親近感  [父]

いつだったか テレビを点けたら、出川哲朗さんという芸人さんが こう話していた。

「小学生の時、友達に『明日は日曜日だから、お父さん帰ってくる日だね』って言ったら、その友達は『何言ってるの? ウチのお父さんは毎日帰ってくるよ』って 不思議な顔するんですヨーー。 で、ボクは、その子の家が特別なんだって ずーーっと思ってたんですヨーー。 ボクのお父さんは、愛人さん何人も抱えてて、日曜日以外は愛人さん宅を泊まり渡ってて、どこの家もそれがフツーだって 当たり前に思ってたんですヨーー」

でがわ.jpg自分は、苦笑しないわけにはいかなかった。
同時に、テレビの中の出川さんに、物心ついた頃から 共に遊び 一緒に白黒のスナップ写真におさまってきたような近しさを 感じずにはおれなかった。
自分も まるで同じ家庭だったからである。

小学四年か五年の時、一旦 家にカバンを置き、級友の家で 時の経つのも忘れ ゲームに夢中になっていたある日------
「ただいま」
級友のお父さんが 現れたのである。 ニコニコと穏やかな笑みと共に。
「お父さん帰ってきたーーー!」
級友も、軽々とゲーム盤から立ち 走って行った。
時計を見ると 七時前だった。

でがわ2.jpg自分は、級友とその父親は 実は火星人なのではないか というくらいに驚いた。
こんなに摩訶不思議な家庭も 世の中には ごくまれにあるものなのだな と思った。

自分は、それから 幾多の摩訶不思議な体験を重ね、そして、現代の日本に於いては 自分の家庭こそが 極めて少数派であったという事実を ようやっと認識した。
おそらく、出川さんも そうなのではなかったかと思う。

以来、テレビで出川哲朗さんをお見かけする度に、自分の細胞の一つ一つから えもいわれぬ親近感があふれ出るのを感じる。

親近感というものは、そこに各当する人間がまれであればある程、それが 秘められた物事であればある程 強く感ずるものである。

 
タグ:出川哲朗
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cheese999

世の中、いろいろな家庭があるのですね。当人がシアワセであれば、世の中の常識から外れていてもいいかな、そんな気がします。
by cheese999 (2011-02-11 06:56) 

muzik

わたしの好きな小説家に車谷長吉さんという人がいますが
この方も自虐的なテーマをシコシコ書いて
ちょっと精神的に危ないところまでいってるみたい。
自虐を売りにする人って、スレスレを滑空するので
笑いにつなげる人が多いんですかね。
by muzik (2011-02-11 08:51) 

ひろたん

その本人が幸せだと
人がいうことはないのかもしれませんね
by ひろたん (2011-02-11 09:02) 

イヴママ

出川哲郎・・・。
私はめったに人を嫌いにならないんですが、
芸能人で嫌いな人は?と聞かれたら「出川」と答えます。
何が嫌いかというと、生理的に受付けないというのが
こういうことなんだろうな~と思います。
顔、体系、声、リアクション、全てにおいてだめで、
それなのにちょっと亭主関白っぽい発言をしたりする時があります。
そんな時「出川のくせに生意気言うな!」とか言っちゃいます(爆
私と同じ歳なのもいやだな~。
by イヴママ (2011-02-11 10:43) 

にすけん

 ウチは毎晩グデングデンでした…でも鬱で会社に行けないだの、胃に穴開けて入院しただのはなかったから、現代のサラリーマンに比べればタフだったのかも。
by にすけん (2011-02-11 10:45) 

扶侶夢

私は ぼんぼちぼちぼち さんの今回のようなエッセイは好きですねぇ。
by 扶侶夢 (2011-02-11 12:54) 

hatumi30331

自分と同じようなことを言う人の話しは・・・ついつい、身を乗り出して聞いてしまいますね。(笑)
うちの父は・・・遊び人・・・。
お勘定を払ってもらおうと、朝帰りの父親と一緒に綺麗なお姉さんも
ついて来たのを見た覚えがあります。
母にしこたま叩かれてました。 もしかしたら・・・腹違いの兄弟もいるのかも?
by hatumi30331 (2011-02-11 15:02) 

qooo

私,出川さんとは同郷なので、
親近感を持ってるんです。

by qooo (2011-02-11 18:31) 

Umi-Bozu

我が家のオヤジも夜勤混じりの三交代勤務とかしてましたから、近所のオヤジさんとは生活リズムが違ってましたね… でも、そんな生活(リズム)が当たり前だと思ってました。
by Umi-Bozu (2011-02-11 19:16) 

そらへい

先日、NHKで松田優作のあとを、香川照之が訪ねる番組をやってました。お二人に共通するのは私生児であったと言うことらしいです。その上松田優作さんは日本国籍ではなかった。
これらのことがお二人の生き方や芸風のバネになっているのでしょうね。

by そらへい (2011-02-11 20:07) 

PATA

うちは父親が毎晩帰ってくる家庭でした。
私はまだ所帯は持っていませんが
どんな家庭でも、幸せになりたいと思います。
by PATA (2011-02-11 20:43) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん
さっそく沢山のコメント ありがとーでやすっ(◎o◎)/
子供の頃って 親が「ウチはここが特別」などと日頃から言ってないかぎり
我が家が当たり前 と思って育ちやすよね。
だから それが嫌だとも寂しいとも感じないわけでやす。

イヴママさん 出川さん 生理的にダメでやすか。
まぁ、ご本人も そこを芸のひとつとして売っておられるところもあるようでやすね。

qoooさん 同郷というのも やはり強く親近感持つ要因でやすよね。
あっしは 子供の頃の6年間しか住んでなかったのに
福岡出身の芸能人のかたには やはり同郷のよしみを感じてしまいやす。

そらへいさん 松田優作さんをしのぶその番組、機会があったら観たいと思っているところでやす。
テレビドラマ「探偵物語」が思い出されやす。

おぉっと・・・外は雪が止んだようでやす。
明日も冷え込むのかもでやすが、みなさん温かくしやしょうでやす。
因みにあっしは、安もののワインにスパイスをぶちこんで
ホットワインで温まったとこでやすっ(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-11 21:11) 

ケリー

子供の頃は皆、自分のうちが普通だと思っているのですよね。
そして少しずつ、いろいろとわかってくる・・・
皆同じだと思っていたことがそうでないことも・・・
あのころが懐かしいなぁ^^;
by ケリー (2011-02-11 21:12) 

あら

大小ありますが、自分の家が普通だと思っていたのに違ってたってこと、たいていありますよね。
by あら (2011-02-11 21:19) 

むらさき

神様はよくもまあ数えられない人間にそれぞれの人生を
与えられたものと思います。
 
by むらさき (2011-02-11 21:53) 

b.b.mk2

9才のときに親父が出て行ったけど
さすがにこれが普通だとは思わなかったなぁ~
母親が動揺してたからかなぁ ・・・
"普通" ってのも難しいもんですねぇ。
by b.b.mk2 (2011-02-12 00:52) 

腹黒ピカソ

わたしは逆でずっと一般的な家庭で幸せに育ってきたので、それが自分は苦労を知らないようで、悪いと感じることがあります。
幸せな悩みですが、どんな家庭でどう育とうが、自分はみんなと違うところがあるんだなと思ってしまうのかな。
だからこそ、みんな自分に似た人に親近感を感じるのですね☆
by 腹黒ピカソ (2011-02-12 02:22) 

recchu

でも、あれですね
ただあれば居れば良いってもんでもなくて、
家に毎日帰ってきても、呑んで暴れたり(家でですよ)
仕事しない、とか
コワイから空気が張り詰めるとか
あるいは過度に関心向けられ過ぎて自由がない、ウザイ…等々
居ない方がいいくらいの父親や母親も子供によってはいるわけで
でも、芸人さんでももの書きでもミュージシャンでも絵描きでも(面白いと思える)
いわゆる一般的というか、健全っぽい家庭で育っていない方が多いような気もしますね
ただ、わたしの考えとして、父親の存在や価値より、幼い頃の母親かそれに代わる存在の愛情の有無によって、大きく人間形成されてしまうような気がするんです。個性とかとは別の話で。
人や自分を素直に愛せる人間になれるかというやうな。
男の人なんて、みんな子供みたいですからね~
ふざけた父親でも許されたりするんではないでしょうか
けど母親はたぶんそうはいかない。
なんとなくですが…

by recchu (2011-02-12 07:16) 

cheese999

おはようございます!
by cheese999 (2011-02-12 09:17) 

絵かきさん

平和に送れれば何よりだけど
長い間何にもないそんなことは
ないですよね。
by 絵かきさん (2011-02-12 11:22) 

Huck_Finn

そういうこと普通にしてる人は、ちょっと憧れますけどね。
全く、そういうことにはなりませんけどね。(笑

by Huck_Finn (2011-02-12 15:04) 

ミケシマ

面白いエピソードですねー^^
いろんな家庭があるんだなぁ。
by ミケシマ (2011-02-12 16:50) 

つなみ

ウフフ(*^_^*)さすが、ぼんぼちさん!
いつか、ご出版は…?
by つなみ (2011-02-12 17:17) 

tochimochi

まれな環境を共有してる人同士が、親近感を持つというのは分かりますね。ただもうちょっと現在の心境を語って欲しかった気がします。
by tochimochi (2011-02-12 17:31) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

そう、色んな家庭がありやすよね。
あっしのような者も驚く家庭も 世間には いっぱいあると推測しやす。

極めて少数派であっても 幸せであれば問題ないわけで
まぁ、今回は 父親が毎日帰るか否かに焦点をあてた記事でやしたが
recchu さんも仰っているように 母親がどういう存在かが
人生に与える影響のほうが大きいでやすよね。
あっしの母親に関していうと---
あの人間は はっきり「いないほうが良かった」と言いきれやす。
物心ついた頃から 毎日 殺されそうになる恐怖は
もう二度と体験したくはないでやす。
もしも も一度 あの父親の子供に生まれてくるとしても
「まっ それもいっかなー」と思いやすが
あの母親の子供にだけは絶対に嫌でやす。
ミミズに生まれたほう一億倍幸せでやす。

b.b.mk2 さん やはり お母様の動揺されていた様子が
子供心にも「普通じゃないぞ」と
伝わったのでやしょうなぁ。

腹黒ピカソ さん 幸せな家庭に育たれたこと 前向きに受け止めていいと思いやすよん(◎o◎)b
多数派の家庭の中で大きくなっても細かいとこを見ていくと
やはり人って 一人一人違うなぁ と感じやす。

tochimochi さん 現在の心境・・・あえて語るほどの感情はないんでやす・・・f(◎o◎)
これ、どういう理屈かというと----
多数派の家に育った人に
「毎日 お父さんが帰ってきていたことに対して 現在の心境はどうですか?」
と質問しても「いや まぁ 心境というほどのものは・・・」
と答えると思うんでやす。 心境というほどの大それた感情は抱えていない、と。
それと同じでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-12 19:48) 

ゆうせい

訪問nice!ありがとうございます。
by ゆうせい (2011-02-12 21:39) 

デブデブ

以前、ナイナイだったと思いますが、岡村が「うちは焼き肉というと、いつも真っ赤なソーセージしか食べたことがなかったので、あれが焼き肉だとずっと思い込んでいた」と話していました。もちろん、ギャグのはずですが、そんなふうに信じ込んできた子どもも、どこかにいるのかもしれません。
家庭により様々な事情があるはずです。お父さんがいつ帰宅するのかも家庭により異なるはず。
私なんか仕事が在宅なので、家にいることが多いんです。
by デブデブ (2011-02-12 22:06) 

まる

 こんばんは。

 nice!をありがとうございました。

 
by まる (2011-02-12 23:51) 

inacyan

昔の人は甲斐性が有ったのか?
そんな事が通用していたんですよね・・
すごいなぁ~(o^_’)b
by inacyan (2011-02-13 12:27) 

ブルーデイジー

nice! ありがとうございました。
私は子どもたちにとってどんな母親なのか、、、
今一度胸に手を当て考えてしまいました。
バナナパフェ、美味しそうです ^^
by ブルーデイジー (2011-02-13 15:02) 

Far-East

いつも憂いのある文章だなあと思ったけど
いろいろあったのですね。
うちもいろいろあったけど
今はいいおじいちゃんとおばあちゃんになりました。
by Far-East (2011-02-13 15:36) 

ふぢた

わたしも子供の頃、父は別の家に祖母と住んでいて、一緒にいることはありませんでしたね。
父にどこかに連れていってもらったこともなく・・・
中学に入ってから、家族そろって住んだのですけど、
溝は大人になるまでとれませんでした。
by ふぢた (2011-02-13 20:46) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

そう、家庭により様々な事情がありやすよね。
で、それが幸せだったか否かは その家庭に育った人にしか解らないんでやすよね。

真っ赤なソーセージが焼き肉・・・そういう家庭も マジ あっても不思議ではないでやすよね。
因みにあっしは バーベキューというものは
必ず串に刺さっているものだと信じてやしたf(◎o◎)
大人になって初体験した時「何、これ 鉄板焼きじゃん・・・」て。

バナナパフェ 美味しそーでやしょ(◎o◎)b
浅草のアンヂェラスという喫茶店のウィンドウのでやす(◎o◎)b
あっしなりに気にいってる写真なので 着目していただけて 嬉しいでやす\(◎o◎)/

あっしの親の時代よりもっと以前は
同じ敷地内に、本宅+別宅何軒かを建ててる男性もいたようでやすね。
今は昔・・・といった感じでやすね。

そういえば、そんな家庭に育ったあっしは
「秘書」というのは 有能な女子事務員で なおかつ
会社も家庭も公認の愛人さんなのだと
これは 30歳くらいまで 何の疑いもなく思いこんでやした。
愛人さんとして囲われていない場合は「秘書」とは呼ばないのだ と。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-13 20:53) 

お針子姫

ぼんぼちぼちぼちさんのエッセイも、皆さんとのコメントも
・・・うまく言えないのですけれど、いろいろ感じるものです。
ドラマみたいな和やかな家族って珍しいものなのじゃないのかなと思ったりもしますけれど、ぼんぼちぼちぼちさんのおうちは、違うドラマに出てきそうですね・・・。
でも、ぼんぼちぼちぼちさんの心が壊れてしまわないでよかったです。
悲しい気持ちとか心が乗り越えることができたら、素敵な心でいろいろ作り出せるのでしょうね。(姫は修行中?です)
創作って心に余裕がないとできないから、ぼんぼちぼちぼちさんはもう大丈夫なのかなって・・・。

小さい頃からそうだったのなら、生まれ育った環境が普通になってしまうのだと思います。
だから、ほんとに普通な人っていないのじゃないかな?
by お針子姫 (2011-02-13 22:58) 

あんこ

誰しも自分が育った家庭を基準に考えますからよその家庭を
見て愕然とすることって少なくないです。
自分にとっての普通が第三者からみてどれほど普通でないことで
あろうともすべてひっくるめて今の自分があるのだし
歳を重ねるほどにそれすらもいとおしい思い出になるような
そんな気がしています。
by あんこ (2011-02-14 08:18) 

ぼんぼちぼちぼち

お針子姫さん
あんこさん

父親に関しては、逆に 多くのみなさんが体験しないことも
ずいぶん体験させてもらえたりもしたので
楽しい思いも沢山しやしたね。
母親に関しては あの世に行っても恨み続けやすけどね。

なので ホームドラマって 子供の頃観てても
意味解らなかったでやす。
「なんで家族が死ぬと悲しいんだろー」とか「なんで家族が協力し合うんだろー」とかって。
唯一 自分基準で 「あっ ふつーの家庭を描いた作品あるじゃん」て思ったのは
島尾敏雄原作の映画「死の棘」でやす。

そう、そういうことすべてをひっくるめて今の自分があるって実感しやすね。



by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-14 10:38) 

ナツパパ

子どもの頃って、学校と家と遊び場が世界でしたから、それぞれの家庭の
様子は子どもにとって比較しようのないものですよねえ。
その記憶が、余所の家庭を知ったときの驚きになるのかなあ。

...と書いて、学校と家と遊び場...仕事場と家と遊び場...が世界。
大人になってもあまり変わらないなあ、と自分に苦笑しています。


by ナツパパ (2011-02-14 20:10) 

ちゃーちゃん

こんばんは‼
人は同じ境遇とか同郷だとか・・・だけで何となく親近感を持つものですネ。
私は、其れが芸人さんだったりスポーツ選手だったりすると応援したくなります。ぽんぽちぽちぽちさんの子供の頃に体験したと言うお話・・・何だか愛おしくなります。
by ちゃーちゃん (2011-02-14 22:02) 

t-youha

そういえば、全くの他人に対しても妙な親近感が湧くことがあります。
でも、他人同士なので言葉を交わすことなく不思議なまんまで終わってしまいます。
ひょっとして、この場合も、実は秘められた物事の部分で共通したものを持つ間柄だったりして・・・・
by t-youha (2011-02-14 23:24) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

子供の頃って 休みの日に何をして遊んだかは話題にしても
家族関係については あまり話さない・・・
あえて話さないようにしていたわけではなくて
興味の中心がそこにはなかったりしやしたよね。

そう、具体的に深い話しをしなくても
なんか親近感感じる~ って相手は 実は共通の部分を持っているのかも・・・
それ すごく思いやす(◎o◎)b

やはりみなさん それぞれに 親近感を持っているから応援している!っていう芸人さんやスポーツ選手がおられるのかなぁ
と思いやした。


by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-15 10:37) 

hanabi

私の家庭は物心ついた時から両親が子供の目の前で夫婦喧嘩の毎日で、夫婦はそれがあたりまえなんだと思ってました。小学生になってお友達の家に遊びに行ったら、そこのお父さんとお母さんが仲良いところをみてはじめて「うちは普通じゃないんだ・・・」と知ったのでした。両親の喧嘩は今もなおですけどね。。。ずっとそのことで自分の中に大きな塊があるのはわかっていましたが、20歳を過ぎた頃に親友と呼べる二人だけには抱えきれずに話したことがありました。すると、「うちもちょっと違うけどおばあちゃんとの確執とかあったよ。みんなどこの家にも何かしらあるんだよ」と言ってくれた時にには大泣きしてしまいました。病気になってはそのことからは解き放たれて生きていかなくちゃと思うようになりました。現実問題はずっと続きますが、せめて心だけは・・・と。長いコメントになりすみませんm(_ _)m
by hanabi (2011-02-15 11:15) 

ぼんぼちぼちぼち

hanabi さん

そうでやしたか・・・。
子供に親は選べやせんもんね。
あっしも「なんでこんな母親の子供に生まれちゃったんだろー
 一生恨んでも帳尻合わないよ」って思ったりしやすが
「自分のせいでこんな母親の子に育ったんじゃない、
自分は逆に被害者なんだから 隠さずに人に言っちゃえ」
って 考えるようになってから
ちいと楽になったかもでやす。

そう、多かれ少なかれ みんな何かしら負のモノを背負って生きてたりするんでやすよね。
あっしは 人に家庭のことを話すまでは
「羨ましいことばかりだと思ってたけど 全然違ったんだねー」
と よく言われやす。

こういったのって 一生かかっても気持ちの整理がつかなかったりするかもでやすが
(あ、あっしは 逆に 一生つけられなくてもいいかな って思うようになってからのほうが楽になれたかな)
どこかで過去の膿の絞り出し的作業はしていかないと
精神の内側に毒が充満してしまうように実感してやす。

で、あっしの場合は このブログなんでやすね。
人から「そんなこと書いてみっともない」って思われたっていいや!って思いつつ
書きたいことを吐露してやすf(◎o◎)
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-15 19:51) 

hanabi

受け止めてくださって本当にありがとうございました。
精神科の通院ではまずはじめに家族構成や生い立ちを聞かれることが多くて、まあそれが私の今の病気の根っこに関係しているような気がしていて、対峙していかなくちゃ・・・と思った時もありましたが、あるカウンセラーの方に「時には逃げることも大切ですよ」と言われて、ああ自分だけではどうにもできないくらい大きなことなんだとやっぱり思いました。そこには家族各々の思いや性格もあり、私一人がいい家族になろうよ!!・・・なんて言ったところではじまることではありませんからね。。。だから私もぼんぼちぼちぼちさんと同じく、一生かかっても気持ちの整理ができることはないだろうと思ってます。そして、「どこかで過去の膿の絞り出し的作業はしていかないと精神の内側に毒が充満してしまうように実感してやす。」病気になってからは益々同じ思いを抱くようになりました。私も時にはブログも利用して自分が辛くならない程度に出してみようかなと思います。
また長いコメントになりスミマセンm(_ _)m

by hanabi (2011-02-16 12:08) 

ぼんぼちぼちぼち

hanabi さん

時には逃げることも大切・・・
実感しやす。

これからも (もしも記事の内容と関係なかったとしても全然構わないので)
書きたいことあったら何でも書き込んでくださいでやすっ(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-16 20:30) 

久遠

ぼんぼちぼちぼちさん、こんばんは♪
ワタシも「父親が滅多に帰ってこない」家庭でした(父が特殊な仕事だった
ため…、、それ以外もあったかも~苦笑)。
小学校の時、妹が「家族揃って夕ご飯を食べる時の様子を作文に書け」と
言われて、妹が「意味がわからない」と訴えたら、先生に逆切れされた
という話があります。後日、母が学校に呼び出されたそうな(笑)。
そんな父を攻撃していた母に育てられたワタシは、少し大人になってから「父」の生き方は尊敬できましたが、母の生き方には共感出来ず。でも、
自分も結婚離婚をして、家族の歴史を顧みたら「理由」がわかりました。
ワタシは自分はこの家族の負の歴史を終わらせる事が出来たらいいな…と
思っています。長文、重い話になり、スイマセン。
by 久遠 (2011-02-16 22:38) 

ぼんぼちぼちぼち

久遠さん

そうでやしたか・・・。

その担任の先生 ヒドいでやすね。
あっしが小学校5年くらいの時には
「夏休みに旅行に行った話をみんなの前で一人づつしなさい」って時間が設けられて
あっし自身は 旅行には休みの度に思いっきり連れて行ってもらえてたんでやすが(母はひっきりなしに父をののしってやしたが・笑)
クラスに 元々お父さんがいなくてお母さんが下宿屋やってる子は
「どこにも行きませんでした」
って しょんぼりと一言だけなわけでやす。
その様子を担任は ニヤニヤ笑いながら見てたんでやす。

そう、自分の家庭の全貌を俯瞰できるようになるのって
自身もかなりいい大人になってからなんでやすよね。
よく事情を知りもしない他人が 一部だけを聞いて
「お母さんがヒステリー起こすようになっちゃったのは 父さんの女遊びのせいなんだから 
お母さんをいたわってあげなくちゃだめよ」
と説教してきたりもしやしたが
「なんで父が結婚するハメになってしまったのか なんで愛人つくるようになったのか知りもしないくせに」
って思いやすね。

家族の負の歴史を終わらせることが出来たらいい・・・
解りやす。
あっしもそう思ってやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-17 11:00) 

NO NAME

重ね重ねありがとうございます。またお邪魔させていただきます。ぼんぼちぼちぼちさん、本当にありがとうございました。
by NO NAME (2011-02-17 14:28) 

ぼんぼちぼちぼち

NO NAME さん

いえ、こちらこそ 恐縮でやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-20 20:44) 

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