あっしがミミズだったころ  [小説]

これは、あっしが前世で ミミズだったころのお話でやす。

あっしが物心ついたのは、ほんのりと甘い匂いの 根っこの元でやした。
その甘さと張り具合いから、根の主は、ピンク色でハート型の花弁の 小ぶりのゼラニウムであると解りやした。
孤を描いたざらざらの壁を辿り、あっしがいるのは 直径十センチほどの 素焼きの鉢であると知りやした。
賑やかな人の声と 車の音と 信号機の「通りゃんせ」の電子音から、あっしの住む鉢が置かれているのは、どこかの街の商店街の一角であるらしいと思いやした。

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「これください」
あっしの世界がひょいと揺らぎ、しばらく ゆらゆらと揺れ、とても静かな ぽかぽかの場所で静止しやした。
あっしの住むピンク色のゼラニウムの鉢は 買われたのでやす。
声の感じから、買い主は、若いおじょうさんのようでやした。

おじょうさんは、毎朝、あっしの鉢に お水をくださいやした。
いえ、別に あっしにくださった訳ではありやせん。
あっしの頭上にこぼれるピンク色のゼラニウムを 枯らさないよう より美しく楽しめるよう 水を与えていたに過ぎやせん。
ゼラニウムは、愛らしいハート型の花弁を 次々とほころばせていたに違いありやせん。
何故なら、根っこに沿うて あっしが毎日 次から次へと 有機的な土を生み出していたからでやす。

おじょうさんは、毎朝 お水をくださったあと、同じ時刻に出かけ 同じ時刻に帰り 同じテレビ番組をご覧になってやした。
中でも 月曜九時のドラマはお気に召していたらしく、録画をしているのか、週末も くり返しくり返し 流していやした。
特に 若い青年であるらしい声の 優しくささやきかける台詞のところは、あっしもソラで言えるくらいに 何度も何度も 流していやした。

部屋に訪れる人は 誰れもいないようでやした。
あっしがおじょうさんの声を聴いたのは、「これください」からあと 一度きりでやした。
「すみません、今日は 休ませてください・・・コホコホ・・・」
その朝だけは お水やり・・・いえ、窓の開く音すらありやせんでやした。
けど、しとしと雨続きの毎日で、あっしの鉢も、底から水滴がしたたるくらいにしめってやした。

ジリジリと蒸し風呂のような毎日が過ぎ、さらさらと爽やかな日々も過ぎやした。
おじょうさんは、やはり 欠かさず お水をくださいやした。

みみず2.jpg

身体が冷えて うねうねと前に進むのがおっくうに感じられるようになったある日。
窓は、開きやせんでやした。
次の日も その次の日も 開きやせんでやした。
雨は 降りやせんでやした。
しかし、その次の次の日も 次の次の次の日も、やっぱり 窓は 開きやせんでやした。
部屋の中からは 何も聴こえてきやせんでやした。
あっしの頭の上の土が カサカサになってやした。

おじょうさんの気配そのものが、まるで感じられなくなってやした。
おじょうさんがどうしたのか-----故郷へ帰ったのか、恋人ができて その人の部屋で一緒に暮らすことにしたのか、あるいは 交通事故で突然 死んでしまったのか、それとも自殺したのか・・・・
あっしには、かいもく解りやせんでやした。

いえ、別段 気にはなりやせんでやした。
おじょうさんが、とわの幸せをつかんだのか、目もおおいたくなるほどの悲惨なできごとに巻き込まれたのか、あっしには どうだっていいのでやした。
このまま おじょうさんがゼラニウムに水をくれなければ、あっしは身体全体ひからびて土になってしまうと 十二分に予測できやした。
けど、あっしは、また窓を開けてほしいと 願いやせんでやした。
これっきり窓を開けないであろうおじょうさんを 恨めしくも思いやせんでやした。

みみず7.jpg
何故なら-----
あっしは、ミミズだったからでやす。
ミミズ以上のモノでもなければ ミミズ以下のモノでもない、判で押したようにミミズらしいミミズだったからでやす。
あっしは 自身を、情に欠けるとも 冷酷だとも 無欲だとも 気力がないとも 情けないとも 恥ずかしいとも 思いやせんでやした。
おじょうさんがあっしの住む鉢を選んだことにも、別に 運命も感じやせんでやした。
おじょうさんに選ばれて嬉しいとも 思いやせんでやした。
あっしは おじょうさんを喜ばそうという気で 土を有機的に変化させていたわけでもありやせん。
あっしは、ミミズとして当たり前の生をいとなんでいただけでやす。
あっしの鉢全体が カサカサのパラパラになった時、その時に あっしのミミズ人生は終わるのだと 最初から悟ってやした。
それを 引き延ばしたいとも 自らの意思で早く終えてしまいたいとも 思いやせんでやした。
あっしは ミミズ以外の何モノでもなかったのでやすから------

あっしの周りの土が カサカサのパラパラのポロポロになってきた時。
あっしは、あっしのしっとりとした身体が 細く しおしおになってゆくのを感じやした。
意識がもうろうとしてきやした。

こうして、あっしがミミズだったころの生は 終わりやした。

みみず8.jpg
 
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hatumi30331

またまた・・シュールな前世を・・・・
ミミズですか・・・・・。
地上の上を感じていながら、自分はミミズ・・・
淡々とした所がいいですね。
孤独が伝わりますね。地上も地下も・・・。
by hatumi30331 (2011-01-24 09:23) 

rtfk

淡々とした生もいいものです^^)
by rtfk (2011-01-24 10:17) 

ぼんぼちぼちぼち

hatumi30331 さん
rtfk さん

淡々と ただ淡々と生きる人生を描いてみやした。

我々の多くは、ミミズというものの背負うドラマツルギーに
陰ながら応援する とか 縁の下の力持ちとか
見た目は地味で汚いれれど心は強く美しいとか
そういったイメージを抱いていると思いやす。

その上、若いおじょうさんの部屋の窓辺に置かれた ゼラニウムの鉢にひっそりと暮らすミミズとなると
余計に そういうミミズであるのだろうな と
多くのかたが予測されると思いやす。

だから あえて、状況設定はいかにもありがちなものにし
読者のみなさんを裏切る展開にしてみやした。

何故なら----
ひねくれ者のあっしは 当たり前のことは描きたくないからでやすよ~ん(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-24 11:14) 

イヴママ

私が庭仕事を夫に頼むのは、ミミズが出るからなんですー。
なんだろう・・・?
横縞な体の模様と目、鼻、口の判別がつかない顔。
これが嫌悪感を生むのです~。
同じ長いものでも、蛇やうなぎは好きなのに・・・。

by イヴママ (2011-01-24 11:33) 

galapagos

都会的な感覚とセンスを感じました。
小さいころ釣り餌としてゴカイを得る為、川辺の粘土層をスコップで掘ったりしておりましたが、なまなましくも分けの解らない奴らでした。
by galapagos (2011-01-24 11:41) 

つなみ

みみずちゃん、おっきいのは怖いデス。
でも、のづち、ですよね。
淡々とした生き様に、
本来の生命にあり方を見たように思いマス。
すきだなあ、この作品^v^
by つなみ (2011-01-24 12:47) 

あさこ

ミミズからの目線以外にも、
もっと高いところからの、もうひとつの目線を感じますね。

by あさこ (2011-01-24 12:57) 

Ganchan

ご訪問、nice! ありがとうございました。
by Ganchan (2011-01-24 14:29) 

ミケシマ

なんとー!
心にガツンとくるお話ですね。
by ミケシマ (2011-01-24 16:18) 

きょん

まさしく淡々と生きて淡々と死んでいく…ひっそりとしてるようで強い?潔い?ミミズの意思を感じました。
かわいそうとかそんな感情を超えたような世界ですね。


by きょん (2011-01-24 18:18) 

むらさき

うらやましいです。
こんなミミズのように生きられたらすべてから
解き放たれてほんとに自由になれたと言うことだと思います。
by むらさき (2011-01-24 18:58) 

ナツパパ

ミミズは養殖ができないんですってね。
一つの囲いに入れておいいてもいつの間にか脱走してしまうのだとか。
束縛が嫌いなんでしょうか、束縛されては生きていけないんでしょうか。
彼らは真の自由を目指しているのだろうか。
...いや、そういう感じ方も人間の目線ですね。
by ナツパパ (2011-01-24 19:40) 

土芽

ベランダのプランターにどこから来たのかミミズがいて
驚いたことを思い出しました。
鉢の中の一生、それもありなのか考えちゃいます。
by 土芽 (2011-01-24 19:55) 

オレンジポピー

こんにちは(^^) 
可哀そうなミミズさんなんだけど、
思わず、クスッと笑ってしまいました(^v^)
続編があるのかな?
楽しみにしていま~す♪
by オレンジポピー (2011-01-24 19:55) 

そらへい

私の前世は何だったのだろうかと考えてしまいました。
そういえば、東京暮らしの頃、休みの日だと
一日誰とも口を聞かないことがありましたね。
ベランダに出した鉢植えを冬の間しまい忘れて
枯らしてしまったことがありました。
そのお嬢さんは私だったかもしれませんね。
by そらへい (2011-01-24 20:49) 

ぽて

淡々と進んで行く物語が美しいですね^^
ミミズの最後もお嬢さんの消息も、切ないのですが、
なぜかその切なさが心地よくもあります。
人間同士でも近くにいても何の接点もない、そんなものかもしれません。
by ぽて (2011-01-24 22:27) 

リンさん

最初はミミズさんが、愛らしくて面白いな~と思って読んでました。
だけど可哀想な結末でしたね。
このミミズさんは、鉢植えの中で一生を終えたのですね。
でもミミズだから、感情がない。
ちょっとリアルでシュールな、すごくいいお話でした。
次はどんな前世なのでしょう。
楽しみです^^
by リンさん (2011-01-24 22:35) 

matcha

>ひねくれ者のあっしは 当たり前のことは描きたくないからでやすよ
って、言われますけど・・。
ミミズからしてみれば、ミミズですから。
ぽんぽちさんから、おとぎ話が出るなんて最初から思っていない私です。
僕の前世は、キリギリスかな。タキシードに蝶ネクタイで、おじょうさんにご挨拶するところです。
僕の場合は、大抵期待を裏切られますけどね。
おじょうさんかと思ったら、40半ばの方だったりします。
by matcha (2011-01-24 23:05) 

tochimochi

悟りきった境地の前世といいながら、底に流れる生への執着がまざまざと感じられます。
現世ではさらに迷い迷っているのか、と感じてしまいました。
by tochimochi (2011-01-24 23:26) 

Gamaoyabeeeen

私も前世の住まいは土中でした。
by Gamaoyabeeeen (2011-01-25 00:13) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

沢山の感想・ミミズ情報ありがとーでやす\(◎o◎)/
みなさんがどう感じてくださるのか ドキドキだったので
とても興味深くコメント読ませていただきやした。

イヴママさん 蛇は平気なのでやすか。
それは少数派かもでやすね。
あっしは、爬虫類好きなので好きでやす。

あさこさん tochimochi さん 
するどいコメントに ちと驚きやした。
あっしが自己満足で書いたものを この位置まで深く理解してくださるかたがおられるとは 
嬉し涙ちょちょぎれでやす。

そらへいさん そうでやすなぁ。 そのおじょうさんは 西荻時代のそらへいさんだったかもでやすね。
そういえば、物豆奇の隣は花屋さんでやすね。

リンさんさん こういう状況設定の話は、リンさんさんも創られるかも知れないな と思いやした。
でも、リンさんさんなら 心温まる物語としてまとめられるだろうな と思いながら自分の筆を進めてやした。

オレンジポピー さん ミミズ時代の話はこれで終わりでやすが
来月は、「あっしがボウフラだったころ」をお送りしやすでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-25 00:29) 

沙羅朋

淡々として楽しめました・・・(*^ー^*)
江戸の下町情緒を感じさせられる
時代小説が好きですがその文体に引き込まれました♪
by 沙羅朋 (2011-01-25 08:56) 

cafelamama

ぼんぼちさんのシュールレアリズム短編、面白く読ませていただきました。

by cafelamama (2011-01-25 09:50) 

ぼんぼちぼちぼち

沙羅朋 さん
cafelamama さん

好きな文体ってありやすよね。
あっし自身は 翻訳ものが どうも文体が好きになれないのが多くて
途中で挫折してしまいやす。

文体は、絵画でいうとマチエールでやすね。
ツルッと描くかボコボコ絵の具を盛り上げるかテンテンテンと筆をおくか・・・

同じ意味でも使う言葉によってマチエールが大きく変わってくるので
その辺り あっしなりにではありやすが ちいと考えてやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-25 11:55) 

rari

[水槽]∇〃)ああ~やっぱいいな~ミミズ~
これぞ生きるコト ってカンジがする~
ボウフラ編も楽しみっす^^
by rari (2011-01-25 19:16) 

standard55

乾いた土の上でのたうち回る人生は今の世の中にも通じる気がしますね◎
早く潤いを感じる世の中になるといいのですが・・・
by standard55 (2011-01-26 00:17) 

よいこ

主人公の設定が、ダレも気に留めてくれない虫けら同然のミミズと言うのがいいですね。
誰にも存在を気づかれる事なく 息絶えて土に戻る話は切ないですが、実は日常の光景だったりもします。
by よいこ (2011-01-26 01:04) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

感想 ありがとーでやす\(◎o◎)/
なるほど~と思いながら コメント読ませていただきやした。

rari さん こういう生き方お好きでやすか。
rari さんは そう思われるだろーなーと予測していたので
当たってちと嬉しいあっしでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-26 11:29) 

風船かずら

とても興味深く読ませていただきました。どう表現していいか、いろんなことを感じました。前世がミミズだったあっし、ミミズをミミズとして生きたあっしの現世、とても待たれます。
by 風船かずら (2011-01-26 14:38) 

ひろん

すべてのミミズが、ミミズらしく淡々と生きていてくれたら、と願います。
というのも、花壇を掘っている時に、間違って何度もミミズを切ってしまったからです。
気をつけても、気をつけても、イショクゴテにあたってしまう...
ごめんなさい、ミミズさん。
by ひろん (2011-01-26 20:01) 

楓〇

あるがままを受け入れる。
深いです。
by 楓〇 (2011-01-26 21:16) 

水無月

昼休み中に読んでいたら時間切れ。
今また続きを読ませていただきました。
不思議な世界に引き込まれましたよ。
by 水無月 (2011-01-26 21:31) 

ぼんぼちぼちぼち

みなさん

あっしが自己満足で書いたものをお読みくださり痛みいりやす・ぺこりっ。
あるがままを受け入れる・・・現世のあっしには難しいでやす・苦笑
ミミズさんをざっくりやっちゃうことありやすね。
辛い一瞬でやすね・・・涙
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-26 23:23) 

プジョー

引き込まれて読ませて頂きました。
土砂降りの後の晴天、道路で干からびているミミズを思い出しました。
by プジョー (2011-01-27 00:23) 

TOQ

都会でミミズは暮らしにくいですよね。アスファルトの上を這ってるのを見守っていると、必ず誰かに踏んづけられて丸まっていきます。地上に出ない方がいいんですけどねぇ。niceありがとうございました。
by TOQ (2011-01-27 00:34) 

ぼんぼちぼちぼち

プジョー さん
TOQ さん

そう、よくアスファルトに干からびてやすね。
あれ、何で出てくるんでやしょうか?
土中の酸素が少なくなるから?
まぁ、何か科学的な理由があんでやしょうなぁ。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-27 11:46) 

marie

泣いていいでやんすか?
by marie (2011-01-27 18:48) 

ぼんぼちぼちぼち

marie さん

へい、泣いてくださいでやすっっっ(◎o◎)
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-27 22:46) 

recchu

ミミズならばその生をそれなりにむしろそれらしく生きた
だって何か期待もせず、鉢から這いだしてアスファルトやおじょうさんの部屋の窓辺へ這い出ることもしなかったんですから。
このミミズさんにかんしては。
でも、ミミズをどうしたって人間にたとえて捉えてしまうわけで
ぼんぼちさんがそうひっかけているからであり(たぶん^^;)
そうしたら
自分をミミズのような人間だと思いながら生き
同じように孤独でゼラニウムの鉢の下に居ると知ってか知らずしてかミミズと生活を共にしたおじょうさん
その二人の出会いと別れは、
運命とか必然とかそういったことばで”エンガチョ”なるものなんでせうか。。
これはミミズさんの話なのかもしれませんが
自信の価値や生き甲斐を見失ったひとの前で
同じように孤独なわたしたちが 共に光を求めて生きる術はないんでせうかね
レオンって映画ありましたっけ。
なんか、全然違うかもしれませんが、思い出しました。
ご無沙汰しててすみません。


by recchu (2011-01-28 10:04) 

ぼんぼちぼちぼち

recchu さん

そう、これは寓話として書いているので、
生物学的なミミスではなく 人間の生のありよう・・・
これから月一でお送りする 様々なモノの様々な人生は
全て 人間の「こんな生も」という投影でやす。

まぁ、お互い プログは仕事じゃないので
時間に余裕のあるときに その範囲内で楽しめれば・・・
と思いやす。
あっしも今回、沢山のコメントいただいたのでやすが
「みなさん」と まとめお返事にさせていただいたりしやしたし・ぺこりっ。




by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-28 11:02) 

お針子姫

最初はミミズさんなのにこんなに外の状況をわかっているの、すごいって思っちゃいました。でも、もしかしたらわかっているのかもしれませんね。ゼラニウムさんもお嬢さんやミミズさんのことをよく見ていたのかしら・・・。人間が思っているよりいろんなことを知っていそうな気がします。

お嬢さんがどうして鉢を置いていったのか気になっちゃいましたけど、気になってもよいですか・・・?

仏教の世界のようなイメージを感じてしまいました。輪廻転生ってこんななのかな?次のお話も楽しみにしています。
by お針子姫 (2011-01-29 17:59) 

ぼんぼちぼちぼち

お針子姫さん

あぁ!ゼラニウムからの視点でやすね(◎o◎)b
なるほど、いつか このゼラニウムを主人公とした話も書いてみようかな と
今 思いやした。
新たなヒントをありがとでやす・ぺこりっ。

おじょうさんが鉢を置いていった理由 気になってくださってよいでやすっ(◎o◎)
読んでくださったかたそれぞれが 色んなところを色んな風に感じてくださったら嬉しい限りでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-29 19:59) 

b.b.mk2

> ミミズ以上のモノでもなければ ミミズ以下のモノでもない

この悟りきった強さに
ほんのりと悲哀を感じますね
う~ん

僕の前世は多分、ラジオペンチだったような気が・・・
by b.b.mk2 (2011-01-31 01:18) 

ぼんぼちぼちぼち

b.b.mk2 さん

その一行は この小説中 最も力点を置いたところなので
そう感じてくださって嬉しいでやす\(◎o◎)/

ラジオペンチでやすか。
理由も ちと知ってみたいあっしでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-01-31 11:37) 

九子

ぼんぼちぼちぼちさん、こんばんわ。
私、このお話一番くらいに好きです。
ミミズさんの口調がいつもコメントに書かれるぼんぼちさんの口調と同じでしょ、木枯し紋次郎を思わせる渡世人口調で・・。
何より、難解ではなくてわかりやすいです。( ^-^)

唐突ですが、なぜか佐野洋子さんの「百万回生きた猫」の話を思い出しました。(あらすじしか知らないのに・・。(^^;;)
あっしがミミズだったころの生は終わった・・っていう最後のセリフから単純に連想したのかもしれないし、なにかもっと深いものが読み取れるからそう思ったのかもしれません。

本当に凄い人ですね、ぼんぼちさんは!短歌だけでも凄いのに・・!
by 九子 (2011-02-01 23:02) 

ぼんぼちぼちぼち

九子さん

お誉めの言葉 ありがとでやす・ぺこりっ。
あっしが 自分が楽しいから書いてるものに
そんなふうに思ってくださるなんて 嬉し涙に溺れちまいやす(ToT)

なるほど、「百万回生きた猫」を思い出されたの 解る気がしやす。
虚しい猫生 残酷な猫生をいっぱて送ってきて 
最後に ぽっ!と 灯りが灯るように白猫に出逢うんでやすよね。

次回のあっしの前世シリーズ小説は「あっしがボウフラだったころ」を
2月17日に公開しやすでやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-02 10:29) 

hirosan

今晩は皆さんのように鋭い観察ガンはありませんが、私もミミズのような人生を全うしたいです。
by hirosan (2011-02-02 20:01) 

ぼんぼちぼちぼち

hirosan さん

そうでやすか! 昔は、こういう生き方 考え方をした人が多かったようでやすが
現代は少なくなったように思いやす。
全うしてくださいでやすっ\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-02 21:24) 

サイトー

始めまして。
リンさんのブログから飛んできました。
ミミズが人生のことを考えながら一生を淡々とつづるという意味で、夏目漱石の『我輩は猫である』を想起しました。
死んで終わる部分もシンクロしてますね。
とても素晴らしい作品だと思います!

ぼくのブログの話ですが、ぼくのブログで様々な方の作品を積極的に紹介しております。
ぼんぼちぼちぼち さんのような有名な方にお願いするのは腰が引けてしまう部分がございますが、できればこの作品をぼくのブログで紹介(と転記)させてください。
より多くの人に、この作品を広められたらと考えています。
突然のお願いで恐縮ですが、前向きにご検討いただければ幸いに思います。
よろしくお願いいたします。
by サイトー (2011-02-05 11:19) 

ぼんぼちぼちぼち

サイトーさん

無手勝流の自己満足に愉しんでいる拙い日曜文士であるあっしの作品を そんなふうに捉えていただけるなんて
恐縮の限りでやす。 痛みいりやす・ぺこりっ。
是非とも サイトーさんのブログにて紹介していただけたら 幸いでやす。
あっし自身、様々な 一人でも多くのかたに読んでいただけることを望んでおる次第でやす。
自己満足とはいえ、読んでくださるかたあっての作品でやす。
作中のミミズも うかばれるというものでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-05 20:17) 

サイトー

ぼんぼちぼちさん
突然の申し出にもかかわらず、快く承諾いただきありがとうございます!
早速、作品をUPいたしました。
http://takeaction.blog.so-net.ne.jp/2011-02-06

紹介文等に不都合がございましたらなんなりと申し出てください。
修正いたします。

今後ともよろしくお願いします!
by サイトー (2011-02-06 05:49) 

ぼんぼちぼちぼち

サイトーさん

今、貴ブログ拝見いたしやした。
とても素敵に紹介していただけて嬉しい限りでやす・ぺこりっ。

2月17日には「あっしがボウフラだったころ」を公開しやす。
様々な「生」を あっしなりに見つめてゆけたら・・・
と 考えておりやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-06 21:06) 

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