので、そこに関しては何もコメントできないのでやすが、映画の出来はほんとに素晴らしかった!
辞書作りがどのような形でなされるのかとか、どれほど時間を要するものなのかとか、台詞の中でわざとらしくなく巧く説明されていやしたね。
また、思わずクスリと笑ってしまう、人間臭いユーモラスな所もあちこちにあって。

加藤剛さんの演技、あっしは恥ずかしながら、今作で初めて観たのでやすが、実直でありながら、否、その実直さ故に、合コンに行ってイマドキの若者言葉を調べてきたり、それをさっそく使ってみたりするところも、人物像を巧く表現されてやしたね。
あと、主演の松田龍平さんの対比としての役割りである 軽〜い男オダギリジョーさんも、巧く対比を出されてやしたね。
「俺を、泣かせんなよ、、、」の顔の見えない身体での感情表現も最高でやしたね。

「乾いた花」
この作品、意外にもご存知ないかた、多いのでやすね。
篠田さんの代表作の一つでやす。
原作は、石原慎太郎でやす。
で、主演のヤクザ役は、池部良さんでやす。
 
たいていの劇作品の場合、男と女が出逢うと、恋愛感情になるわけでやすが、この作品は、そういう感情になだれこんでもおかしくない状況に置かれても、接吻一つしない、そこがお決まりじゃなくてとても気持ちがいいでやす。
タイトルの「乾いた」というのは、退屈 虚無感で、「花」は、花札の花、という意味でやす。

「るろうに剣心」
お好きなかた、予想以上にたくさんおられて、ちょっとびっくり!
続編が何作も作られているということは、それだけ評判良かったのでやすね。

「万引き家族」
まあ、人によって、作風の好き嫌いというのは当然あるわけでやすが、(ちなみにあっしにもありやす。秀作だとは認めるけれど作風が嫌いという作品)でも、この映画は、映画好きじゃない人にも是非観て、家族というものは何なのかを考えていただきたい作品。
家族というのが何なのか、は、万人が考えないわけにはいかない人生の課題でやすからね。

あっしは上に書いたように、映像理論を勉強してきたので、映画を観る時は、理論的に分析しながら淡々と観るんでやすが、この作品に関しては感情移入してしまいやしたね。一番小さな少女に。
劇中、三回くらい泣いてしまいやした。
何故なら、あっしも母親に虐待されていたから。
虐待されている子供って、この映画のように、いくら虐待されていても「ママ、優しいよ」とか、虐待の怪我を「転んだだけ」とかって言うんでやすよ。
監督は、そういうところまで、よく取材してくれているなあと。

ラストシーンが、少女がニセ家族に教わった数え歌を歌って、外を見やって、つまり、ニセ家族の期間は幸せだったなあ、また、誰かアタシを連れ出してくれないかなあ、と思うところは、テーマの明確な答えをあえて提示しなつつも監督の強いテーゼを感じやしたね。

by ぼんぼちぼちぼち (2021-01-11 11:37) 

ヤマカゼ

るろうに剣心は見ました。藤原竜也さん結構ダーティな役が多いですね。
by ヤマカゼ (2021-01-11 13:02) 

猫またぎ

DVDで映画は見ないですね。
昔は映画館で沢山の映画を見ていましたが、
一番見たのは一年間に150本位です。
その後、良い作品がなく映画を見ることが
なくなり今は映画館へ行くこともないです。
by 猫またぎ (2021-01-11 14:41) 

kyon

舟を編む、原作も良かったですが映画もなかなかの出来で、あの優しい空気感が好きです。
by kyon (2021-01-11 16:14) 

ヤッペママ

最近見なくなりました万引き家族をTVで。
録画した『ダーウインが来た』にハマっていました。
by ヤッペママ (2021-01-11 16:27) 

旅爺さん

爺は映画館は遠いしDVDも見たことないんです。
昔は映画が大好きでたくさん見ましたが今は見てないんです。


by 旅爺さん (2021-01-11 16:59) 

ヨッシーパパ

「るろうに剣心」「万引き家族」は、TVでオンエアした物を見ました。^_^
by ヨッシーパパ (2021-01-11 19:40) 

八犬伝

上の2つは見ました。
もっとも、「青春残酷物語」は大昔のことですが。
by 八犬伝 (2021-01-11 20:42) 

marimo

るろうに剣心と万引き家族は観ました。
るろうに剣心は今年最終章を上映予定ですよw(^^
万引き家族・・・そうですねひと言では言い尽くせない考えさせられる作品でした。
by marimo (2021-01-11 22:56) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

コメントありがとうございやす。
そうでやすね、あっしも基本的には劇場で観るのが好きでやすね。
最近は、昔の作品と新作を9対1くらいの割合で観に行ってやす。
何十年も前から気になっていた作品が上映となると、やったー!と勇んで出掛けちゃいやす。
やはり劇場での大スクリーンの臨場感と非日常感はたまらないでやすね。

「舟を編む」そうでやすね。全体が優しい空気感に包まれた作品でやすね。
ああいうホンの場合、押し付けがましい演技の役者が一人でもいると、うへぇ!と鼻白んでしまうものでやすが、キャスティングも良かったので、気持ちよく優しい空気感を受け入れることができやしたね。

「るろうに剣心」は、幾つも続編が作られているようでやすね。
あっしが観たのは、第1作目なので、吉川晃司さん、そして香川照之さんと対決する話しでやす。
藤原竜也さんが出演している編もあるのでやすね。
藤原竜也さんは出自が舞台なだけあって、発散型の演技をなさいやすね。
だから、非リアリズムの圧倒する役柄がよくハマりやすね。

「万引き家族」まさに、一言で言い尽くせない 考えさせられる作品でやすね。
家族というものが何かは、そんなに短絡的に答えが出るものではないし、人間ってそんなに単純なものではないし。
それを見事な手腕でテーゼされてやすね。
世界的に大きな賞を取ってもたいしたことのない出来の作品というのもありやすが、これはほんとうに映画史に遺る大傑作でやす。
あっしは観るまては、ここまでの秀作だとは想像だにしていなかったので、いい意味で絶句しやした。
人間であるならば、映画に興味がない人にも観ておいていただきたい作品でやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-01-12 10:52) 

rannyan

舟を編むは原作を読みましたが、久しぶりに止まらない小説に
出会いました^^ 面白かったです!
映画と比べてみると、それはそれで楽しいかもですね
万引き家族はテレビでやっていたけれど、なんとなく辛そうで
見ませんでした
「家族」というテーマが少々苦手です('_')
でも、半地下の家族は見てしまった~ 比較も面白いでしょうか?
by rannyan (2021-01-12 12:35) 

HOLDON

おそくなりましたが本年もよろしくお願い致します。
by HOLDON (2021-01-12 13:19) 

ちょろっとぶぅ

「万引き家族」録画してちょこっと見出したんだけど
ながらでは無理だと、断念。
時間作って、見てみますね!
by ちょろっとぶぅ (2021-01-12 13:32) 

naonao

今は、DVDレンタルをしなくなったので
ステイホームなので、久しぶりに
DVDで、映画を観たくなりました。
by naonao (2021-01-12 16:47) 

ぱだおくん

いつもご訪問&nice・コメントありがとうございます(*^^*)

映画はしばらくみていないなぁー
お勧めの作品みてみよう。
by ぱだおくん (2021-01-12 19:33) 

erena

見た作品はぼんぼちぼちぼちさんの端的な講評で
さらに面白さが増しました!
もう1度見てもいたい気もしてきます!
by erena (2021-01-12 20:20) 

そらへい

「青春残酷物語」は見たような気がするのですが
覚えていませんね。
「万引き家族」は久し振りに、いい映画を見たと言う満足感がありました。
by そらへい (2021-01-12 21:01) 

werewolf

若いころ、篠田正浩さんの話を聞く機会がありました。
上から目線の嫌な感じの印象でしたが、そういう人の方がいい映画撮ったりするもんかもしれませんね(笑)
by werewolf (2021-01-12 21:23) 

kome

昨日さっそく、万引き家族を見ました。
なるほどです。
by kome (2021-01-12 22:50) 

Ja-Kou66

最近映画は全く見る機会がありません・・・
(そういえば何年か越しのSTAR WARSしか観てないわ・・・)
「舟を・・」は、母が本で読んでいましたが
途中で挫折していたので、印象があまりよくありませんでした^^;
時間があればいろいろ落ち着いて観てみたいなぁ・・・。
by Ja-Kou66 (2021-01-12 23:27) 

這い上がるママ

明けましておめでとうございます(^◇^;)
久々にソネブロを訪れました〜
ぼんぼちさんにとって良い年になりますように\(^o^)/
by 這い上がるママ (2021-01-13 01:28) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

先ずは、あっしの映画評をお誉めくださり、ありがとうございやす。
年末年始は時間があったために、「万引き家族」は四回、「舟を編む」は三回、あとの作品は二回づつ観たので、文章は短くとも充実した感想を書くことが出来やした。

そうでやすね、原作と映画作品の読み・観比べ、似たようなテーマの映画の観比べ、とても面白くて有意義だと思いやす。
映画が良かったので原作も読んでみた、ということは、あっしも過去に何度もしてやす。
また逆に、原作を読んでいた作品が映画化されたから観に行こう!という理由で観た映画も。
原作を読んでいて映画もいいと、ほっとするというか、とても嬉しい気持ちになりやすね。

篠田さん、上から目線で感じ悪い方だったのでやすね。
まあ、劇映画の監督は、キャストスタッフそれはもうたくさんの人間を引っ張っていかなければならないから、強引さとか傲慢さもプラスに働くのでやしょうね。

「万引き家族」ご覧になりやしたか!
つくづく巧く計算された秀逸なテーマのテーゼの仕方の作品でやすよね。
あっしはこの映画から、虐待の実態というものを知っていただける、という観点からも、一人でも多くの方に観ていただきたいと思ってやす。
まあ、勿論、こういうのは強要することではないので、苦手そうだったら、辛い気持ちになってまで観ることはないと思いやす。
そうでやすね、ながら観する軽い映画ではないので、じっくり集中して鑑賞されると良いと思いやす。
特に、感情が行動で表現されていたり、直接ズバリではない台詞(現実発する言葉って、そういうこと、多いでやすよね)も多いので、そういうところを観逃さないよう聴き逃さないようにご鑑賞になると良いと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-01-13 11:46) 

ぼんぼちぼちぼち

あ、新年のご挨拶がまだだったかたがた、こちらこそ今年も宜しくでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-01-13 11:48) 

yokomi

初めて知った「万引き家族」....(^_^;) 借りてみてみます(^_^)v
by yokomi (2021-01-26 00:21) 

ぼんぼちぼちぼち

yokomiさん

是非、借りて観られてくださいでやす。
想像を絶する大傑作でやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2021-01-26 11:44) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。