学業と部活、どちらが重要? [独り言]

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私は、中高一貫の美術学校に通っていた。
理由は、母親が強く推した事と、その学校にはプールが無くて日焼けせずに済むという事と、私は幼稚園の時から将来は舞台衣裳を作る仕事に就くのが夢で ファッションと美術の基礎は共通しているので 先ず美術中高に通っておいて 高校を卒業したらファッションの専門学校に入り その後 舞台衣裳作りの仕事に就こう、と計画したのだ。

中学に入学すると、学校側から「強制ではありませんが、極力 何らかのクラブに入るように」と言い渡された。
私は、いくら美術学校の学生は美術を学ぶのが本分とは言え、息抜きに趣味を持つのは望ましいだろうと、迷わず映画部を希望した。
けれど残念ながらその学校に映画部は無かったので、演劇部に入った。演劇部で、衣裳係りをやらせてもらおうと考えたのだ。

入部してから判ったのだが、衣裳係りだけというのはやらせてはもらえず、日頃は部員全員が演技の基礎レッスンをし、学芸会の折には キャストに選ばれた生徒のお母さんがそれぞれ衣裳を作るならいになっていた。
落胆したが、他に入ってもいいと思えるクラブは無かったので、演劇部に在籍し、そこの方針に従う事にした。

部員は中高合わせて三十余人。
コーチも呼ばなければ学生演劇コンクールに出場する事もない 井の中の蛙ならぬ学校内の蛙クラブだった。
しかし何故だか、部員は、私以外の全員が「将来はプロの役者になるんだ!」と息巻いていた。

部長とそれに準ずるクラブ運営の中心となる幹部は、通常高二がやる事になっていたが、私達の代が高一になった時、高二には部員が一人しかいなかったので、幹部は私達高一が務める事になった。

部長はYさんという クラスも私と同じ人がやる事になった。
そして何故だか、私も幹部の一人に選ばれ、主に部長となったYさんと二人三脚で演劇部をまわしてゆく運びとなった。

Yさんとは、好きな演技の方向性も好きな劇作家も性格も何一つとして合わなかったけれど「しかたがないなぁ」と 二人三脚を続けていた。

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とーーー
高一の夏の合宿が近づいてきた時ーーー
私は、美術科予備校の夏期講習会期間と合宿の日程が三日間重なってしまう事に気づいた。
みぢんの迷いもなく夏期講習を優先させて、合宿には三日遅れて参加する事にした。
その旨をYさんに伝えると「幹部が合宿に遅れて参加するなんて!!」と酷く怒った。
私は、夏期講習会と重なるという理由なんだから、といくら説明しても、彼女にはその理由がまるで納得できないようだった。
勿論私は、三日遅れての参加を 強行突破した。

そして冬休み間近のある日ーーー
今度は、美術科予備校の冬期講習会期間と校内講堂を使っての部活の日が 完全に重なる事が判った。
私はみぢんの迷いなく、演劇部をプツリと辞めた。
私が務めていた幹部の役割りに残務整理など何もなかったし、私が担っていた役割りなど他の部員が昇格してやれば済むだけに過ぎなかった。
が、Yさんは烈火の如く怒った。
のみならず私を裏切り者呼ばわりした。
裏切り者呼ばわりは、何日も何日も執拗に続いた。

私は自分の「部活よりも美術学生の本分である美術の勉強のほうが大事」という考えが、正しく当たり前だ、そんなの敢えて言うまでもないじゃないか!と思っていたので、彼女の態度に矛盾とうっとうしさを感じ、こう返した。
「じゃあ、Yさんは、学校生活、全力投球してるわけ?」
私が言ったこの意味は「Yさんは、本分である美術の勉強をどれほどしているの?まともにしてないじゃない。部活は、本分をクリアした上で余力でやるものでしょ」であった。
しかしYさんは、そうとは受け取らなかったらしく、「えぇっ?!アタシが学校生活に全力投球してないって?!」と鬼の如き形相になった。
私は今でも、あの鬼の如き形相を忘れることができない。
人間って、他人に対しても、あんなに怒りをあらわにする事があるのだ、、、と。
その怒りの度合いから、どうやらYさんにとっての「学校生活」というのは、美術の勉強ではなく、部活であると信じて疑っていないのだと見て取れた。
私はこれ以上、何を話してもダイヤローグが成立しないと、私の思う正論を理解してもらおうとするのを諦めた。

以来、高一で同じクラスでいた間中、Yさんとは口もきかないどころか 目も合わせなかった。
高二高三は別のクラスになったが、廊下や階段ですれ違っても、互いに完全無視を続けていた。
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高校を卒業し、私は母親の強い意思で、永年の希望のファッションの専門学校には行かせてもらえず、画家をやって母親を養う事となった。

ある日、自室で仕事をしていて筆洗を洗いに行く途中、リビングの前を通ると、歌番組の公開録画でYさんが笑い屋のバイトをしているのが映った。
何故、単なる客ではなく笑い屋のバイトだと判ったかというと、彼女は素で笑う時には決してしない 片手をパッと広げて口に当てプハッとやる 演技の時でだけやる笑い方をしていたからだ。
「好きな方面に進ませてもらえて幸せな奴だ、、、」と思った。

約十年が過ぎーーー
私にも自由な生活が来、あらゆる舞台・映画・テレビ番組を観たが、彼女の姿も名前も どこにも観る事はなかった。

彼女が今どこで何をして生きているのか知る由もないが、学業よりも部活を優先させていた自身を正しいと思い続け、私の事を、冷血な裏切り者だと憎み続けていると思う。
私も又、私がやった行動は、当然の正当な事であり、Yさんが履き違えた学校生活概念者だったと思っている。

あれから四十年以上の時が経ったが、今もしYさんと会ったとしても、互いにあの時の感情は変わらぬままに違いない。
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ヤマカゼ

Yさん、多分結婚されていて子供もできてもう昔のことわすれているのでは?家庭を持つとは大変ですからね。
ヤマカゼの勝手な想像です。
by ヤマカゼ (2020-07-23 06:32) 

あとりえSAKANA

幼い頃はなかなか自分の持っている「物差し」
が単純で拙いから自分と異なる考えを持つ人を
理解したり許容する深さがなかなか無いですものね。
でもそんな頃からぼんぼちぼちぼちさんは目標を
見据えて研鑽を重ねておられたのですね☆
ファッション関係のお仕事には就かれなくても基礎の
勉強はぼんぼちぼちぼちさんが画家としてしっかり
支えていたと思われ、やはり勉強はしておくものだな、
と感じました。
by あとりえSAKANA (2020-07-23 06:55) 

KINYAN

2人方向性の違いを感じますが、高校時代お互いやりたことがあってそこに向かって全力で青春時代を過ごしたことが分かりました。
自分なんか漠然と将来を考えていました。
そんな自分もサラリーマン生活定年を迎え同じ会社に18歳から60歳まで勤めたのは、それほど深く考えなかった事でしょうかね。

by KINYAN (2020-07-23 07:33) 

りみこ

学生時代って何であんなに視野が狭いんでしょうかねー
高校生の頃は部活にはいくつかに入ってましたが、特に必死になっていたものは残念ながらありませんでしたね
永遠に分かり合えない違い星の人っていらっしゃいますよ
by りみこ (2020-07-23 07:42) 

ニッキー

自分にとって大切なものは当然皆にとって大切と
若い頃は思い込みがちですよねぇ・・・
Yさんにとっては黒歴史で、Yさんの中では封印されてるかも(⌒-⌒; )
by ニッキー (2020-07-23 07:43) 

tarou

お早うございます、羅漢寺にコメントを有難うございました。
百寺巡礼の最後のお寺さんとして、ふさわしいところでした。

現役を引退して、第二の人生が始まり10年を掛けて
百寺巡礼が終わりました。また次の目標を見つけ
前進すます。
by tarou (2020-07-23 08:38) 

きよたん

部活が長続きしなかった私
どうも文化系の部活であっても
体育気質みたいなものが合わないようです
一人で詩を書いたり泳いだりするのが気楽でした。
就職してからもうまく行かなかった人がいますが
・・


by きよたん (2020-07-23 08:48) 

エンジェル

ぼんぼちさんの考えは正しいと思います。
すごいと思ったのは中学生の時からご自分のやりたい事、目標があってそのためにきちんと道筋を立てて行動されていた事です。自分の中学生時代って高校受験の事しか頭になかったなぁ・・・
by エンジェル (2020-07-23 09:15) 

リス太郎

学業と部活、私は部活本業タイプでしたが、それを人に押し付けちゃダメですよね。
by リス太郎 (2020-07-23 09:28) 

moz

価値観は十人十色なのかもしれませんね ^^;
でも、そんな思い出があるのも青春時代なのかも?
大人? になるとそこまで感情を表に出すことができなくなるのかもしれません。
by moz (2020-07-23 09:38) 

Take-Zee

こんにちは!
高校時代はいろんなことを真剣に議論したり、
活動したもんです!

by Take-Zee (2020-07-23 09:48) 

ラック

その方が大人になって物事を多角的に判断できる人になっている事を
願いますが・・果たして?
今の時代だとすぐさまラインであれこれ中傷される事でしょうね。
でも軸がしっかりしているぼんぼちぼちぼちさんですからそんな事に振り回されないでしょう!

by ラック (2020-07-23 09:50) 

横 濱男

やはり、メインは学業ですからね。
人それぞれ生活環境が違うし、それが理解できなかったんでしょう。

by 横 濱男 (2020-07-23 10:01) 

リンさん

うちの娘も演劇部でした。
コンクールもあってすごく楽しそうで、間違いなく部活優先の毎日でした。学校生活は、かなり楽しかったようです。
だけど考え方は人それぞれ。
自分の熱量を強要するのは違いますよね。
by リンさん (2020-07-23 10:52) 

サボテン

「日本人13人に1人は変人がいる」そうです。この一言で、私は何度救われたか分かりません。正しいと信じる道をひたすら進んで参りましょう。
by サボテン (2020-07-23 11:11) 

ファルコ84

そうですね、高校では嫌でも部活を進められましたね
でも、その経験がその後の人生に大きく役立っていることが多い
実感です。
by ファルコ84 (2020-07-23 11:18) 

とし@黒猫

価値観は人によって異なるものですので、Yさんが異なる価値観だというのは納得できます。
ただ、物事に執拗に偏執し、それを他人に押し付けるのは、精神的な疾患かもしれません。
年月が経っているので、すでに過去の嫌な記憶になっているかもしれませんが、ぼんぼちさんの心に傷を追わせた罪は免れないと思います。
by とし@黒猫 (2020-07-23 11:52) 

溺愛猫的女人

多種多様な考え方、生き方があって当然ですのに、それが認められない人っているんですね~(;´Д`)
by 溺愛猫的女人 (2020-07-23 12:07) 

sadafusa

なるほど、なるほどと楽しくよみました。

うちの娘も大学は美術に進んだのですが、そこはほとんど美大なのですが、ちょっと変わった学校で少しだけ、文学部もあります。
ただ、文学部のほうは、「アートをするには予備校に通ったりしてデッサンの勉強をしたくないけど、なんとなくアートの香りは嗅いでいたい」みたいな甘っちょろい学生が来るようです。で、美大生はアホだと思いますが、それでも曲りなりに偏差値は50肥えていましたが、文学部のほうは偏差値35です。(どれだけアホか、これでわかってもらえると思う)

つまり、努力できない子供がほとんどということです。

うちの娘はフラメンコ同好会に入っていました。もともと小さい時バレエをやっていたので、踊ることが好きだったからです。
でも、ぼんぼちさんと同じように、自分の本分は絵を描くことにあると思っていて、フラメンコは息抜きでした。

でも、フラメンコは文学部の子が部長をやっていて、やっぱり件のYさんと同じようなことを部員に強制してくるんですよね。

みんな日展とか院展、その他の大きなコンクールに出展すると決めるともう、他のどんなこともスパッと切ってひたすら創作の日々ですが、文学部の部長にはそういう美術学部の学生の気持ちはわからなかったみたいです。

他にも、わたしも自分の人生の中で、そういう独善的な人にたくさん出会ってきました。
彼らは「自分はもしかして間違っているかも知れない」とは考えないみたいです。
人には自分と違う価値観に基づいて行動しているのです。
自分の真理と他人の真理は違うのだということをわからないのですね。

私は、人を説得するのがイヤなので、やはりそういう人には勝手に怒らせておいて、ぜっこうでもなんでもしてもらってオッケーです。



by sadafusa (2020-07-23 12:59) 

werewolf

価値観は人それぞれです。
お互いの価値観をちょっとずつでも認められれば、くだらない衝突も減るんでしょうけどね。

私にも、昔は仲がよかったけど、今は全く話さない目も合わせない人がいます。
相手に私を嫌う自由もありますから、私もそのつもりで生きていこうと思っています。
by werewolf (2020-07-23 16:11) 

にゃご吉

中学の頃から目標を見据えて行動されていた事に感心しました。

by にゃご吉 (2020-07-23 16:57) 

kou

>部活よりも美術学生の本分である美術の勉強のほうが大事
まさにその通りだと思います。
ぼんぼちさん、立派だなーとあらためて思いました。
by kou (2020-07-23 17:53) 

ゆうみ

人は十人十色色々あってそれで良いね
私はぼんちさんのかんがえです。
by ゆうみ (2020-07-23 19:15) 

拳客

同じ学校にいたって、方向は微妙に全員違うと思います。
まぁ、思った道を行くのが一番。
by 拳客 (2020-07-23 19:17) 

sana

そんなことがあったとは。
部活を楽しんでいた時期はあるけど、それとこれとは。
学業優先は当然のことで~部活優先は本末転倒そのもの?
人を罵倒したり、逆上する時点でちょっと問題ありですが…
そういう気風のあった学校というか、クラブで、俳優を目指していた当人としては、この方が将来に直結するような気分でいたのかな。
当時の気分を残しているか、バカだったな~と思っているか、どうでしょうね。今は全然違うことに燃えてるかもしれないし^^;
by sana (2020-07-23 19:20) 

hirometai

ぼんぼちぼちぼち様
高校時代は本当に色々なことがありました。
部活も熱中したり、すーと引いてしまったり、笑ったり落ち込んだり、泣いたり、濃い3年間でした。若く、青かったです。
卒業してから別の仲間付き合いをしています。
歳とともに穏やかになりました。

by hirometai (2020-07-23 19:37) 

johncomeback

<部活命>の人っていますよね。
僕が住む宮城県では伊達政宗の影響か文武両道が美徳とされ、
県内の進学校は部活が優先されて大学へは一浪が当たり前になってます。
by johncomeback (2020-07-23 19:51) 

フヂ

価値観は人それぞれあると思いますが、
執拗な押しつけは恐怖を感じます。
高校時代は入りたい部活がなかったので、
帰宅部でした。Yさんにとっては、
信じられないことかもしれませんね。
by フヂ (2020-07-23 20:14) 

kick_drive

こんばんは。高校生は「しなければならないこと」と「したいこと」が
同時に来て、それらをきちんとコントロールする心を養うのが一番大事な時期だったのだろうと卒業して数年経って分かりました。
自分は勉強もせず趣味に走り一応その世界でそれなりに納得するまでやり、情熱が無くなりやめました。
もしも元々ぼんぼちさんがYさんと同じ考え方だったら、もしくはYさんがぼんぼちさんと同じ考え方だったらその時はまたそれぞれの人生が変わっていたでしょうね。今回の内容は俗に言う「たられば」の世界だけに果たしてどちらが正しかったかとなるとそれぞれの判断した方であり、もしも反対の方を選んでいたら良かったか悪かったかはYさんと再会して話をしてみるしかないような気がします。

by kick_drive (2020-07-23 20:47) 

這い上がるママ

押し付けがましいのは厄介ですね。ちなみにうちの娘は自分で希望して箏曲部に入っています。
by 這い上がるママ (2020-07-23 21:10) 

mau

Yさんも色々我慢していたのかな
by mau (2020-07-23 21:55) 

Ja-Kou66

個々の理念はそれぞれの心の中にあるワケで
自分が正義だと思っていても、相手によっては逆だったりします。
感情だけでそれを押し付けるのはよくないですね。
人間って、むずかしいイキモノと日々思います。。
by Ja-Kou66 (2020-07-23 22:42) 

Inatimy

もし自分がその立場なら、部活よりも学業優先だなぁ。
たとえ部活の方が面白くてやりたくても、まずは、本分のやるべきことを選ぶかも^^。
by Inatimy (2020-07-23 22:59) 

らしゅえいむ

高校時代・・
すべてに全力ですよね
でも
多分 このシチュエーションなら
自分は折れていたと思います
突き進んだという事実は
誇れることだと思います
それに
今も その気持ちをキープしているのは
すばらしい!
by らしゅえいむ (2020-07-23 23:30) 

藤並 香衣

学生の頃って、視野が学校の外や将来に向いている人と
学校内と目の前の事しか見えてない人とで
意見や考え方が激しく相違していたと思います

僕も高校時代は演劇部に所属していて
顧問の教師はN〇Kにもコネがあるような人だったので
発表会の前には演出家が指導に来たりしていました
部長なんかは完全に部活動が主軸な方だったので
Yさんとはきっと気が合うタイプだっただろうな
by 藤並 香衣 (2020-07-23 23:34) 

なぁ

う~ん
どっちがどっちとも言えないんですが
何となく今の年になって 何が正しかったのか が
少しだけわかったかも。
が…それだって自分がそう思っただけで
他の方は別に思ってるかもね。
結局 人は人、自分は自分、って思うしかないかも。
by なぁ (2020-07-23 23:44) 

わたし

Yさんは、支配欲があったのだと思います。
部長なので、なんでも決めたい、従わせたい。
1年で部長になって、気負っていたのもあるでしょう、みんなにたよって逐一相談してもらいたかったのに、ぼんぼちさんが相談もなく、学業優先にしたのが気に入らなかった。
そんなところじゃなかったのかな?
そういう人って、どこにもいますよね、大人になって子供が出来て、その子供会や、学校の役員会などで10人、20人あつまれば、必ずいて、思い通りにならなかったり、従わなかったり、反対意見を言ったりすると、烈火のごとく怒ります。
by わたし (2020-07-23 23:56) 

猫の友 メルティー

座標軸の違う人とは時間を共有できませんね。
価値観の押しつけ、自分だけに理があると信じて疑わない人。。
部活程度のことで人をなじる醜悪さ。
by 猫の友 メルティー (2020-07-24 00:34) 

hana2020

勉学も部活も、積極的に友人作りもせず、良い想い出などひとつなかった我が高校~専門学校生活を顧みて、このYさんのように良い意味での努力家であったらと思わずにはいられません。
目標を定めたら、そこへ向かって懸命に進む一途な姿勢、これも若さゆえなのかな?
そんな人と友人になりたいとは、あの頃から思いませんでしたし、今は尚更ただ面倒だ。離れているに限る!としか思えませんけど、、、
ご本人にしたら、それで満足。良いのではないでしょうか^^
by hana2020 (2020-07-24 06:29) 

sakamono

高校時代、野球をやっていましたが、打ち込んだというほどでもなく、
かといって学業の方も留年ぎりぎりの進級で、なんとも冴えない高校
時代でした。途中から必死で勉強しました^^;。
by sakamono (2020-07-24 07:28) 

taekozue

考え方、感じ方は人それぞれですね。
鬼の如き形相って忘れられないですよね。
私も経験あります。
けれど、こちらがものすごく嫌な思いをした言葉や行動が心に残っていても、相手は覚えていないことって案外あるものだと感じます。

by taekozue (2020-07-24 08:42) 

raomelon

人それぞれ考え方が違って当たり前なのに
一緒じゃなきゃダメと言う人、必ずいますね
自分の考えを他人に押し付けるのは…と思いますが
振り返ると子育ての時、自分もそうだったのかも^^;
by raomelon (2020-07-24 10:42) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

今回の記事、とても長かったにも関わらず、読んでくださり、そして真摯なコメントをたくさんありがとうございやす。

あっしは決して、この記事を通して「ね!ね!ね!ぼんぼちが正しくてYさんってとんでもない人だったでしょ?」と共感を求めているわけではなくて、
ぼんぼちさんと同じ考えだよ、と言ってくださるかたもいて、それはもちろん嬉しいし
否、自分はYさん側の考えだな、という人がいてもいいし
又、どっちもどっちじゃん、何が学校生活で一番大切かなんて人それぞれだよ、
という人もいていいと思ってやす。
あっしが、この記事で伝えたかったのは、こういう事実がありました。私とYさんは、こういう感情になりました。今でもたぶん、その感情はお互い変わってないままだと思います、ということなんでやす。

Yさん、決して、意地が悪かったり悪意を持っての言動ではないんでやすよ。
彼女は自分が正しくて、そうすることでぼんぼちとの心の距離も縮められると信じてやまない人だったんでやす。
要は、末っ子で小さい頃から全肯定されて育って、それがそのまま思春期になっちゃった、って人なんでやす。

で、彼女が美術学校に通いながらも美術の勉強を全然しないで役者を目指すことは、別段構わなかったんでやす。
あっしはそのことについて、何も意見したことはなく、心の中で「じゃ、この人なんで美術学校に入ってきたんだろう?」って首捻ってただけで。

でも辟易したのは、部活以外の所でも、あっしを支配し、同調を強要してきたことでやす。
あっしはクラスには、ファッション大好き友達と美術の勉強熱心友達がいて、彼女達とは、それぞれ、ファッションの話し、美術の話ししかしなかったんでやす。
そしたらYさんは、その会話をじいっと聞いていて「どうしてぼんぼちさんは、演劇部のことを他の人に話さないのおっ?!」って険しい顔でなじるんでやす。
あと、うちの学校の制服は、ソックスが二種類の穿き方が許されていて、一つは三つ折りのガーリーな穿き方、もう一つはくるぶしまで上げてはくスポーティーな穿き方。
あっしは三つ折り派だったんでやすが、ある休み時間、あっしが座ってると、Yさんがやってきて、黙って三つ折りをくるぶしまでのばしてYさんと同じスポーティーな穿き方に変えるんでやす。
そして、ハイッ!これで、みっともない穿き方がまもとになったよ!と言わんばかりの表情をして、あっしのふくらはぎを軽くポン!とたたくんでやす。
あっしは、はあっ?!何そのおせっかい!と嫌悪感感じて、黙って三つ折りに直す。すると彼女はまたスポーティーに、、、と、三回くらい二人で無言でくり返し、結果Yさんは、「なんって強情な人なのっ!」って、呆れ顔をしてプイッと行ってしまったり。

だって、部活以外のことは、部活の時間以外、まるで関係ないじゃないでやすか?
Yさんのその支配欲に関しては、決定的に人間として間違ってると言い切れやすね。
、、、そう、永遠に分かり合えない星の人だったんでやすよ。

部内では、部員をまとめるのがYさんの役割りで、金にまつわること(月々部員から部費を徴収して顧問の教師に渡したり、学芸会近くになると、学校から予算が出るので、それを各スタッフ キャストに分配したり)があっしの役割りで、あっしはあっしの役割りを抜かりなくやってるんだからそれでいいじゃん、って。

協調性のあるなしと個性的かどうかというのは別問題で、
例えば、多数決で今回はシェイクスピアを演りましょうと決まった時に、一人で寺山修司が演りたい!とつっぱるのは、協調性がない人でやすね。
あっしは、部内のそういった自分好みでない結果になっても、それは仕方がないと協調性はあったし、それは、校内だけの学芸会クラブだとしても、複数人で一つの作品を作るわけでやすから、そこは協調しなければならない。
でも、好きな劇作家が誰であるとか、ましてや部を離れた場では、全然自由分子な筈でやす。

部活に限らず、また大人になってもいやすよね。
自分と何もかも同じじゃないと仲良しになれないと信じてやまない人。
それって、人間関係として、ちょっと違うんじゃないかな、と昔も今も思ってやす。

sadafusaさん、フラメンコ部の部長さん、まさにYさんみたいでやすね。
日展や院展出品となると、100号を、それこそ寝る間も惜しむ勢いで制作するのにね。
全然解ってないでやすね。
それにしても、美学じゃなくて文学部が併設されている美大というのも珍しいでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-07-24 11:30) 

marimo

私は学生時代ずっと「冷めてる」と言われていました。
何というか・・・そんな小さなことで人生左右されるのか?と言わんばかりの悩みよう、落ち込みようが馬鹿馬鹿しかったというか・・・
大人になるにつれ、それは徐々に温度差を感じなくなっていきましたが、ふとしたことで「自分と同じじゃない人を排除する」人と対峙して仰天!みんな違うから面白いのだと思います。
by marimo (2020-07-24 11:43) 

ちょろっとぶぅ

ぶぅたんもファッション関係の仕事につきたかったけど
親に反対されて、専門学校行かせてもらえず
思いは破れ、全く関係ない世界へ進みました。

ぼんぼちぼちぼちさんほど、強い決意はなかったけど。。。

その前に勉強より部活を選び、目指してたスポーツ選手の夢も
顧問の先生の異動という理由で、破れました(>∞<)
by ちょろっとぶぅ (2020-07-24 12:21) 

kome

部活、特に縁がなかったです。
学生の頃は幼くて、みっともなくて、時間の無駄使いばかりでした。
by kome (2020-07-24 13:01) 

ミケシマ

これは…どこまで行っても平行線な感じ…
わたしはぼんぼちさんの考え方と同じですが
YさんはYさんで本人なりのポリシーがあったのでしょうね。
それでぶつかるのはしょうがないですよね…
大学生の頃、よく遊ぶけどなんか私を小馬鹿にしてくる友人がいました。
近くに住んでいますが会うこともないし、一応やりとりしていた年賀状も去年で縁が切れました。そういう、なんというかくだらない、根拠のない絶縁よりずっと納得できる感じがします。
by ミケシマ (2020-07-24 13:54) 

カトリーヌ

若い時、特に中・高あたりは尖っていたり
しますもんねー^^
きっとこの方とはずっと平行線でしょうね。
あまりにも熱い人ってちょっと苦手ですww
by カトリーヌ (2020-07-24 15:17) 

Boss365

こんにちは。
多分、Yさんの怒りは・・・
ぼんぼちさんへの「期待への裏切り」と感じていたと推測。
「私がこんなに思っているのに・・・」何で?みたいな怒りです。
勝手に同一性を感じていた可能性あり!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-07-24 20:05) 

そらへい

人生の折々に記憶に残る人が何人かいますね。
この方の場合は、かなり強烈な記憶だったようです。
by そらへい (2020-07-24 21:04) 

八犬伝

まあね、人それぞれ重きを置くところは違うからね。
でも、他人を自分のものさしで論じたら駄目だよね。
by 八犬伝 (2020-07-24 21:12) 

poko

幼稚園の頃から将来の夢があり
それに向かって進んで来られた事がすごいと思います。
私の中学生の頃といえば、遊ぶ事しか考えてなかった気がするな~。
by poko (2020-07-24 21:50) 

kazu-kun2626

十人十色、ボンボチさんのブレ無い心
は素敵ですね、僕なんかブレブレです
by kazu-kun2626 (2020-07-24 22:05) 

naonao

十人十色で、世の中色々な人がいて
色々な考えがあり、価値観も違いますよね。
他人に考えを押し付ける人って、いますよね!
by naonao (2020-07-24 22:28) 

ぷち

大人になると、気を遣ったり裏表があったりで、
なかなか本音を相手にぶつける事がない気がします。
なので、結果はどうであれ、お互い思う事を言い合うのは、
いいなーと思いました。
by ぷち (2020-07-24 23:22) 

JUNJUN

中高生のころから、ご自分の意志を明確にして、学業にもクラブ活動にも励んでいたのですね。
個人の一切の都合より、部活動を優先しろというブラック部活、昔はよくありました(汗)。
たいていは一部の部員(勘違い熱血バカ)が主張してることなんですが、私もこの手のバカに付きあわされましたよ・・・。
ぼんぼちさんは、何も間違っていませんよ!
by JUNJUN (2020-07-25 07:00) 

HOLDON

Yさんが今幸せに暮らしていたらその時のこと、きっと良き思い出と思われているでしょう。
もし不幸の身でおられたらいつまでも憎しみを忘れていない・・・・
そんな気がしました。
by HOLDON (2020-07-25 07:44) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

そうでやすね、Yさんとはどれほど時を経てから逢おうが平行線だと思いやす。
単に、何を優先するか、が違っただけでなく、Yさんがぼんぼちが好感持ってくれるだろうと思ってやってた言動が、すべてあっしにとっては、迷惑なおせっかいの強要としか受け取れなかったから。
もう、1から10まで考えかた感じかたが違う異次元の人同士だったんでやす。

Yさんは、あっしに、こんなに思ってるのに、どうして?!と同一性を求めていた、、、ズバリその通りでやすよ。
Yさんは、演劇=宝塚 というくらい宝塚ファンで、毎日毎日、宝塚の話しを熱っぽくしてくるわけでやす。
で、あっしは、一通り話しを聞いて「ふうん、そうなんだ」で終わらせる。
あっしは寺山修司の大ファンで、いくら宝塚の話しを聞かされても、少しも宝塚に興味が持てなかったんでやす。
そういうことも、Yさんにとっては、こんなに私が一生懸命に話してるのに、どうして宝塚好きになってくれないの?どうして私の思い解ってくれないの?って気持ちだったと思いやす。
それでいて、じゃあ、ぼんぼちさんはどんな演劇が好きなの?って聞いてきたことは一度もなくて、聞かれないからあっしも話さなくて、
だから、彼女は、あっしが寺山修司の熱烈なファンだということを、最初から最後まで知らなかったと思いやす。

あっしは、聞かれたら話すけど、聞かれなかったら話さない、何故なら他人に物事を強要したくないから。
あっしは、極めて、昔から個人主義な人間なんでやす。

でも、Yさんは、自分に他者を収斂してゆくことで、初めて友好関係が築けると思ってた。

こういう人、大人になってもいやすよね。一番苦手なタイプでやす。
さすがにここまで怒りをあらわにしないとしても。

Yさん、今ごろどうしているんでやしょうね。
リアルに会って会話はしたくもないけど、透明人間になれるなら、今どんな考えで生きてるのか、覗いてみたいでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-07-25 12:46) 

BlackTiger

私は大学時代、部活とバイトしかやってなかった気がしますが、ちゃんと勉強してる人や、自分の目標をもっている人は偉いなあーと思い、邪魔しないようにしてました。部活は趣味と同じで楽しんでやれないとつまらないですね。
by BlackTiger (2020-07-25 12:54) 

yokomi

ぼんぼちさんに1票(^_^)v Yさんは入る学校を間違えたのかもね(^_^;)
by yokomi (2020-07-25 18:05) 

サンダーソニア

パッションを感じますが
部活動自体がそれほどでもないレベルだったことを考えれば
土台無理がありますね^^;
by サンダーソニア (2020-07-25 22:32) 

ぼんぼちぼちぼち

BlackTigerさん

大学生になると、その上の進学がなくなるので(あるとすれば大学院にすすむか)部活 サークル バイトが学生生活の中心になる人は多いようでやすね。
そう、部活=趣味 でやすよね。
楽しめてこそだと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-07-26 10:50) 

ぼんぼちぼちぼち

yokomiさん

Yさん、中1の4月から「アタシは役者になるっ!」って張り切ってやした。
あっしは、なら、どうしてよりによって美術学校を受験して入学してきたの?って不思議に思ってやした。
ほんと、入る学校を間違えたのだと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-07-26 10:56) 

ぼんぼちぼちぼち

サンダーソニアさん

まさに、井の中の蛙大海を知らず状態でやすよ。
彼女、高校卒業後は、どこかの演劇研究所か劇団に入ったのでやしょうけど、
そこで初めて、中高時代は自分がどれほど矮小な井の中の蛙だったかを思い知ったと思いやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2020-07-26 11:02) 

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